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高校生になったとたん幼馴染がオレから離れていってしまってメチャクチャ病んだ件について

作者: 猫の集会
掲載日:2026/03/11

 中学最後の日、オレは幼馴染のことりと一緒に登校した。

 

 高校が別々になるので、ほんとに最後の登校だ。

 

 一緒に行こうと提案してきたのは、ことりのほうからだった。

 

 ことりは基本、オレに懐いていてオレの部屋の常連さんなだ。

 

 というか、オレの部屋はわたしの部屋みたいな感覚なんだと思われる。

 

 いっつもいるし、なんならオレよりも先に帰って、オレの部屋でくつろいでいたりもする。

 

 ひどい時は、ゲームしてそのままオレの部屋に泊まることも多々あった。

 

 

 春休みになると、もうずっと一緒に遊んで過ごした。

 

 

 きっとこのまま、ずっと一緒でいつのまにか結婚しちゃうかもよ?ってな感じだった。

 

 …

 

 だったんだけど…

 

 高校の入学式以降…ことりがオレの部屋に来なくなった。

 

 一週間…

 

 二週間…

 

 え…

 

 えっ⁉︎

 

 …

 

 まさか彼氏ができたんじゃ…

 

 いや、ことりの高校は女子校…

 

 ならば、なぜ…

 

 オレがなにか怒らせたのか⁉︎

 

 いつもは、ことりがオレの部屋に来ていたが、今度はオレがことりの家に出向いた。

 

 高校生になったら、オレがことりの部屋に通うパティーンだな?

 

 なら、早く言ってくれよぉー。

 

 どうしたのか、心配するじゃんかーって、インターフォンを鳴らすと、ことりママが登場してきた。

 

 そして…ことりはバイトなのよ。ごめんなさいね。って、申し訳なさそうに謝ってくださった。

 

 …

 

 いえ、こちらこそ突然の訪問ごめんなさいだ。

 

 

 バイトか…

 

 バイトしすぎじゃね⁉︎

 

 休みの日とかないん?

 

 あ、疲れてぐったりなのかもしれないな。

 

 そうだよなぁ。

 

 色々はじめてでクタクタなんだな。

 

 そっと見守ろう。

 

 そう決めて一か月…

 

 二ヶ月…

 

 そして、三ヶ月目に突入。

 

 …

 

 おや?

 

 これは…いったい…?

 

 もうそろ夏休みだ。

 

 うんうん、いいよいいよ。

 

 夏休み一緒に遊ぼうぜよ。

 

 

 たまに元気か?とか、バイト無理すんなよとか連絡は、していた。

 

 だから、安否確認はできていた。

 

 しかし‼︎

 

 遊ぶ約束は、まったくしていなかった。

 

 中学卒業後の春休み以来、初の遊びのお約束だ。

 

 

 ドキドキ ドキドキ

 

 遊んでくれる…かな?

 

 ドキドキ ドキドキ

 

 えいっ‼︎と、文字送信をいたしました。

 

 すると…

 

 …

 

 しーん…

 

 あ、バイトなのね?

 

 そうだよね。

 

 オレもバイトはじめたからわかるよ。

 

 バイト中は、携帯見れなかったりするよねー。

 

 

 …でもさ、もう十時なんよ?

 

 大丈夫そ?

 

 …

 

 心配になってきた…

 

 携帯を持って部屋をウロウロして、ひらめいた。

 

 とりあえず、安否確認じゃん‼︎って。

 

 カーテンをシャーすると、ことりの部屋にあかりがついていた。

 

 ホッ

 

 

 そしてしばらくして、ことりから連絡がきた。

 

(ごめん、ムリそうかも)

 って…

 

 夏休みって、何日あると思っていらっしゃるのかな?

 

 ムリってのは、遊ぶのがムリなのかな?

 

 それとも…生理的にムリだったり?

 

 それはそれで…おわた。

 

 おつカレーっす‼︎

 

 おっす‼︎

 

 …

 

 もうさ…

 

 もう…

 

 なんなんだよぅ…⁉︎

 

 …嫌われたってやつ?

 

 あぁ、そうなんだ。

 

 それなら仕方ないよね…

 

 あはは…

 

  あはは

  

 あは

 

  あはは…は

  

  …

  

 …

 

 壊れたよ。オレは…

 

 

 そんな感じで、壊れたオレは…ずっと故障中です。

 

 いつか、また普通になるだよね?

 

 大丈夫なんだすよね?

 

 ですますだんだすよね?

