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77. 音

 

 私は誰を恨めばいいでしょう。


 私は誰を憎めばいいでしょう。


 私の本当の敵は誰でしょう。


 私はいつも後から気づく。


 私はいつも後悔ばかり。


 私はいつも失ってから気づく、愚か者。


 私は最初から、憎むべき相手を――間違えていたのかもしれない。


 * * *


「流海……涙?」


 柘榴先生の研究室に行った時、そこには驚いた顔の猫先生と柘榴先生が居た。


 私は流海に背負われ、片割れ君は俯き気味。血だらけの私達を見た先生達は正しく顔面蒼白になっていた。


「な、おま、この、ほんとッ!」


 猫先生は震えながら私達の周りで狼狽える。柘榴先生は驚くほどの俊敏性で治療道具を出し、私と流海はそれぞれ手当をされた。研究室奥の仮眠室に一人ずつ連れ込まれて。先生速い。


 私は赤くなっているであろう目元を摩り、柘榴先生の眉は心配そうに下がっている。スティレットで刺した足やナイフで抉られた左肩。諸々の怪我を手当てしてくれた柘榴先生の目には微かに膜が張っていた。


「……ごめんよ涙。本当に、君と流海に無茶ばかりさせて……私は保護者失格だ」


「柘榴先生が保護者失格ならば、この世に真っ当な保護者はいないのではないでしょうか」


 見開かれた柘榴先生の目を見つめる。先生は血のついた手袋で目元を隠し、肩で大きな呼吸をしていた。


 気分が高揚している私は、聞かずにはいられない。


「ねぇ先生、今日は何時に帰りますか? お話があるんです。報告したいことが、あるんです」


「あぁ、あぁ、私もあるんだ、話したいことが。良い報告と……残念な報告を、したいんだ。だから今日は早く帰るよ」


 柘榴先生の目が見える。目元を赤くした先生はゆっくりと瞬きし、私の腕に包帯を巻いてくれた。


 柘榴先生は多分、元より人と接するのが不得手な人だ。初めて出会った頃は私と流海との距離を完全に測りあぐねていた。近すぎる日もあれば遠すぎる日もあって、幼心にこの人は不器用すぎると思った。感じさせなかったけど難しいことばかりだっただろう。


 私達が七歳だった時、先生達はまだ二十歳だった。その年でヤマイ持ちの小学生を引き取るなんてどんな気分だったかなんて想像もできない。自分とは全く血縁関係のない子どもの保護者になって、その子達は自分達の表情に大きく左右されるのだから。


 なんで猫先生と一緒にいるのか、とか。

 どうして私達を引き取ったのか、とか。

 ……引き取って後悔したことはないか、とか。


 聞きたいことは山程ある。どうしてパナケイアで働きだしたのかも聞いてみたいし、何を思ってヤマイの研究をしているのかも知らない。


 私達は、圧倒的にコミュニケーションが足りてない。


 それでも、先生達が私も流海も大事にしてくれてることは知ってますよ。


「柘榴先生」


「なんだい?」


「先生は……」


 そこで言葉が止まる。


 私は嘉音に三人のヤマイの情報を渡した。実働部隊(ワイルドハント)についても話した。パナケイアにある薬についてだって何度か教えた。


 そんな奴が、どの面下げて先生に踏み込もうとしているのか。


 気づけば私は柘榴先生の白衣を握り、俯いてしまっていた。


「……何でもないです」


 柘榴先生の手が止まる。私は白衣から指を離し、この人との間にある溝を覗いている気分になった。


 ふと頭を撫でられる。驚いて肩が跳ねると、柘榴先生の指は私の頬に滑ってきた。


 見上げれば、眉を八の字に下げた先生がいる。黒い髪は今日も綺麗に結われて、両目の下には濃い隈が住んでいた。


「ねぇ涙。今日は帰ったら、たくさん……話をしよう」


 笑いそうになるのを堪えた顔。私のヤマイを思って、私を想って我慢させた顔。


 私は唇を軽く結んで、小さく頷く事しか出来なかった。


 そのあと柘榴先生と何か話すことは無く、手当を終える。


 先生は仕方がなさそうに私の前髪を撫でてくれた。


 ……くすぐったいですよ、先生。


 言えないまま流海と入れ替わると、コーヒーメーカーの前に猫先生がいた。片手で頬のマッサージをして、もう片手にはマグが持たれている。


「涙、平気……ではないか」


「大丈夫ですよ。問題ありません」


「いや、問題しかないだろ」


 溜息をついた猫先生は大きな熊みたいだと思う。体躯が良いし一つ一つの挙動は比較的のんびりしてる。でも、いざと言う時の機動力はスポーツ選手並みだ。だから抑制部署の部署長なんてしてるんだろうな。あまり部署内の仲は良くないらしいけど。


