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心の距離  作者: 胡夜モカ
3/5

■告白計画実行①【桃花】

そして計画が実行される日曜日。

私たちはさくらの家で映画を見てる。

メンバーは私、さくら、優美、凪それからあと5人くらい。

映画はホラーで時期がちょっとズレているけど、そんなことは気にしない。カーテンを閉めて部屋を真っ暗にし、みんな静かにテレビのほうへ視線を向けている。聞こえるのはお菓子を食べる時の音だけ。

画面の中には、下半身のない女のシルエットが浮かんでいる。ゆっくりと顔を上げて、こちらを見る。

それに気づいた女の子が悲鳴をあげて逃げていく。

でも追いつかれてしまい、下半身と上半身を切り離されてしまった。

思わず自分のおなかのへんを触ってみた。

(…くっついてるよね。)


映画は続編もあってそれを見る前に一回休憩をいれた。私は優美に小さな声で話し掛けた。

「どう?」

「どうって…なにが?」

「凪のこと。怖かったら飛びついちゃえば?」

「無理無理!!できない!それに…。」

優美は気まずそうに私と凪を交互に見た。

「やっぱなんでもないや。」「そっか。まぁ焦らずゆっくりだよね。」

さくらが続編のDVDをデッキに入れはじめた。

「そろそろ続きみよっか!」

またカーテンを閉めてホラー映画を見はじめた。




見終わった頃にはもう、空はオレンジ色になっていた。時計の針は午後5時。

「ねぇ、海行かない?」

緑河紘樹がそういった。紘樹は海に行くのが好きで、私も一緒によく行く。

ここから海まで自転車で15分くらい。

「いっちゃうか!!」

いつもこんな感じでテキトーに行く場所を決めて、遊びに行っている。

外に出て自転車に乗り、一斉に海のほうへ向かって行った。




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