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集え戦士たちよ愛のために集結するのだ。

タイトル全然関係ないです。


8歳の男の子が、大好きな女の子の兄×6と戦ってます。女の子への愛を胸に...!


すみません、ちょっとやけくそです

詳しくは前話を。

おまねきするというめいもくで

よびだしといたとぅちゃんは

このばにすらいないです。


かわりに、6人のおにぃたちは

へんにルキウスさまにからんでは、

円陣くんでひみつかいぎするです。


このひみつかいぎも3回目です。


プリューラが円陣をそとから

見る日がくるとは...


それにしても、ルキウスさまを

ほっぽりっぱなしとは

どういうりょうけんでしょうか。


ルキウスさまにしつれいじゃないですか!


プリューラがルキウスさまの

おやしきにおまねきいただいていた

あいだは、とってもていねいに

されてました!


おやしきについて、

らいきゃくをまたせるばしょで、

いちど足をあらってもらって

ドロをおとします。


そして、

ルキウスさまのおへやまでいどうして

ルキウスさまと食堂にいどうして

のみものをいただきます。


かるくおはなししたあとは

『 今日はなにしたい? 』

ってきいてくださって、

プリューラがしたいことを

ゆうせんしてやらせてくれます。

おべんきょうも、あそびも、

ぜんぶやってくれます。


そして、おやつのじかんに、

ルキウスさまといっしょに

おいしくないおくすりを

のんで、少しやすむために

またおしゃべりをしていると、

とうちゃんが迎えにきてくれて、

それでかえってくるのです。


いまはルキウスさまのおやしきに

とめていただいているので、

ルキウスさまが

おそとにいるときいがいは

ずっといっしょですけどね。


それが、おにぃたちはどうでしょう。


ルキウスさまにいじわるいったり、

ルキウスさまにむりやりこちょこちょ

させようとしたり、

ルキウスさまをほうちで

ひみつかいぎはじめたり...


プリューラ、ちょっとおこったです。


「おにぃたち!いいかげんにするです!」


「〜...」


「プリューラのはなしを聞くです!」


「......!」


「おーにーいー!!!」


「「「「「 ははは 」」」」」


だめです、まったくきいてくれません!

こんなことはじめてです


プリューラはしかたなく、

ルキウスさまのまえにとぼとぼと

もどりました。


「ルキウスさま、ごめんなさい」


「え、どうしたの?急に。」


「おにぃたちが、ルキウスさまをちゃんとおまねきしてなくて...」


「おまねき? ...あ、おもてなしされてないってこと?」


「はいです...。のみものひとつ出てこないです」


「...言われてみれば、確かに...。ぼく、歓迎されてなかったのかな?」


「...」


「そうか」


ルキウスさまは、

さびしそうにわらいました


「でもぼくは、楽しいよ?」


「えっ?」


「ぼくは、プリューラがお嫁さんに欲しいって思ってただけだけど。プリューラと結婚したら、あんなに素敵な兄上たちが、一気に6人もできるだなんて、思ってなかったんだ」


「す、すてきじゃないです!

あんなおにぃたち」


「ふふ。とても素敵だよ。プリューラもニコニコしてたじゃない。」


「それは、こちょこちょされたからです!」


「...ぼくを置いて先に帰っちゃったじゃない...それも走って。」


「うっ...!」


「そのくらい、このお家が好きなんだよね?」


「うぅ...」


「お兄様方のこと、好きなんでしょ?」


「......はい」


「ふふ...。ちょっとヤキモチ。」


「えぇ!?ヤキモチやくばしょなんてないです!!プリューラは、ルキウスさまがいちばんすきです!! おにぃたちとはすきがちがいます!」


「...うん。分かってるよ。」


「よかったです」


「好きの種類が違っても、あれだけベタベタ触られるのはいい気持ちはしないけどねぇ。」


あ、あれ?