 先生の様子を眺めていると珈琲がいるか聞かれた。私は「いります」と答えるだけのつもりだったが、ふと言葉を止めてしまう。


 昼間に飲んだ、甘い甘い紅茶の香りを思い出す。


 あれだけ胃もたれするかもしれないと思ったのに、アテナで走り回ったせいで消化吸収が進んだかな。


 私は胃の上を摩り、猫先生の足元で視線を止めた。


「……甘い、カフェオレがいいです」


 猫先生の動きが止まる。


 私は膝の上で両手の指を交差させ、意味も無いのに爪の甘皮を引っ掻いてしまった。


 柄にもないことを言った自覚はある。膝から下がイジイジする。足の指にちょっとだけ力が入って、肩甲骨の辺りがむず痒い。


 ……面倒なこと言ったなぁ。まだ訂正きくかな。


 考えていると、猫先生の声が酷く優しく聞こえてきた。


「分かった」


 それはちょっと予想外。


 私は思わず顔を上げかけたが、それより早く猫先生に止められてしまった。


「涙、今は俺を見ないでくれよ」


「どうしてですか」


「どうにもな、今は笑うのを堪えるのが難しい」


 勢い余った爪の先が甘皮を削る。


 私は全部の動きを止めて、緩やかに蔓延していく珈琲の香りに目を伏せた。


「……すみません」


「謝るな。それに、もっと要望を言っていい」


「要望……」


「涙は流海のことばかり、流海は涙のことばかり。お前達は自分の事を後回しにするばかりだからな」


 目の前に茶色いカフェオレが差し出される。私は顔を上げないようにしながらマグを受け取り、猫先生は机に軽く腰掛けていた。柘榴先生に見られたら背中を叩かれて怒られるんだろう。言わないけど。


「俺でも、霧崎でもいい。言いたいことは言っていい」


 猫先生の言葉が落ちてくる。それは柔くじんわり染みてきて、私の体内は甘いカフェオレと共に満たされる気がした。


 猫先生は笑うのが下手糞らしい。そりゃもう、見てるこっちが笑えてしまうレベルで下手なのだと流海が教えてくれた。私は笑った所を見たことないのだが、流海と会った後は顔体操が止まらない姿を見るに相当らしい。


 猫柳ねこやなぎれん先生と、霧崎きりさき柘榴ざくろ先生。


 天上に咲くとされる蓮の花。


 食べれば戻れぬ冥界の柘榴。


 まるで対極な名前なのに、二人はどこか似てて、酷く脆く不器用だから。


 私は甘いカフェオレを嚥下した。


「猫柳」


「……ぁ、きりさ、」


「机に! 座るなと! 言ってるだろ!!」


 流海の手当が終わった後、柘榴先生の平手が猫先生の背中に叩き込まれたのは面白い光景だった。


 * * *


「で、涙。これ何? 涙はあそこで何をしてたの?」


「……うぅん」


 流海と二人で帰宅して、私達はリビングに背中合わせになっていた。ソファに膝を抱えて座り、背中越しにお互いの体温を感じてる。


 私は膝に顎を置いて、繋いだ流海との手を揺らしていた。


 流海はアテナから持ち帰った二つの薬――理性決壊薬と緩和薬を見つめているようだ。


 私はたっぷり間を取ってしまう。流海は追求することなく、私が口を開くのを待ち続けてくれた。


 話せば流海は私のことを何と思うだろうか。


 蔑むだろうか、汚いと言うだろうか、嫌うだろうか。もう……手を握ってくれなくなるだろうか。


 嘉音の手を取った時には考えなかったこと。それを今更ながら考え始めて、私は本当に視野が狭かったと自己嫌悪に浸ってしまう。


 取引や薬について流海に話す気は毛頭なかった。この先ずっと黙って、隠して、それこそ墓まで持っていくつもりだったのに。


 今になっては隠せない。なんでもないでは通らない。


 私は唇を噛んで、流海は指の腹で私の手を撫でてくれた。


「……薬だよ」


 一体どれだけ間を取ったか。判断できない私は、重く重く口を開く。


 あの雪の日、嘉音と何を話したのか。


「悪いヤマイになることを条件に、薬やアテナの情報を貰えるように取引したんだ」


 私が何を想って選択したのか。


「流海がいなくなるのは、やっぱり嫌なんだよ」


 嘉音にどんな情報を渡してきたか。


「メディシンの事も、プラセボの事も話した。……皇に桜、伊吹も売った」


 変わりに何を得てきたか。


「今日行ったのは殲滅団(ニケ)の本部、エリュシオン。そこで理性決壊薬と緩和薬を探してた」


 今日、朧と嘉音とどんな会話をしたか。


「朧は綺麗な殲滅団(ニケ)に戻りたくて、私と流海を揃って殺したいとか言ってた。嘉音は私の最期が欲しいとかほざきだした」


 私がずっと、何を考えていたか。


「……流海が苦しくない普通が欲しかったんだ。私は流海の死体を見たくないから。普通に朝起きて、普通に挨拶して、普通にご飯食べて、普通に勉強したり買い物したりして……流海とずっと手を繋いでいられる、明日が欲しかった」


