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変化

こんにちわ!

わたしはプリウスのむすめです。

5さいです!



こうしておやしきにくるのも

なんと8日ぶりです

いっしゅうかんいじょうです!

みなさまおげんきそうでなによりです!


ルキウスさまが

うちにいらしたつぎの日も、

あめでした。


ので、

そのつぎのはれた日には、

たまりにたまったせんたくものを

あらうのに1日かかってしまいました!

たいへんでした!


でも、

あめのひに

うみにはりょうにいけないので、

かぞくみんなでひとへやにあつまって、

わーきゃーおおさわぎでたのしいのです!


ルキウスさまがここにいたら、

きっとびっくりまちがいなしです!

うるさすぎるのです。


そしてきょう、

やっとおやしきに

こられたわたしなのですが、

なんだかいつもとちがいます。


まず、おやしきにつくなり

きがえさせられました。

それはそれは、きれいなぬのです。


そして、かみのけも、

ていねいに、ていねいに

ていれをされました。


ふだんはおとこやもめなので、

かみのけがのびてきたら、

ぶつんときります!

おしまいです。

わがやにくしはありません。

しおかぜと、かいすいで、

かみのけがごわごわになっていて、

くしがすぐおれるからです。


でもきょうは、くしありコテあり

あとよくわからないどうぐあり、

ぴんでとめられアーキャーです。


そして、

なんと、おけしょうまでしてくれました!


いったいなにごとでしょうか...。


「さ、プリューラ、可愛くできたわよ!」


と、じじょのカウディーヌさんが

いってくれました。


「ふむ。さすがね。悪くないわ...

というか見事だわ...!」


と、

じじょちょうさんのカウディーヌさんまで。


「ふふ、キョトンとしてますね

さぁ、鏡をご覧なさい」


と、かがみをみせてくれました。


かがみというのは、

じぶんをうつす、どうぐです。

ふしぎどうぐです


じつは、かがみをみるのははじめてなのです。

ドキドキしながらかがみをのぞいてみます。


そこには、しらないおじょうひんな

おんなのこがいました。


「だれ!?」


と、こんわくです。

まわりのみんながクスクスわらうんです。

なぜわらうのでしょうか?


わたしだって、

わたしのかおはしってます。


あさ、おかおをあらうためにためたおみずに

おかおがうつるからです。


なので、かがみにうつったわたしは、

わたしではありません!


こんわくです。


「さぁ、プリューラ、ひさしぶりのおぼっちゃまの御相手、しっかり頼むわね?」


わたしのこんわくはつたわりません。

じじょちょうさんは、

まんぞくげにわらいながら、

そういいました。


「は、はい!

がんばります!」


と、おへんじはしましたが、

さらににきんちょーです!


きっと、とうちゃんやおにぃたちですら、

わたしだってわからないとおもいます。


はたして、わたしじゃないわたしをみて、

ルキウスさまは

わたしをわたしとわかるでしょうか?



つぎのちがいは、

おぼっちや...

ルキウスさまがおやしきに

いらっしゃらなそうなことです。


まだおやすみになられているのか、

おべんきょうにしゅうちゅうされているのか

それともおひとりでおくすりのめたね

なのか、なかなかでていらっしゃいません。


チュニックのすそを

おててできゅっとにぎって、

キョロキョロとルキウスさまを

さがしているのですが...。

けはい?をかんじません。


「あら、ごめんなさい

ルキウスさまはまだお外にいらっしゃるからリラックスして待っていてね。」


「ルキウスさまが、おそとにですか?」


じじょちょうさんは、またクスリとわらっていいました。


「驚きでしょう?」


「はい、びっくりです。

おからだもうだいじょうぶなのですか?」


「それはもう。

本当に、あなたのおかげよ。

プリューラ。」


って、ぺこりとおじぎをしてくれました。


「そんな...!

でも、ルキウスさまの

おやくにたてたのなら、

うれしいです!」


「まぁ...。

本当によく出来た子で...」


と、ニヤリとわらわれました。


「?」


「あの病弱で、へその曲がっていたルキウス様が、本当に逞しく、賢明になられようとしているのよ。

少し前なら、信じられないことだわ。」


と、こんどはなみだをながしはじめました。

じじょちょうさんだけかとおもったら、

まわりのみなさんみんなです。


こ、こわいです。


「とにかく、プリューラ。

これからもルキウスさまをよろしくね。」


って、またニッコリしてくれたので


「はい!」


と元気よくおへんじをしました。


「そうそう、今日おおとうさまがお迎えにいらしたら、ルキウスさまからお話があります。

なので、すぐに帰らないで、待っていてちょうだいね?」


「はい...?」


「まったく...

恋の力は偉大だわ...」


「はい?」


「ん?なんでもないのよ」


と、おほほほっとわらってごまかされました。


ルキウスさまも、まえに

とうちゃんにあいさつしてくれるといってくれましたが、いったいなんのおはなしでしょうか。

なにやらひみつのかおりがします...。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今まで書けませんでしたが、プリューラは荷馬車で屋敷にやってきて、帰りはお父さんのお迎えで帰ります。徒歩です。

お父さんは朝漁にでて、魚を売りさばき、夕方ごろに1時間かけて迎えにきて、1時間半かけて自宅に帰ります。


次回、プリューラ、家族と仕事の狭間で揺れて...。

なんて書けたらいいと思ってます。

がんばります。よろしくおねがいします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「まったく、恋の力は偉大だわ」 とのセリフに、 「ええ、本当に」 とリアルで返答したのは私です。笑 まったく、恋って偉大ですね! 今日もきゅんきゅんがとまりませんでした。 ええ、もち…
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