ルキウスさまがまっくろです


「それは別として、プリューラとちゃんと結婚したら、ぼくもあの円陣のなかに入れるのかなっ、なんて思うと、本当にワクワクするし。」


あ、ふつうのおかおにもどったです


「プリューラには、おいしいオマケが沢山ついてて、ぼくは本当に嬉しいです。」


「オマケがたくさんですか?」


「うん。そりゃあもう!」


「たとえばなんですか?」


「ききたい?」


「はい!」


「そっか。ふふっ。」


ルキウスさまはそういうと、

にっこりほほえまれて、

ゆっくりとプリューラのみみもとで

ささやきました


「(な、い、しょ。)」


耳にルキウスさまの

はくいきがあたって、

すくぐったいし、

ルキウスさまのないしょ

はなんだかすごくはずかしかったです


「...!!」


プリューラ、おかおまっかですか?

まっかになっちゃったですか!?


あわててルキウスさまからはなれました


「あ、行っちゃうの?」


ってさびしそうなかおするのは

ひきょうです!


「どこにもいかないです。

プリューラは、

ルキウスさまのとなりに

ずっといるです」


って、またルキウスさまのおとなりに

もどりました。


「...うん。ありがとう。」


ってまたにっこりわらってくれました。

ルキウスさまがしあわせそうだと、

プリューラもしあわせです!


「ねぇ、プリューラ?」


「はい?」


じっとルキウスさまが

プリューラをみてくるです。

そしてまた耳元に口をちかづけてくるです


「(はやく、ルキアになってね)」


「...!」


「(大好きだよ)」


って、ルキウスさまも

まっかなおかおなのに、

プリューラをじっとみつめるです。


うう、またプリューラは

むねがいたいです。

ほんとうにしんぞうびょうなのでしょうか。


「おーい!俺らが会議中に、またイチャイチャしてるぜー!」

「わ、本当だ!」

「絵に描いたような愛らしい2人だな...妬ましい」


なんてまた口々にいってます。


「おにぃたちがルキウスさまをほおっておくからです!!」


「はは、すまんすまん。」


「いえ、ぼくがプリューラさんから離れたくないからです。」


って、またルキウスさまから貴族カリスマオーラがキラキラとはつどうしてます。


「ルキウス、ちょっとそのオーラしまおうか?」

「...?」

「...無意識なんだね。気後れしないように頑張るよ はは」


おにぃがたよりなくみえるです。

わがやはプリューラがよめに行っても

大丈夫なのでしょうか。


「さて、ルキウス。」


と、1番上のプリムスにぃが

あらたまっていいました


「はい。プリムス兄様。」


キリッとしたルキウスさまが

おにぃたちをみつめると、

おにぃたちはデレッとします。

なさけないです!

かろうじてプリムスにぃは

たえてます


「おれたちの結論を言う前に、一つだけ聞かせて欲しい。」


「はい。いかなる質問だろうとも、嘘偽りなく正直にお答えいたします。」


「う、うん。そんな堅い話じゃなくて、ちょっと申し訳ないんだけどね...」


「...?」


なんでしょう?

おにぃたちがこうふん?わくわく?

なんかしてます


「コホン。 えーっと...、ルキウスは、いつからプリューラに惚れたの?」


ガクッ。

おにぃ、いまそれひつようですか?


「...は?」


「いや、そのなんだ...ルキウス、きみのプリューラへの本気度を知るのに1番判断材料としてわかりやすいのが、好きになった時期かと...」


おにぃがしどろもどろです。

さては、プリムスにぃは、

ほかのオニィたちに言わされてますね?


「...なるほど。」


ルキウスさまのへんじに、

ごくんとつばをのむおにぃたち。


「一理あるかと。そういうことなら、話させていただきます。」


「「「「「「おぉ...」」」」」」


「少し恥ずかしいのですが」


と、くすっとわらって赤面する

ルキウスさまっていろっぽいです!


