表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心の距離  作者: 胡夜モカ
2/5

■告白計画【桃花】

あの夏から8ヶ月くらい。私、夜永桃花は中学2年になった。

前と変わった事はクラスと後輩が出来た事くらいかな。

あれからまだ、私は零二の事を諦めることが出来ていない。

私は2組、零二は3組だからもっと遠くなっちゃった。

もう諦めたほうがいいのはわかってる。

でも諦めれない。

新しい恋を見つけようとしても、相手がいない。

「どうしよう…。」

溜息と一緒にポツリと呟く。その時、誰かとぶつかってしまった。

「あっ、ご ゴメン!…って桃花かぁ。」

黒い学ラン。いい匂い。

この匂いは…。

猫村凪。私の友達。

「ゴメン凪!ぼーっとしてて…。」

凪はクラスは同じになった事もないし、小学校も別だけど、他の友達繋がりでよく遊ぶ人。

今年になってすごく背が伸びた。

「いいよ。じゃあね。」

「うん。ありがとう。」そういって凪とわかれた。

次の授業は今度名古屋分散に行く班で計画を立てる。「桃花ー。ここどうする?」

彼女は網田優美。小学校からの友達。優美はさっき私がぶつかった凪の事が好き。

去年から片思い中なの。

「そこはどうしよう?水族館の後だから…。あ、そういえば凪の班も水族館か行くって言ってたよ。」

「えっ!本当?!やったあ!」優美嬉しそう…。

今は自分より優美の恋を応援しよう。

自分の事はそのあとでいいや。優美の嬉しそうにしてる顔を見るといつもそう思う。「良いことあるといいね。」私は優美になにかしてあげようと考えていた。


キーンコーンカーンコーン…


チャイムがなったと同時にみんな立ち上がり給食の準備をしだした。

私は廊下にでて1組に行った。それは西垣さくらに会うため。

さくらとは去年出会って多分1番仲がいい友達。

さくらに相談したいことがある。

優美の恋の事。

「さくらいるー??」

「はいー。あぁ、桃花。どしたの。」

私は優美の事を話した。

「そうだねぇ優美ちゃんの告白手伝わないとね!」

そして私とさくらの告白計画が始まった。

その計画は単純で今度遊ぶ時に告白させるというもの。

ほとんどさくらが考えたけど。

その計画は次の日曜日に決行されることになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