 

 ってな感じで、壊れながらも元通りの幼馴染になるのをじっと待ちましたよ。

 

 一年もっ‼︎

 

 でもさ、もう…これは…待つのをやめた方がよきですかも…って気づいたんです。

 

 はい。

 

 てなわけで、時はカチカチと刻んであっという間に、大学生になっていたんです。

 

 そしてオレの心も傷んだんです。

 

 だんだん…傷んだんです。

 だんだんいたんだんだんだだだん‼︎

 

 踊り出す勢いですね。

 

 …

 

 まぁ、踊りませんけどね…。

 

 そんなこんなで、大学生になったオレは…

 

 いつのまにか、二十歳を迎えていらっしゃったのです。

 

 二十歳の集まりって…ありますよね?

 

 振袖とか着てさ…

 

 これって…やっぱりことりは、来ないんですかね?

 

 オレがいるから来ないってなったら…それは辛い…

 

 でも、そんなこと…これっぽっちも聞いておりませんので、オレも参加させていただくこととなりました。

 

 

 久しぶりに会う友達は、やっぱりいつも通りなんです。

 

 久しぶりなくせに、全然昔と変わらずの空気感が伝わってきます。

 

 安心する空気感なんですよね。

 

 で…

 

 ことりは…いる?

 

 

 人が多くてわからないけど、夜の同窓会には、参加するってだれかが言っていた。

 

 そして、夜…

 

 事件が起きたんです。

 

 おはよう事件。

 

 いや、めざめたわけじゃない…はずですが、そんなことは、どうでもよくて…

 

 

 とりあえず、友達とトイレに行ったんですよ。

 

 で…

 

「あ、フウタいったんコレ持っといてー」

 と、とあるものを渡されたんです。

 

 とある場所に。

 

「いや、そこにかよ⁉︎」

「まぁ、右手だしいいっしょ。手あらうからもっててー」

 と、言われたんですが…

 

 

 あ、てかオレはいまさらですがフウタって言います。

 

 よろしくお願いします。

 

 そんなこんなで、みんな集合して…

 

「フウタは、ここ座りなよー」

 って言われたから、座ったんよ…

 

 

 

 

 

「「あ…」」

 

 隣にことりがいた。

 

「ひ、久しぶり…だ…ね」

「う、ぅうん…ひっ久しぶりすぎるっ‼︎ってかさ‼︎てかっ…え…え…えー……ええええええええっ…」

 

 

 …

 

 

「えっ⁉︎」

 

 …

 

「あの…こ、ことり?大丈夫そう?」

 

 フルフル首をふり、泣き出すことり。

 久々の再会で号泣されました…

 

「えっ…ヒックえっ…ヒッ…ぐすっ…うううううぐっ…っ」

 

 …

 

「おい…大丈夫かよ…」

 

 …

 

「「「「「えええ………………ことり大丈夫?」」」」」

 

 皆が心配するなか、ことりは大泣きしてボソッと

「おっ…終わった…」

 

 と呟いた。

 

 そして、ことりのお友達がオレを見て

「あー…終わった」

 って言ったんですよね。

 

 オレが…やらかした⁉︎

 

 

 

「とりあえず、こちらの個室宜しかったらどうぞ?」

 と、気を利かせてくれた店員さんに言われて、ことりを個室に誘導した。

 

「ことり…なんかあったら、呼んで。」

 

 オレがいたら…やだよね。

 

 なので、気を利かせて部屋を出ようとすると、ことりがオレの服をガシッと掴んだ。

 

「どうしてっ…まさか…っこ、こんなことになるなんてっ、ひっく…思わなくって…グスッ」

 

 そっとことりの隣に腰を下ろした。

 

「あのっっ…ずっと我慢してったっのっにっ…グスッ、会えなくてもっ…頑張ってっ、ずっとっ…グスッ」

 

 …

 

 だれに会えなかったんだ?

 

「ことり…?」

 

 …

 

「わっわたしっ…結婚してるなんてっ…思いもしなくてっ…グスッ」

 

 結婚…

 

 だれだろ?

 

 同級生で、だれか結婚してたっけ?