あ、おにぃたちのが、てれてます


「ぼくが、プリューラを好きって、ハッキリ意識したのは...。そうですね、プリューラが屋敷にきてくれなくなってからです」


「「「「「あぁ...」」」」」


おにぃたちはガッカリかおです

なぜですか。


「プリューラに本をプレゼントして、喜ばせるつもりが、プリューラが屋敷にきてくれなくて、行かないって使者も断られて...。」


「あー、そんなことあったな」

「しーっ!にぃちゃん、しー!」


「それで、ぼくは嫌われたのかと思ったんです。そしたら、居ても立ってもいられなくて、実はこちらにお邪魔させてもらったことがあるんです」


「えっ!そうなの?」


「はい。その時にはプリューラに拒絶されてしまいまして、恥ずかしながらもう必死でプリューラに話しかけて...。その頃はまだぼくも病気が治ったばかりで体力もなく、走るのも、大きく息をするのも、扉を叩くのもしたこもなくて...。特に潮風をめいっぱい吸い込むと、本当にヒリヒリと辛くて...」


って苦笑いされました。

えと、これプリューラのはなしですか?


「もう、無我夢中でした。ぼくのどこにこれだけの原動力があるのかと。本当に必死でした。そして、プリューラの顔をやっとみられて、プリューラに『 愛おしい 』って気持ちを持ってることを自覚したのです。」


「...なんか...おもったより壮大だ」

「うーん...」

「じゃあ、プリューラに初めてあった時は好きじゃなかったの?」


「なっ!おにぃなんてこときくですか!?

プリューラをきずつけたいですか!!?」


「しっ!お前はだまって!」


と、3番目のおにぃにつかまって

口をふさがれました。


「初めて...あった時は、そうですね...。

ぼくまだ病気でベットから出られない状で...。とにかく丘に行きたくて、目が覚めるたびに侍女に『 治ったから丘に連れて行け! 』って駄々ばかり言ってまして...」


「お?」


「そんなときに、リーウィアが代わりに話相手を連れてきたって言うんです。ぼくを騙そうとしてるのかって、ぼく怒っちゃって...。それで、リーウィアがぼくのために来てくれた少女に一声もかけずに帰らせるなんて酷いことするな、ちゃんと自分で労いの言葉をかけろ、といわれまして...」


「おぉ...?」


「...ね?プリューラ」


「はい。あのときはショックでした」


って、2人で目を合わせて笑いました

そして、ルキウスさまは

そのタイミングで

3番目のおにぃから、

そっとプリューラをひきはなし、

ご自分の方へ

プリューラをひきよせました。


「ぼくったら、布団から顔を出さずに、プリューラを断ったんです。今思うとトンデモナイですよね。あのときはごめんね?」


「えっ、えっ!そこからの復活劇は?」


「は、はい。その、プリューラがお母さまのはなしをして...」


「「「「「「かあちゃんの?」」」」」」


「だめですか?かあさまは星になる旅のはなしをしたです」


「「「「「「...あぁ」」」」」」


「それで...ぼくは母の記憶がなく、彼女の母君の話と、ぼくの病気がつらいことと、いろいろまざり...。

あの、ぼくの髪色、変ですよね?」


ルキウスさまは、急に不安そうになりました


「へん?」

「きれいだよ」

「目立つとは思う」

「たしかに!どこにいてもわかりやすい!」

「かっこいいよね」

「おれのおとうとはかみさま!」


ルキウスさまはびっくりしたかおです


「...そうですか?」


「「「「「うん」」」」」


「...そうですか...。嬉しいです。あまり好意に見られたことがなかったので...。

それで、ぼくはあまり人前に出るのが好きじゃなく、まして歳の近い女の子に、『 変な髪の毛! 』って言われたら嫌だったから、見せたくなくて...」


「「「「「...」」」」」


「それでも、プリューラに傷つけるようなことをいってしまって、申し訳なくて...。なら断わられればいいかと、この、金の髪を見せたのです」


「あー!それで目を合わせて

くれなかったんですね!」


「...うん」


「「「「「「 ? 」」」」」」


「そしたら、プリューラが『 あの丘の! 』って言うからびっくりして!で目がバッチリあったときに、ぼく...なんて言ったらいいんだう...。

あんなに、会いたかったあの時の子が、目の前にいるっていうことに感動して、でも、いや、まさかそんな、こんなことってある?って、思考は止まるし、とまってるわりには、グルグルまわるし、でも目はプリューラに、釘付けで...。うーん...、とにかく衝撃をうけて... 」


