144. 泣
空穂涙では語れなかった。
泣いている人への言葉かけとは何が正しいのか。
血だらけの子を見つけたら何と寄り添えばいいのか。
ペストマスクのついた首を抱き締めて、喉が潰れそうなほど叫ぶ涙がいる。
刃が幾重も飛び出した男の体と、首のない女の体に縋って吼える流海がいる。
二人が膝をついたその場所は、彼らを育てた人の血潮で満たされていた。
掠れた叫声が研究室に響き渡る。
言葉にならない怒号が反響する。
駆け付けた朔夜達は呆然とした。
目を血走らせて慟哭する双子が抱いているのは、見間違うことなく、二人の先生なのだから。
噎せ返る血の匂いの中に、微かに残るのは甘いココアの香り。
全身に血を浴びて、服も、足も、腕も、顔も、髪すらも血の海に溺れそうな双子に、嘉音達は動けなかった。
そこに倒れているのは彼ら殲滅団が知っている苛烈な双子ではない。ウォー・ハンマーで多くを砕き、クロスボウで他者を射抜いてきた戦士ではない。
ただ脆く、ただ弱く、ただ儚く。二人の子どもが泣いている。大粒の泪を零して絶叫している。
部屋を満たす激情に気押されて、嘉音達はどうするべきか分からなかった。
「ッ、涙さんッ!!」
「流海君ッ!!」
動けない子どもを置いて、血の海に飛び込んだ子どもがいる。
朝凪いばらは涙を抱き締めた。
汚れることも厭わずに、血の流れる首を抱いた少女を抱え込む。涙の目は真っ赤に染まり、泪で体が焼けそうだ。
竜胆永愛と伊吹朔夜は流海を抱き起こした。
動かない体に縋りつく少年を引き上げ、目を塞いで、誰よりも近くで叫びを聞く。咳いた流海は血を吐いて、体の中心から凍えそうだ。
「あぁ、最高の、機会だった」
そんな、この場面に似つかわしくないほど、余韻に酔いしれた声がする。
反応の遅れた螢達が見たのは、廊下の外から窓に張り付いた左側の邪神。
暇潰しを求める者――デーヴァの顔は大きく上下しながら高笑いを上げ、治った五本の腕で親を失った双子を指さした。
「優しい別れなど退屈だろ。ぬるま湯のような温かさなど暇も潰せんだろ。あぁ愉快、愉快、愉快の快‼ 男は自分の鋼で心臓が張り裂けた! それはいったい誰のせいだ? 女は自分が見逃されていないと分かっていながら告げなかった! それはいったい誰のためだ? あぁこれだから人は面白い、面白おかしく、俺の世界を狂わせてくれる!!」
「――黙れ害獣」
デーヴァが張り付いていた窓硝子が砕け散る。顔や首に青筋を浮かべた金髪によって。
狼牙棒が愚神の顔を壊し、ヌンチャクが胴を叩き割り、テレクが五本の掌を貫いた。
「なに、して、くれたのッ!!」
「化け物が」
飛び出した雲雀と鶯の瞳が燃える。月光の中で青鈍色と深緑色が過激に光り、笑う邪神は地面へ吸い込まれた。
あと数秒、あとコンマ。
その差で皇は神を粉砕できない。
それでも金髪は地面を何度も抉り、砕き、殴り続けるのだ。
「返せよ」
砂が飛んで、芝が散って、皇の犬歯が牙をむく。
月光の中で、赤い瞳は感情を溢れさせた。
「あの人を、返せッ!!」
何度地面を殴っても、どれだけ我武者羅に暴れても。
皇の前にデーヴァは現れない。金髪の彼を止めてくれる男も、金髪の少年を手当てしてくれる女性も、現れない。
「ふっざけんなあ゛ッ!!」
夜空に吠えた皇が顔を覆う。狼牙棒を落とし、膝から崩れ落ちた少年は、地面に向かって咽び泣く。
その姿に引き寄せられるように、鶯は皇の背中に寄り添った。誰よりも高い背を丸めて、折り重なるように目を閉じる。
二人の周りで舞うのは、止まれない雲雀だ。少女はヌンチャクでフェンスを殴り、かと思えば武器を捨てて、覚束ない足取りで泣いている。声を上げて、泣いている。
