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先生に教わる授業は、やっぱり幻となりました。※挿絵有

古代ローマを舞台に5才の女の子プリューラと、8才の男の子ルキウスが頑張ってます。

ルキウスはプリューラが大好きで、結婚したいと思ってます。

ルキウスの屋敷で働く人達は、そんな2人を優しく?見守っています。


今回プリューラsideですが、少し長いです

きょうのパンは、

ほんとうにふわっふわで、

すごくおいしかったです!


1口にパンと言っても

いろいろなしゅるいがあることに

びっくりでした!


バエビウスさんのパン

ほんとうにサイコーです!

と、ひとりでホワホワしていました。


ルキウスさまは、

おしょくじちゅう、

みなさんをプリプリおこって、

むごんでもごもごなさっていました。

たのしくたべたほうが

ごはんはおいしいとおもうので、

ちょっともったいないとおもいます。


そして、ごはんがたべおわったあと、

いちどじぶんのへやにもどってから

せんせいにべんきょうをならう

おへやにいどうしようと

いうことになりました。


ルキウスさまは、ごはんのあと、

プリューラのてをつないで、

わざわざプリューラのおへやまで

おくってくださいました。

ルキウスさまは、

ほんとうにやさしいのです。

あるきながらも

いろいろときづかってくださるのです。

だって、プリューラは

いえでをしてきたので、

なんにも、もってないからです。


先生におべんきょうを

おそわるのにもどうぐが

なにもありません。


なので、ルキウスさまが

ごじぶんのをくださるとのことです。


...きっとまた

こうきゅうひんなのでしょう。

プリューラ、

おかねはらえるでしょうか...


そして、先生におしえてもらえるのは

おうせつまになりました。

ルキウスさまは、ひろいし、

いっせきにちょーとおっしゃいました。

ひとつぶで、にどおいしいってことです。

なにがでしょうか?


それより、

プリューラ、ワクワクしてます!

村長のむすこさんに

おそわったことも、

ルキウスさまに

おしえていただいたことも、

ぜんぶおぼえているでしょうか...

ちょっぴりふあんです。

そして、きょう、せんせいのおはなしが

プリューラにわかるでしょうか...


きゅうにふあんだらけに

なってきました。


どうしよう、どうしようって

おもっていたら、

おへやのドアがトントンされました。


「ぼくだよ。ルキウスだよ。準備できた?」


ルキウスさまだ!

とドアまでてててっと走ります。


「プリューラ、

じゅんびなんにもありません

ので、いつでも

じゅんびおっけーです!」


「うふふ。そうだね。

でも、明日からは準備沢山必要になるから、そのつもりでね。」


「わかりました!

でも、ルキウスさまもてぶらです。」


「うん。手ぶらです。

準備はしても、自分で運ばないでしょ?」


「?」


「それに、手に何か持ってたら、きみと手をつなげないじゃないか。」


と、さもあたりまえのように

いわれます。


「そもそも、朝を過ごす服と、来訪者を迎えるのに、同じ格好じゃダメなんだよ」


なんと。

言われてみれば、たしかに

ルキウスさまはおきがえされてます!


あさごはんのときには、

青く、すっぽりとかぶれる

ワンピースのようなチュニックでした


いまはしろじにこんのふちどりの

チュニックと、トーガをまとわれています!


いったい一日になんかいおきがえ

されるのでしょうか...


「お、おせんたく、たいへんです...」


「うーん、大変だとおもうけど、ぼくが着替えないと、彼女たちのお仕事無くなっちゃうから...」


と、にがわらいされました。


どうも、プリューラのせかいと、

ルキウスさまのせかいは

すこしちがうようです。

ちょっぴり、ルキウスさまのせかいが

みえてきたきがします。

プリューラがうんうんいいながら、

ルキウスさまのせかいかんを

かんがえていましたが、

ルキウスさまはこともなげに

手をのばしてきて、


「さぁ、行こう」


と、えがおでおっしゃいます。

もちろん、おててつないでいどうです。


おへやからでると、

リーウィアさんも、カウディーヌさんも、

とてもまんぞくそうに、わらっています


よくわかりませんが、

みんなニコニコです。

うれしいです!


ルキウスさまと手をつないで、

となりにならんで、

ニコニコしながら

あるきました。

なんだか、とてもとくべつなきぶんです!