「そのあとルキウスさまと

ふたりっきりになったです」


「あぁ、そうだったね」


「ルキウスさまったら、

おねつ、たかいのに

フラフラしながら

プリューラのとこまで

ヨタヨタあるいてきたです」


「うっ...。だって、きみがぼくのそばにきてくれないからっ!」


「だからプリューラが、

ちゃぁんとルキウスさまを

お布団に寝かしたです」


「うん。お布団ぽんぽん、嬉しかったよ」


「かぁさまも、

ねるまえにやってくれたです。

あれ、きもちよいんです」


「きみの母上が...。そっか。うん、すごく気持ちよかった」


「ルキウスさまったら、ベット寝転がって、お熱高いのに、真っ青な顔で、ふーーって息つくです」


「かあちゃんも辛い時よくやってたな」

「...本当に病気だったんだ...」


「それなのにルキウスさまってばおくすりいやがるですよ!?」


「ぷ、プリューラ、その話はやめて!?」


「かあさまは薬すら飲めなかったからな」

「この村に医者なんていないからな」


「...すみません」


「ルキウスを攻めてるわけじゃないよ。プリューラにどれほど不味い薬か聞かされてるし(苦笑)」


「...ありがとうございます。」


「で、初めての印象はよくなかったと?」


「...いえ...」


「よかっと?」


「といいますか...あの...変に思われるかもしれませんが...」


「「「「「 なになに? 」」」」」


「...もう1ヶ月ほど前になりますか...1度プリューラと外で、丘で見かけたことがありまして...」


「「「「「 おぉ...!? 」」」」」


「あんなに遠い場所にいたのに、プリューラさんの姿だけがこうアップというか、目につきまして... 体に稲妻が走ったと言うか、時が止まったような、心に何かが降ってきたといいますか、ぼくの魂が彼女のそばに行ってしまったというか...。その瞬間から、頭の中はプリューラのことしか考えられなくて...。」


「「「「「 ぉぉぉ…!!! 」」」」」


「つまり...ぼく、たぶん、その...」


「「「「「「 (ごくっ!)」」」」」」


「...プリューラさンに、一目惚れ...デス」


あ、ルキウスさま、

ひさしぶりにかみました

ってプリューラがおもっているあいだにおにいたちは怒号をあげました


「「「「「「 うおおおぉー!!!」」」」」」


そして、ルキウスさまをそとにひっぱりだし、プリューラがあわててそとにでたときには、ルキウスさまはおにいたちに胴上げされていたのでした


もう、おまつりさわぎです。

わっしょいわっしょいというこえすらきこえてきそうです。


ルキウスさまが、たのしそうなので、これでいいですかね。いいんでしょう。


リーウィアさんが、ここにいなくて、本当によかったです。まる。


それから、

けっきょくおにぃたちのけつろんは

なんなのでしょうか。って

胴上げされてるルキウスさまと

おにぃたちを

チベットスナギツネのような

ひょうじょうでみながら

「ナニコレ」

っておもったのでした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


イタリアの方は、陽気でお祭りが大好きらしいです。その血ですかね?


ルキウスの独白は、兄たちの心を鷲掴みしたものの、プリューラには何一つ届いてなさそうです。


文中でルキウスが言った

「ルキア」

というのはルキウスの女性名です。


当時女には個人名があまりなく、地名や家名を女性系に、変化させたもので呼ばれていました。

なのでプリューラもプリウスの娘、女、という意味です。

ですので、ルキウスは、プリューラを『 プリウスの娘 』って呼びたくなくて、なかなか名前で呼びません。呼びたくないのです。

そして『 ルキア 』は、『 ルキウスの女 』という意味なので、改名させるつもりなのでしょう。

HUNTER × HUNTERのルキアではありません。


次回、幼児編のラスボス?プリューラパパとの対決です。

対決になるのか謎ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ここまで楽しく読ませていただきました。 また続きを書くようなことがありましたら、ぜひ教えてください。 よろしくお願いします。 とにかく、毎日癒されておりました。 素敵な作品をありがとうござ…
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