少女は金髪と緑髪に触れ、鶯は雲雀を抱えて立ち上がった。力の入らない少女を抱いて、抱き締めて、自分の嗚咽は噛み締めて。
螢は聞いている。夜の闇の中、山に木霊する多くの泣き声を。それはきっと籠城している上では愚策であり、止めなければいけないことだ。
しかし、螢は彼らを止められない。止める術など、学んでいない。
「……霧崎さん」
「猫、柳さん」
朝陽と夕陽の体から力が抜ける。螺子が切れたようにしゃがんだ二人は、枯れた声を上げる涙と流海を見た。
朧と嘉音は静かに目を伏せる。武器を持つ二人は、動けない螢と空牙の腕を掴み、夜の番へと戻るのだ。
「ぉぼろ、さん、嘉音さん。ぁの、あの、」
「俺達、なにか、なにかして……やれないんです、か」
「何もない」
狼狽える二人に朧は告げる。決して強い言い方ではなく、落ち着かせるための声色だ。
薙刀を回した嘉音は、灰色の目で朧の言葉を補足した。
「俺達があそこにいても、出来る事なんてないよ。泣いたって、近くにいたって、それはその空気に同調した偽善だ。親切じゃない。正しくない」
「あの場に残っていいのは、朝陽と夕陽だけだ」
螢と空牙は強く唇を噛む。二人は鉤爪と暗器を構え直し、守るための場所へと戻っていった。
道中、何事かと集まり始めたヤマイの大人や、別の実働部隊は引き留めて。今は誰も近づくなと釘を刺して。
ヤマイ達は、灰色の目の子ども達に頷いた。誰かが泣いている。ヤマイが泣いている。それは彼らが今までたくさん聞いてきた声だ。そのような時、部外者が立ち入ってはいけないと、傷を知るヤマイ達は分かっている。
だから彼らは踵を返し、泣き声が止むまで祈るのだ。どうかその傷が、いつか塞がりますように、と。
「ねぇ……小梅さん。これ、嘘?」
小夜は小梅の袖を引く。嘘ではないと分かっているのに、嘘であってほしいと願うから。
桜色は抜け殻のような表情で、首を横に振った。自分の目の前にある光景。ただ唯一のヘルスの体が血の海に投げ出されている。
それは誰のせいだ。
それは、それは……
「わたし、が……私が、」
小梅の声が震えた瞬間、血だらけの双子の手が伸びる。粘り気を帯びた血液を踏んで、自分達を抑えようとしていた友人達の腕を抜けて。
双子の手は小梅の肩を掴み、壁に叩きつけた。
潤んでいた小梅の感情は堪えられる。鳩尾の前で痛いほどに指を組んで、唇を噛み締めて。自分に言えるのは、ただ一言だと分かっていたから。
「涙さん!」
「やめ、流海!」
「お二人とも、ほんとに……ッほんとうに、」
「「あ゛やまるなよッ!!」」
枯れた双子の声が響く。それを合図に部屋の中には静寂が広がり、誰のものかも分からない荒い呼吸が重なった。
小梅の両目から滴が落ちる。目を逸らしている流海は脱力するように跪き、咳き込むたびに血を吐いた。彼の掌にある血液は、既に誰のものかも分からない。
小夜は咄嗟に流海の背に手を当て、少年が自分の胸を掻き抱いていると感じていた。
涙は小梅の肩に顔を埋める。深く深く呼吸して、感情を解くように。小梅は思わず涙に腕を回し、濡れる肩口など気にもならなかった。
「……ぁやまったら、あなたが、謝ったら……私も、流海も、くるしいから。柘榴先生も、悲しいから……正しかった桜が、謝らないで、絶対、ぜったい……ッ」
涙は小梅と一緒に蹲る。唖然とした顔で頬を濡らす小梅は、ゆっくりゆっくり顔を歪めて、弱り切った少女に縋り付いた。
「はぃ、はい、分かりましたわ……」
彼女の返事を聞いて、双子の意識が霞んでいく。全て夢ならばいいのにと願って、全て嘘ならば楽なのにと目を閉じて。
涙と流海は、気絶するように意識を手放した。
* * *
――死んだ人のことを悲しんで、いつまでも泣いているとね、死んだ人が困ってしまうんだって
――なんで?