プリューラのおへやをでて、

かいろうをくるっとまわり、

かいだんをおりて、

お外が見えるわたりろうかのような

ここもかいろうになっていますが、

そこをくるっとまわり、

やっとおそとからのおきゃくさまを

おむかえするおうせつまです。

あいかわらずひろいです!


おうせつまのドアをあけると、

だんせいがおふたりいらっしゃいました!


おひとりは白いかみのけのおじいさん。

もうおひとりはバエビウスさんくらいの

ほっそりとした男の人です!


「はじめまして!わたしプ...」

「おぉ、ルキウスさま!ごぶさたしております!」


なんと...

プリューラのオープニングの

ごあいさつをぼうがいされました!


ルキウスさまは、

そんなわたしにきがついたようですが、

チラッとみただけで、

ぼうがいおじいさんにごあいさつしてます


プリューラ、つまらないです...


ちぇっ。ておもっていたら、

わかい男の人のほうが

プリューラにごあいさつしてくれました。


「はじめまして。おじょうさん。

わたしは彫刻家のプッロです。

おじょうさんの胸像の制作を頼まれまして、今日はお伺いいたしました。よろしくお願いします」


と、ふかぶか〜とごあいさつくださいました!


ぷ、

プリューラにするごあいさつですか!?

プリューラのなにをつくるって

おっしゃいましたか!?


「ルキウスさま、どうい...」


と、

ルキウスさまにおうかがいしたいのに

ぼうがいおじいさんは

いっしょうけんめいに

ルキウスさまにはなしかけていて、

プリューラがはなしかけられません

しかたなしに、

おじいさんのはなしがおわるのを

ソワソワとまちます。


「...ルキウス皇子がお元気になられたなら、カリグラさまもお心強いでしょうな!

ゆくゆくはルキウス皇子もこのローマのために働かれるのですから、そのときにはわたくしのお教えした哲学が心強く味方をしてくれること間違いなしです!ルキウス皇子の学習の早さといえば、他の方に類を見ないほどのすばらしさですから、わたくしめ、どんどんと知識をふやさせていただきますよ。その暁には、ぜひともお父上にわたくしめの授業が素晴らしかったと余すところなくお伝え願いますよ!前回の授業ではアリストテレスが切り開いた論理学をお教えしましたね。いやはやルキウスさまの賢さはすばらしく、あっという間に概要をご理解なさいましたね!それというのもこのわたくしの教え方が良いからでして、しかるにあたり...」



な、が、い!!

そして、どこまでもプリューラは

むしです!

あと、なにをいってるのか、

ぜんぜんわかりません。

どうしてルキウスさまは

ニコニコされてるですか?

プリューラには、ルキウスさまのことも

わかりません。

ちょっぴり悲しくなってきました...


すると、さきほどの

ちょうこくか?のプッロさんが

またプリューラのまえにきました。


「あぁ、幼くとも儚げで愛らしいおじょうさん。そんな切ない顔をなさらないでください。

いまのこの一瞬こそを切り取って胸像にしなくてはという使命感に、わたしを落とし込まないでください」


カ、オ、スです!

先生とよばれるひとたちは、

すきかってしゃべってます!

なにをいっているのか

ぜんぜんわからないのに!

ふたりのはなしが

プリューラのおみみのなかで

まじりあってわきゃわきゃです!


プリューラがこんらんしていると、

プッロさんは

スっとプリューラの手をとりました。


「おじょうさんには、涙よりも笑顔のほうが似合います。さあ、笑ってください。

そして、わたしに、この愛らしい手に口付けすることをお許しください」


と、てにちゅうしようとしてます!


そのときです!


「そういうのは許しません

その汚い手をどけろ。」


と、ルキウスさまが

プリューラのまえに立ちはだかり、

プッロさんのがんめんをがしっ!と

つかみ、ちからづくでぺいっ!

と、ころがしました!


ルキウスさまはちいさいのに、

プッロさんはおとななのに!です!

びっくりです!


「それから先生、今日はもう授業は結構です。どうぞお引取りを。」


と、つめたくいいはなちました。


「は?いえ、わたくしはこれから...」


「聞こえませんでしたか?

どおりでプリューラの声も聞こえないはずですね。

生徒の声が届かないほどもうろくされたなら、授業なんて成り立たないでしょう。

あなたには今後頼まない。

今日限りにしましょう。

リーウィア。先生はおかえりだ。

外までお見送りして差し上げろ!」


と、キリッ!と言うのです!