 

 …

 

 ⁉︎

 

 もしかして…先生⁉︎

 

 先生、来るって言ってたな。

 

 そりゃ、先生若くてモテてたけど…でも、あれから何年経ったと思ってんだよ…

 

 先生も、いいとしだし…結婚しててもおかしくないだろうよ。

 

 てか、ことりって…先生のことそんなに好きだったんだな…

 

 知らなかったよ…。

 

「そっか…それは辛いよな」

「うううううぐ…うっうっうっ…こんなことにっ、なるならっ…ずっと一緒にっ、そばにっいればっ…よっ、よかったぁああァあ〜。うぐっグスッ気持ち伝えとけば…よかったっグスッ」

 

 …

 

「うん…」

「そっ…そしたらっ…違ったっ⁉︎」

「それは…わからないけど、言わないよりも後悔は、減った…のかなぁ?わかんないけどさ…」

「いっ、今からじゃっおっ遅いっよねっ?」

「まぁ…結婚してたらねぇ」

 

 …

 

「うぐっ…いっ、いやぁー‼︎いやダァっ‼︎ヤダヤダヤダぁああ‼︎なんでよ‼︎なっ、なんで結婚なんかしたのっ⁉︎ひどっひどいっ‼︎ヤダあ‼︎ヤダヤダ‼︎ヤァあダァっ‼︎」

 

 …

 

「オレに言われても……な。でもさ、おもいを伝えるくらいなら、きいてくれるかもしれないよ?いうだけ、言ってみたら?」

 

 …

 

「いま?っ…」

「まぁ、みんないるから、あとででもいいし…タイミングみて、伝えたら?オレが、なんなら先生呼んできてもいいし」

「先生?なっ、なにそれっ…なんの先生なのっ⁉︎恋愛のせっ、先生?」

 

 …

 

 意味がわからない。

 

 恋愛の神さま的存在なの?先生って…

 

 よくわからんけど、とりあえず呼ぶ?

 

「どう?落ち着いてから呼ぶ?」

「その先生って…グスッなにしてくれるのっ?」

「さぁ…わかんないけど、おもい伝えるくらいなら、聞いてくれるんじゃないかな…」

「えっ?それならっグスッ、いらないよっ…いらないでしょっ…グスッフウタの裏切り者‼︎バカっ‼︎」

 

 …

 

「えっ…オレ?」

「かっ、勝手に結婚なんかっしてっグスッ」

 

 …

 

「オレは、してないよ。てか、オレ関係ないし…」

「えっ⁉︎えっ⁉︎うそっ…じゃあ、こ、婚約なのっ⁉︎でも、どっちみち、けっ結婚じゃん」

「だれが?」

「フッフウタだよグスッ…ゆっ指輪っそれっ…」

「え?あー、てか、これ右手な。で、この指輪そういちのだわ。うっかりつけっぱだったわ」

「えっ⁉︎なにそれ…じゃあ…フウタって…結婚……」

「してないよ?」

「それって…えっ…」

「…え、もしかしてオレが結婚してると思って泣いてた…り?」

「う、うん…」

「なんでだよ…ことりは、オレのこと嫌いだろ?」

「そんなわけない‼︎大好きだから、離れたの。少し離れて…それから結婚したらずっと一緒にいられるから…少しの間、離れれば…大丈夫って思って…幼い頃からずっと一緒だと、結婚する確率下がるって聞いたから…だから、我慢して…めっちゃ我慢して離れたのにっ…なのに…」

 

 …

 

「それって…もうさ、ほぼプロポーズじゃね⁉︎」

「えっ⁉︎あ…その…えと…」

「結婚しよう。ことり」

「ふえっ⁉︎いっ、いま…なんて…」

「ことりさん、あなたを一生幸せにします‼︎結婚してくださいっ‼︎」

「は、はい!」

 

 ことりが泣き止んだので、手を繋いでみんなの元へ戻り、堂々と婚約宣言いたしました‼︎

 

 拍手喝采で、皆から大祝福をしていただきました‼︎

 

 おめでとうの嵐です‼︎

 

 みんなは、学生の頃から両思いだったよねって、微笑んだ。

 

 え…そうなんだ⁇

 

 知らなかったのは、まさかの本人たちだけだったみたいです。

 

 

 空白の時間を埋めるかのように、オレたちは、その日から毎日ずっと一緒に過ごしております。

 

 なんなら、寝てる時すら手を繋いで寝ている。

 

 もう、絶対に離れたくない。

 

 そう、双方の全身が言っております。

 

 

「ことり、大好きだよ」

「フウタ〜♡」

 

 ギュ〜♡

 

 もうさ、ずっとずっとくっついていようね♡って、からだがいっていて、離れられせん♡

 

 

 今まで、手には携帯だったけど…今は、ことりとオレの指が絡み合って、幸せだ。

 

 

 

 

 おしまい♡

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