涙と流海は同じ夢を見る。街から離れた一戸建ての我が家。母が読んでくれた絵本の話。「めでたしめでたし」の本の中で、それだけはちょっと寂しかった思い出話。
――死んだ人はね、水瓶を持ってお空に行くの。その水瓶には、自分の為に泣いてくれる人の泪が溜まっていくそうだよ
――みず、
――がめ
幼い二人には分からなかった。誰かが死ぬこともまだ経験したことがないから。想像しても、寂しければ泣くのは当たり前ではないかと首を傾げてしまう。
琉貴は双子の頭を撫でて、言い聞かせるように笑っていた。
――泣くのは悪いことじゃない。でもね、いつまでもいつまでも泣いてたら、死んだ人の水瓶がどんどん重たくなって、死んだ人を苦しめるんだよ。重たいよ、重たいよ、だからもう泣かないでって
――えぇ……
――だから、いつまでも泣いては駄目。その人の事を思うなら、泣くばかりするんじゃなくて、ちゃんと前に進みなさいって。これはそういうお話だったよ。二人には、まだちょっと難しかったかもしれないけど
涙と流海の頬を、琉貴は愛おしさを込めて撫でた。二人が誰かの死に泪するのはもっと先だろうと思いながら。そうであって欲しいと願いながら。
幼い二人には分からなかった。自分達をくすぐって笑わせる母や、肩車をしてくれる父を毎日見ていたせいで、死というものについて考えることなどなかったのだ。
それでも、今では分かる。分かるようになってしまった。
幼かった二人の背は伸び、琉貴の笑顔が遠くなる。灰色の目を細める彼女の隣には、慈しんだ目をする父がいる。水瓶を持った二人はそのまま消えて、涙も流海も追いかけることなど出来なかった。
ふと、立ち尽くす双子の横を、黒衣と白衣が過ぎていく。水瓶を持って、足音も立てずに。
茶色い髪をヘアバンドで上げた男の背中。
黒い髪を肩口から一つに結った女の背中。
流海の右目から泪が零れる。
涙の左目から泪が流れる。
双子から落ちた滴に同調するように、大人が持った水瓶に波紋が広がった。
そこで涙の目が覚める。
視界に飛び込んできたのは白い天井と、明るくなった外の光り。左側には敷居のカーテン。それらを遮る少女達の顔。
「涙さん!」
目を潤ませたいばらの声で涙の瞳が動く。紫の少女は固く涙の左手を握っており、シーツを握り締めたのは小梅であった。
「……おはようございます」
「……ぉ、はよう、ございます」
涙は自分の喉が枯れていると知る。微かに咳き込みながら上体を起こした彼女は、差し出されたペットボトルを見た。
反射的に受け取れば、自分の手や爪が血だらけであると分かる。乾いた血液は白いシーツに落ちて、ペットボトルを差し出した小夜には着かなかった。
小夜の包帯は、何度も巻き直された皺が残っている。涙は痛む目を何度も瞬きさせ、灰色の少女にお礼を告げた。
「ありがとうございます。いただきます」
「……はぃ」
小夜の声は酷くか細い。ベッドの周りを歩いていた雲雀は小夜の頭を撫で、何度か鼻を啜っていた。涙が見れば、雲雀の目元や鼻の頭は薄い赤に染まっている。
涙は何も言わずにペットボトルの蓋を回した。それに重なるように、隣と隔てていたカーテンから夕陽が顔を覗かせる。
「起きたんだ」
「はい……流海は?」
涙は乾いた両目で問いかける。夕陽は「今、起きたところ」と告げ、カーテンを開けた。