こんなルキウスさまをはじめてみました。

なんといえばいいのでしょうか...

か、

か、

かっこいいです...!

プリューラ、ルキウスさまに

ひとめぼれならぬ、にどめぼれです。


そして、リーウィアさんは

えいへいさんをよび、

先生とよばれていた人をぺいっ!と

おそとにおいだし、

げんかんのおもーいとびらを

ばったーん!としめたのでした。


あまりにいっしゅんのことすぎて、

あぜんとしてました。


そして、

ゆかにころがされたプッロさんも

先生のあつかいをみてびっくりしてました。

とってもバツがわるそうです。


そのプッロさんにルキウスさまが

上から見くだすようにしょうめんに立ち


「おまえは、若くても腕の良い職人と聞いたからよんだ。このプリューラは幼くともぼくの大切な人だ。無礼なマネも、軽率なこともするな。

...分かるな?」


と、あのルキウスさまが

すごんでいます!

ルキウスさまがくろいです!

こわいです!

でも、なんででしょう。

にどめぼれしたばかりだからか、

ルキウスさまが、

ぎゃくにかっこよくおもえます。

とてもドキドキします。

ルキウスさまは、

けつだんりょくがあって

たよりになる、

おとなのおとこ、

にしか見えないです!


プッロさんはそのばに

あわててすわりなおし、

土下座し、

ルキウスさまの足元にすがるように

あやまりました。


「大変失礼いたしました!

ルキウスさまの大切なお嬢様に金輪際、ナンパなことは致しません!どうぞ許し下さい!クビにしないでください!!」


...と。

プリューラ、またもあぜんです。

どうしてそこまであやまるのでしょう。

どうしてそこまで、ここにいたいのでしょう。

ちょっとわかりません。

とかんがえていたら、

ルキウスさまがくるりとこちらをむきました。


「ねぇ、こう言ってるけど

プリューラはどうしたい?」


あ、いつものやさしいおかおです。


「プリューラには、わかりません」


それがせいいっぱいのへんじです。

だって、そもそもプッロさんが、

なにものなのか、

それいじょうに、

ルキウスさまがなににそれほど

おいかりなのかが

わからないのです。


「うん...。プリューラはもう怒ってない?」


「はい。おこってないです。」


「そうか...

では、プリューラに免じてプッロを許す。

そのかわり、しっかり仕事に励め。」


と、やはりつめたくいわれます。


そして、そのはなしをきいたとたん、

プッロさんはプリューラの足元に

とびついてきました!


ので、さっととんでよけました!


「なぜ逃げるのです!

プリューラさま、ありがとうございます!

あぁ、プリューラさま、ありがとうございます!」


ちょっとおおげさじゃないのでしょうか。


とにかく、プリューラには

あさからよくわからないことが

てんこもりでした。


プリウスけの、かくん

「わからないことはきにしない」

がなければ、

こころおれてたとおもいます。


たまにはとうちゃんも、

いいこというのね...

とおもいました。


ところで、プリューラには

きになることがひとつあります。


「あの、ルキウスさま...?」


と、おそるおそる

きいてみることに、しました。


「プリューラのじゅぎょうは...?」


「あー...。うん、

ごめん」


と、ルキウスさまがにがわらいしてます。


「プリューラ...また先生に

おしえてもらえませんでした...」


と、しょんぼりです。


「プリューラ...

ねぇ、きみは、ぼくが先生じゃあ不満なの?」


「え?」


「ぼくだって、きみの先生だよ。

ぼくの、授業は嫌だった?」


と、さびしそうにいわれます。


「いやじゃないです!

さっきのおじいさんより、

ルキウスさまのほうがうれしいです!」


だって、ほんとうだもん。

ルキウスさま、やさしいし、

わかりやすいんです!


「そう!よかった!

じゃあ、この間の続き、ぼくが教えてあげるよ」


って、にっこりなさってくれました。


そのわたしたちのようすを、

なにやらスケッチしている

プッロさん。


そして、そのわたしたちを

かべぎわで、ニコニコみつめてくる

おやしきのみなさん。


さっきまでのカオスはどこへやら

やっといつもっぽい

ニコニコしあわせなくうかんに

なりました!


