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俺、高校中退フリーター  作者: 八鈴 京
5/22

過去。現在に至るまで 4

次まで行くよ!

父から再婚の話を聞かされてから1週間後……


相手は前情報通り、どこからどう見ても、親父より二回り以上若い女性で、小さな女の子を2人引き連れていた。


それでもって予想の3倍以上綺麗な女性(ひと)だった。


(こんな若くて綺麗な人が、何でこんな冴えない中年親父と!?)


と当時ですら疑問に思った程だ。


どこからどう見ても綺麗だと言える整った容姿。


身長は160cm前後。


見るからに細身で体重はどう見繕っても50kgは超えていないだろうことが分かる。


スタイルはかなりグラマーな部類で……


女性の胸のサイズに詳しくはないが、Dカップ以上であることは(当時の女性担任が『自分はDカップだ』と豪語しており、それより大きかった為)予想できた。


それなのに不思議と楚々とした気品のある色香を放っている。


どことなく儚気に見えるが、何か芯のようなものを感じる。


彼女が全身に帯びる柔らかく優しい雰囲気が伝わり、それに包まれたような感覚を味わったのは、今でも覚えている。


そして、その印象は今も変わっていない。


父の再婚相手である女性は、


『こんにちは。路陽くん。小日向 翡翠です。突然で驚かせてしまったかもしれないけど、これから宜しくお願いします』


しゃがんでこちらの目線の高さに目を合わせ、印象通りの柔らかな声と口調で丁寧に告げた。


『ご丁寧にどうも有難う御座います。紫藤 尚啓(なおあき)の息子の路陽です。今後とも父共々宜しくお願いします』


たかが、10歳の子供相手に丁寧な対応をしてくれたことに、俺は敬意を覚えた。


故に俺もまた丁寧な返礼する。


たった、一度のやり取り。


だが、それだけでこの人なら父を任せても大丈夫だと思った。


『尚さんから、お話は伺ってましたけど……本当にしっかりしてますね』


どうやら、父は尚さんと呼ばれているらしい。


彼女は驚きを隠せないといった表情で、まじまじと見つめてくる。


『自慢の息子です。ただ、年相応の可愛げがないのが少々困りものです……』


(その可愛げのないのを育てたのは誰かな?)


言いたい事はあるが、折角の顔合わせだ。


ここは黙っとくことにした。

あと数分で出社しないとやべえ

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