涙は痙攣する頬を無理やり上げる。しかし、笑みは直ぐに落ちていった。
彼女の視線の先には、点滴を打たれた片割れがいる。
肩から力が抜けきって、点滴を見上げている流海。彼の周りには朔夜と永愛、鶯が揃っており、朝陽と夕陽が点滴スタンドに触れた。
それは、見たこともない薬。
透明なのかと錯覚するが、目を凝らせば光りを反射する赤と青の粒子が入った不思議な薬。
流海は点滴の袋を見つめて、灰目の双子は側頭部を寄せ合った。
「これ、霧崎さんが作った薬」
「兆しから考え出したって言う薬」
「試験は出来なかったけど、論理的には間違いないって」
「薬は毒に、毒は薬に。あの人が突き詰めた研究の結晶」
「「――流海のために、作った薬だよ」」
双子の言葉に、涙と流海が息を呑む。
内臓が震えて、喉が締まって、視界が滲む。
呆然とする双子とは違い、部屋には優しい波紋が広がった。
必死に嗚咽を堪える者。
片手で両目を隠した者。
堪えきれずに唇を噛み締めた者。
流海は突如大きく咳き込み、掌の赤は黒さを多く纏っていた。
朝陽と夕陽は、吊るされた点滴パックを指で弾く。
「あの人、知ってたんだよ。自分が見逃されてないって」
「だからあんなに急いで、薬を作ったんだ」
「自分が見つけた兆しと、涙が持って来てくれた沢山の薬や材料を使って」
「寝る時間も、休む時間も削って、ずっとずっと、作ってた」
咳き込む流海の背中を朔夜が擦る。掌に収まらなかった吐瀉物は指の間から零れ、それはタールのように黒かった。かと思えば、どこか白さも混じった不思議な異物。それを流海は血と一緒に吐いている。
朝陽と夕陽はタオルを何枚も流海の周りに落とし、淡々と呟いた。
「最初は苦しいと思う」
「毒素を出すのはしんどいと思う」
「でも、堪えてね」
「量も徐々に減るだろうから」
「点滴は一日一回、一時間」
「異物を吐かなくなったら治療は終わり」
「「霧崎さんが、言ってた――大丈夫、治るよって」」
流海の嘔吐が止まる。赤黒かった両手を黒く染めて、肩で息をする少年。震える口を開けた少年は、叩きつけるように白いタオルを顔に当てた。
くぐもった、泣き声とも叫び声とも取れる声がタオルに吸い込まれる。黒い髪は流海の顔を隠し、朔夜の両目から細く細く滴が落ちる。
永愛は堪らず流海の肩を抱き、朔夜もぐちゃぐちゃになりながら二人に腕を回した。
鶯はベッドに腰掛け、咳き込みながら声を上げる流海の頭を撫でる。
アテナから唯一、生きて帰った一人のヤマイ。
空穂流海。
彼の体を蝕むものが、苦しめるものが治るのだと、確かに彼の先生は言い残したのだ。
流海はタオルを離し、寒くない自分の体を見る。
そのまま、勢いよく永愛の手を握り締めた。朔夜の腕に縋りついた。涙ではない相手に、自分から。
二人の友人は泪が止まらなくなる。流海の力があまりにも強いから。彼から初めて、手を伸ばされたから。
鶯は三人の様子を見ながら、満足そうに微笑んでいる。黒い髪を撫でる手は大きく、流海は弱々しく頭を下げた。
朝陽と夕陽は彼らの様子を見た後、口を真一文字に結んだ涙へ視線を向けた。
少女はいばらと手を固く握り、不安定な呼吸で双子を見つめている。下瞼にはどれだけ流しても枯れない水が溜まっていた。