「じゃあ、さっそく授業をはじめたいとおもいます。まずは、座ってくださいね」


と、ルキウス先生。


「はい!」


「よろしい。では、本をひらいてくださいね」


「はい!」


「うん。きみは今日も素直で可愛くて、よろしい。」


「はい!ありがとうございます!」


「うんうん。

では、さっそく、ここから読んでみましょう」


「はい!

えっと...」


「ん?、どれかな?」


とルキウスさまがほんをのぞいてきます。


ち、ちかいです


挿絵(By みてみん)


ルキウスさまのあごが、

プリューラのあたまに、

手が、かたに。

右うでがプリューラのよこをとおって、

ほんをさしてます。

まるで、うしろから

だきしめられてるようです。


じつは。ずっと、

きになっていたのです。

いどうちゅうもおててつなぎっぱなしですし、

きょりが、ちかくないですか?

ちかすぎませんか?

ずっとずっとおもってたです。


「あ、あの、ちかすぎませんか?」


「そうかな?ぼくたちならこのくらいの距離が普通じゃないかな?」


「あの、みんな、見てます...」


「ふふ。うん。

見せつけてるの。」


って、にっこりほほえまれました。

だれにみせつけるですか。

きゅうに、はずかしくなるから、

やめてほしいです。


そうこうしているうちに、

プッロさんのてもとには、

ルキウスさまのおへやにあった、

おうどいろの、ぶったいが。

そしてそれは、みるみる

ひとのかたちになっていくです。


「...プリューラ。

ぼくに集中して?」


「は、はい。でも...」


「...彫刻家の男が気になるの?」


と、またどすぐろいおこえでいいます。


「プッロさんはきにならないんですけど、

あのおうどいろの、きになります。」


「あぁ...。あれはできてからのおたのしみ。

さぁ、ほかの男なんて見ないで?ぼくを見てよ。」


って、熱っぽくいわれます。


「ほかの男をみてないです。

それにルキウスさまをみてたら、

本がよめません。」


「たしかに...。

きみこそ本当のフィロソフィアだよね

まったく、あのエセ先生、どこみてんだか。」


って、

こんどはプリプリおこりはじめました。

ルキウスさま、

きょうはひょうじょうがきどあいらくです。

おかお、いそがし、いそがしです。


プリューラとおててつないで

あるいてるときはうれしそうでした。

だから、ぜったい『き』

先生とプッロさんには『ど』

ぼくはいや?っていったときは『あい』

らくってなんでしょう?

たのしいとき?

それなら、いまのルキウスさまは

ぜったいたのしそうです!

なので、いまこそ『らく』


ほら、きどあいらくそろいました!


すこし、ベタベタときょりがちかいのと、

ときどきおかおが

くっついちゃいそうなほどちかいのと、

いつもより、

ニコニコよりデレデレに

ちかいのとが、きになりましたが

ルキウスさまのじゅぎょうは

あいかわらずわかりやすく、

おぼえやすく、

そして、ルキウスさまが

なによりたのしそうなのが

いちばんうれしくて。


さっきまでわからないこと

てんこもりだったのですが、

もうどうでもよくなりました。


やっぱり、プリューラは、

いつものおやさしい

ルキウスさまがだーいすきです!


はやくおよめさんに

もらってくださいね

うふふ。



ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今回長くてすみません。

そして、今回で10万文字を達成となりました!

ありがとうございます。

個人的にはおおごとですので、なにかお祝いをしたいと思っています。

...ひっそりと...。


今回、ルキウスさんが自分に素直でしたね。ヤキモチ妬いても幸せでも、表情を隠してません。

そして、何故かずっと手繋ぎです。

プリューラはまだ5歳なので、そのへんの機微を察する小説が書けないのがちょっと残念です(苦笑)


次回、「ルキウスさまの世界」プリューラside挿絵付きの予定です。

次次回は「ルキウスさまの世界」リーウィアさんsideになるかと思います。

同時進行で、プロポーズ後の即答バージョンを書いてます。そちらはアンハッピーで悲しいです...あと微エロ。


予定は未定です。

頑張ります。

よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] まずは、10万文字おめでとうございます! そして今日もほんわかふんわり、、、そしてやられました。 カ!オ!ス! 笑笑 長ゼリフにカオスっぽさが表れていましたよ! めちゃくちゃ面白かった後の…
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