分かれ道
掲載日:2016/06/16
じゃあな。
おう、じゃあな。
そんな軽い挨拶を、毎日
あの分かれ道で交わしていた。
あの頃は。
心を許せる友達が、すぐ側にいた。
面白い先生たちが、学校に待っていた。
家に帰ると、「おかえり」という声が聞こえた。
今は。
友達はみんな知らない人たち。
先生の中にはなんだか怖そうな人も...。
家に帰って最初に電気をつけるのは自分。
でも、分かれ道は今も続いてる。
あの分かれ道ではないけれど
その先を目指して
自分の意思で選んで
止まる暇もなくひた走る。
その先にあの景色が
夢に見た景色が
広がっていると信じて。