朝陽は思い出す。自分達の前で忙しなく動き続けた女性の背中を。
夕陽は思い出す。薬が出来上がった時、彼女が見せた安堵の顔を。
灰色の目は、今まで走り続けた少女を見た。
「涙のおかげだって言ってた」
「涙がいたから辿り着けたって、」
「「……頑張ってくれてありがとうって、言ってたよ」」
朝陽と夕陽は、頼まれた言葉を伝えきる。
そうすれば、涙はいばらの胸に顔を埋め、声を押し殺して息を吐いた。
この部屋の中に、もう言葉はない。
走り続けた少女の目標。それが今、目の前で、達成されたと誰もが知った。
罪悪感に濡れていた少年の枷が、重りが、解かれていくのだと目の当たりにした。
あるのは歓喜の嗚咽でいい。打ち震える感情だけでいい。何も言葉にしなくていい。
それだけで、傷だらけの双子は救われたのだから。
朝陽と夕陽は目を伏せて、自分達の胸も詰まる心地を感じている。
――朝陽と夕陽がいてくれて助かったよ、ありがとう
そう言って前髪を撫でてくれた人はもういない。
死なんて何度も見てきたのに。殲滅団の解体を手伝ったことだってあるのに。
どうして今、自分達は泣いてしまうのか。
どうしてこの世界は、こんなにも沢山の泣き方があるのか。
まだまだ知らない灰目の双子は、力強く目を開けた傷だらけの双子を見つめていた。
* * *
一時間の投薬を経て、吐くだけ吐いた流海の体は軽い。背負っていた鉛を全て出したような感覚で、床を踏みしめ立ち上がる。
全身の血を洗い流した双子は、朔夜の言葉を胸に抱いた。
「涙、流海……ペストマスクを外した二人は――」
涙は片割れと共に安置所へ入る。いばら達が見守る中で、いつも通り微笑んで、流海の為に口角を上げて。彼女はいつだって、片割れの為に生きるのだから。
「いくよ、流海」
「やろう、涙」
一つの死体袋を二人は見る。心臓から突き出た刃のせいで、ファスナーが閉められなかったヤマイの袋。何重にも乱れ生えた刃は、輝く花のようにさえ見えてしまう。
その中でも、鋭利で分厚い二本の花弁。
ウォー・ハンマーを持った双子は、台に足をかけ、刃の背を掴み、大事な人の心臓を見下ろす。心臓でできた刃を見る。
冷たく固くなった花の根本。そこは二度と鼓動しないと知っている。
だから双子は、勢いよく刃を叩き折った。根元から、余すことなく、大切に。
抱えた刃は温かさを内包しており、涙と流海は小梅の元へ足を運んだ。
自分達と同い年。今や第一支部の一番上に立ちながら、その気質は変わらない。
第四十四支部で、彼女はずっと道具達と共にあった。
「桜、どうか約束の日までに、」
「僕達だけの武器にして」
小梅に差し出された刃とウォー・ハンマー。桜色の少女はそれらを丁寧に受け取り、光りある目で頷いた。
「必ず、最短時間で、最良の物に」
「頼むよ、ボス」
「お願いね、リーダー」
そうして双子は、小梅に笑う。小梅だけに笑う。お嬢様だった少女は、力強く双子と拳をぶつけていた。
涙と流海に蘇るのは、朔夜が教えた、先生達の最期の表情。胸に刻んだ痛みと事実は、生徒の泪を止めさせた。
――二人は、霧崎さんと猫柳さんは……笑ってたよ
約束、したもんね。
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次話は木曜日に投稿予定です。