 それと同時に、何を想い始めていたか。


「……色々考えてたら、思った。私、実働部隊(ワイルドハント)がそんなに嫌いではないんだなって言うか……好きなんだろうなっ、て。朝凪達と友達になれたかなぁって思うのに、それはもう叶わないなぁとも思って……滅茶苦茶なことした」


 膝を抱えて顔を埋める。流海は始終黙って話を聞き、私が黙った後も口を開かなかった。


 静かな時間が過ぎる。部屋は徐々に暗くなる。耳が痛くなりそうなほど静かな室内にいつもなら安心するのに、今では頭の先から足の先まで緊張していた。


 流海の指が私の指に絡まって、強く握られたり緩められたりを数回繰り返す。私はその指を握り返していいのか分からなくて、目を閉じ続けていた。


「涙……酷い事、言っていい?」


 耳が音を忘れかけた頃、流海の声がする。驚くほど凪いだ、波紋のない水面を彷彿とさせる声だ。


 酷い事、酷い事、か。


 想像して、想像しきれなくて、私は脱力気味に顔を上げた。


「いいよ」


 流海の手に力が入る。


 何を言われるか色々なことを想像しながら。


 だから驚いたんだ。勢いよく手を引かれた時は。


 咄嗟に息を呑んだ時には既に、私は流海の方を向いていた。


 目が合う前に、お互いの顔を見る前に、流海は私を抱き締める。


 首筋に強く顔を埋めた片割れは、私を腕の中に閉じ込めた。


「僕はね……涙が朝凪さん達より僕を選んでくれたこと――嬉しかったんだよ」


 くぐもる声が耳に届く。私は目を見開いて、顔を隠すように抱きつき続ける流海に視線を向けた。


「僕は、最低なんだ」


 それは、片割れが今まで言ったことの無い話。


「弱くて足手まといで、涙の傍にいたがって、涙が僕から離れるのが怖くて堪らない。涙を無くすのが嫌で、涙が傷つくのも嫌で、涙が僕以外を見るのも邪魔したくなる、酷い奴だ」


 言葉を吐く流海は、一体どんな顔をしているのか。


「涙には僕だけ見ててほしいって思うし、間に入り込む奴は許せなくなる。だから朝凪さん達のことも鬱陶しくて、僕から涙を奪う人達なんだろうなって……嫉妬した」


 私を抱き締める片割れは、一体いつからこれだけの感情を隠していたのか。


「涙は僕の幸せを想ってくれるでしょ。その時僕の隣にいるのが涙以外でも、涙は喜んでくれるんでしょ。でも僕は違うんだ。僕は、涙が僕と一緒に幸せになってくれないと嫌なんだ。他の人と幸せになって欲しくない、他の人を見て欲しくない。僕を置いて行って欲しくない」


 縋る指先は大きくなった。体躯も変わって、声も低くなって、私達は似ても似つかなくなった。


「……なんで、僕らの世界を壊すのって思った。狭くて安全だった僕と涙だけの世界に、危険と一緒に近づいて来る優しい奴らなんて……許せないんだ」


 少しだけ上擦った語尾を聞く。


 私の指先は震えて、二人ぼっちの世界を懐かしんだ。


「だから、涙が実働部隊(ワイルドハント)を裏切ったんだって言った時……僕は、嬉しかったんだ。涙が僕を選んでくれたって。僕は涙の幸せを願えないのに。涙を幸せにしたいって思う癖に、その強さも器量も僕には無いのに。いつ見捨てられたっておかしくないのは僕なのに」


 あぁ、そんなこと言わないで。


 流海の背中に手を回す。濡れていく肩に気づきながら、震える声色を隠そうとする片割れを抱き締めたくて。


「ごめんね涙、僕の為に走らせてごめん。役立たずでごめん。弱くて、縛りたがりで……最低で、ごめんね」


「流海、違う、やめて、嫌だ。そんなこと言うの、嫌だから……謝るなよ」


 誰にも相談しなかったのは私だ。柘榴先生や猫先生を信頼してるくせに、無断に走り出したのは私だ。優しい朝凪達に甘えそうになる自分が許せなくて、勝手に背中を向けたのは誰でもない私なんだ。


