表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

それを歌とするなら

作者: 塩濆け幾等

汚い口元で綴った

ひび割れだらけの言葉を

血みどろのフィルムに投げつける

それは唯の独り言


可笑しな足取りで踏んだ

擦り傷だらけの韻を

掠れた筆で塗り潰す

それは何時かの嗤い言


意味も無く書き連ねる墨を

既視感だけで捨て続ける

くしゃくしゃになった雑念は

明日色の風に乗って叫んだ


それを歌とするなら

色も声も全部遮って

透き通った羽だけを拾い上げて

息に吐かせて飛ばすよ


それを歌とするなら

それがいつか叶うと信じて

願ってたって想うだけ いつか

済になって思い出せたなら

また歌いたいけど

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