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Venus And The SAKURA  作者: モカ☆まった~り
サイゲの森編
49/165

弱肉強食?

 いよいよ、ドワーフ王国へ向けて出発である。


「この者を供に連れて行って行ってください。」

 と出てきたのは、長兄のダダンである。


「よろしいのですか、最強の戦士なのでしょう?」

「サイゲの森に入って出ることが出来る人族はおりません。が、用心に越したことはないですぞ!それに、ダダンも暇を持て余しておりますので。」


「このダダン、主殿をお守り致しますぞ!」

「もしかして、これからずっと?」

「さようでございます!」

「お、おう。」


「でも、もしサイゲの森が危ないという時には、必ず一番に戻るように!そして、いつでも連絡が出来るように通信手段も作って置くように!」

「それには、及びません。」と頭の中に直接話しかけてくる。思念伝達だ!

「我々の思念伝達の範囲は非常に広いですから、どんなに遠方でも通じます。」

「そ、そうか。」やはりドラゴン、優秀だな!


「こちらも持って行って下さい。何かと入用と思いますので。」

 と差し出されえたのは、金貨1000枚。20億ですよ!

「我々には、あまり使い道がありませんので。」

「そ、そうですか。それでは遠慮なく。」



「それでは、行って参ります!」我々は、ドワーフ王国へ向けて出発をした。




 道中、モンスターが出るかもしれないとラミア族のスピアが注意してきたけど、何も起こらない。何で?と思っているとダダンが「それは我々、ドラゴン族が一緒にいるからです!」と胸を張っている。


「どういう事?」

「それは私が説明するっちゃ、ダーリン!」とラム・・・。

 どうやら、魔族・魔物のルールは弱肉強食。魔族はドラゴン族の魔力を感じ、魔物は本能的に強者には近づかない。という事らしい。


「私たちがいても、近づいてくる魔物って、何も考えてないスライムぐらいだっちゃ!」

 と説明を受けていたら、一匹のスライムが岩に張り付いていた。


「スライムって食べれるの?」

「食べた事はありますが、口の中がベタベタするだけで、美味い物ではないですなぁ。」

「我々に歯向かう魔物はお仕置きだっちゃ!」ラムが軽く拳を出す。

・・・岩もろとも、粉みじんになってしまった。ドラゴン族、スゴ!


「それでさ、何で俺たちは歩いてるの?二人の背に乗って飛んで行けば早いと思うのだけれど。」

「さすがに、この人数を全部乗せることは出来ません。」

「それに、ドラゴンの姿のまま、ドワーフ王国に行くと我々が襲ってきたのではないかと誤解されてしまいます。」


「主殿!見えて来ましたぞ!」とジギルが指さす。


 小さいけれど、見えて来た!


「これが、ドワーフ王国!」


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