「私も最低なんだ、最悪なんだ。それでも譲れなかった。私は、私だけの正しいを選んできた。流海の治療と幸せしか選べなかった」


「僕もだよ。涙と幸せになることしか僕は考えてない。僕にとっての正しいしか欲しくない」


 流海が鼻を啜りながら顔を上げる。私は自然と口角を上げて、目尻を下げて微笑みを浮かべた。


 泪を溜めた流海の目を見る。片割れは私の目尻を親指で撫でて、壊れそうな無表情をくれた。


 笑顔に囲まれてる片割れ君。笑う事を覚えた君は、私の前だけは無表情を貫いてくれる。


 そんな君は私以外といる時、浮かべたくもない笑顔を作るんだろ。


 無理して笑って、笑顔を嫌いになっていくんだろ。


 私が浮かべた笑みだって、君を苦しめているんだろ。


 だったら私は、流海が私以外の前でも笑わなくなればいいなって思う。無理して笑う世界で君に幸せはくるのかなって時折不安になる。


 二人ぼっちの小さな世界でも、流海には笑顔が必要だから。


 だから、だからね、私は叶わない普通を望むんだ。幸せになる為の普通が欲しいんだ。


 普通に、普通に、普通の幸せ。


 笑顔を嫌って、笑みを顔に貼り付けた流海が――


「――涙が、笑わない世界が欲しい」


 目を見開いて流海を見る。


 口角だけ努めて上げて、私の頬を撫でる片割れを凝視して。


 眉を下げた流海は、小さく唇を噛んでいた。


 あぁ……馬鹿だなぁ。


 馬鹿だよ、流海。馬鹿だね、大馬鹿だ、本当に……ほんとうに。


 泪を零して目を伏せた流海は、鼻がぶつかる距離に来てくれた。


 だから私も目を閉じて、頬を流れた雫は無視しよう。


「矛盾だね。涙と幸せになりたいのに、涙が笑わない世界が欲しいなんて」


「みんな矛盾だらけだよ。私は……流海が笑わない世界がいいと思うんだから」


 私達は、不毛な普通を願って泣いた。


 一つずつ、大きな一歩になるだろう薬を握り締めて。


 パナケイアには報告していない。誰にもまだ言っていない。


 これは、最低の先で見つけた希望だから。


「流海、約束破ってアテナに来たの、怒ってるんだからな」


「我慢できないよ。涙のお願いでもさ……涙だけ怪我して、僕は待ってるだけなんて嫌なんだ」


 額を合わせて泪を零す。譲れない想いは、決着のつかない言い合いしか生まないと知っていた。


「言っただろ。お前はこっちに来たら駄目だって」


「僕も言ったよね。僕を置いて行かないでって。僕の知らない傷を増やさないでって」


「そんな体で無理しないで欲しいんだよ」


「立場が逆だったら、涙だって同じこと言うくせに」


「もしもの話はしてない」


「もしもの話を考えてみてってこと。涙は我慢しないと思うのに、僕だけ我慢しろなんて無理な話でしょ」


「……柘榴先生も放って来たんだろ。駄目だと思う」


「言いがかりだな、先生が延期って言ってくれたんだよ。内容は結局教えられてないけど。だから振り切ってアテナに行っちゃった」


「……ばぁか」


「はい、涙の負け」


 言い返せなくなって、微かに流海のまつ毛が揺れたと分かる。


 笑ったんだろうな。昔から、私が言い返せなくなった時点で流海の勝ち。知ってるからこそ、私達は無駄な言い合いの幕を直ぐに閉じた。目を開けないまま、お互いの表情を想像して。


 流海は少しだけ息を吐き、大きな手で二つの薬と私の両手を包み込んだ。


「涙……一緒に、最低になろう」


 開きそうになった瞼を固く閉じる。


「涙の最悪に、僕も一緒に連れてって」


 流海は私の手を包んだまま、優しい声で懇願した。


「僕らは二人で一人だよ」


 それは、穏やかな毒だと知ってる。


 私の正しいと流海の正しいは少しだけ違うのに。


 私の罪は私だけが背負えばいいのに、流海は共に背負う事を望んでる。


「私は……きっと揺れるよ。朝凪達の言葉が私に染みてしまってるから。染みて、染まって、弱くなった」


「いいよ。僕にもたくさん棘が刺さった。これはもう抜けない。だから一人でぐちゃぐちゃ悩むより、涙と一緒に悩みたいな」


「……馬鹿だなぁ、流海は、どこまでも」


「涙も馬鹿だよ。馬鹿で可愛くて、仕方ない」


 あぁ、なんだ……私達は揃って馬鹿なんだな。


 どうしようもなくて、顔を隠したまま笑ってしまう。そうすれば流海も笑っている気がしたから、私は顔を上げられなかった。


 そこで鳴り響いた――着信音。


 私は自分のスマホを見て、発信者に疑問を持った。


「――柘榴先生?」


世界は多数の為にある。


***

次話は火曜日に投稿予定です。

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