初
短編
誰だって未来が〜序章〜
の続きになります。
悲恋のうちに亡くなった
2人のバットエンドを全力回避!
するための物語に
どうか一時お付き合いをお願い致します。
幼女が主役のためひらがな多用してます。
こんにちわ!
わたしはプリウスのむすめ!
5さいです!
ローマ人です!
ローマ人らしいくろいかみのけと
ちゃいろいめがむらのひとに
かわいいっていわれています!
おとうちゃんは、
りっぱなうみのおとこです。
このへんのもとじめをしています!
うみのことならなんでもしっていて、
ひとたびせんそうがはじまったら、
ぐんせんにのってえらいひとに
いけんしたりするんだって!
うちのとおちゃんかっこいいでしょ?
うふふ。
そして、わたしには
6人のあにがいます!
なまえはうえからじゅんばんに、
1.2.3.4.5.6です!
うそではありません。
おにぃたちは、
そういういみのなまえを
もってます。
1ばんうえのおにぃから
プリムスにぃ
セクンドゥスにぃ
テルティウスにぃ
クァルトゥスにぃ
クィーントゥスにぃ
セクストゥスにぃ
でもわたしにはなまえはありません。
プリウスのむすめ、
ぷりゅーらとよばれます。
それもかわいいでしょ?
だーいすきな、とうちゃんのむすめ
っていみだし
わたしは
だいのおきにいりなんだ。
そんなわたしなんだけど、
じつはみっつなやんでます。
ひとつは、
ほんをよめるようになりたいってこと。
このあたりには
がっこうがありません。
おにぃもおとうちゃんも
じがよめないの。
だから、わたしもよめないの...。
でも、おほんをよめるようになったら、
たくさんのすてきなことを、
しれるよって
かぁさまがいってたんだ。
だからね、わたし
ごほんをよめるようになりたいんだ。
もちろん、
よむごほんもないんだけど。
ふたつめはね、
きのうね、
おきにいりのおはながさくこうげんで、
キラキラすてきな
かみのけのいろをした
おとこのこにあったの。
おはながぽつぽつさく
みどりのはらっぱで
なびくそのかみのけが、
すごーくきれいで、
おめめもあおくてすてきだったんだ!
なんでだか、おもいだすと
うふふってうれしくなっちゃうの。
なんでかなぁ、ふしぎ。
うふふ。
あとね、みっつめ。
あのね、あのね!
とぅちゃんがいうにはなんだけど
わたし、きのうのよる、
すっごくこわぁいゆめ、
みたんだって。
どんなだったんだろ。
ぜんぜんおぼえてないの。
きのう、おおなきしたんだって。
でも、ぜんぜんわからないの。
おぼえてないんだから、
ほんとうはたいしたことじゃ
ないんだよね?
きにしなくていいんだよね?
だからね、
わたしみっつのことで
なやんでるんだ。
でも、
みっついっぺんにかんがえると、
うーんと
うふふと
しらないよーが
あたまのなかでおおいそがし。
だから、いまのいちばんのなやみは
あたまがいそがしいよーってこと。
あ、だからよっつのことで
なやんでるのかな?
いそがし、いそがし!
そんなふうに一人ブツブツいいながら
おうちをでたよ。
きょうもまんかいのいいてんき!
おとうちゃんもおにぃたちも
もうすぐ
たいりょうのおさかなをつかまえて、
かえってくるとおもうんだ。
だからそれまでに、
せんたくものをとりこんで
たたんでおかなくっちゃね。
まだ5才だから、
ほすのはむずしいんだけど、
とりこんでたたむのはできるんだよ。
ちょっとじまんなんだ!
えっへん。
さぁ、
とうちゃんたちがかえってきたら
ごはんのじゅんびもしなくっちゃ。
まだまだきょうもいそがしいぞ。
さて、とおちゃんがかえってきたら
なんのはなしをしようかな?
じがよめるようになりたいって
よるごはんのときに、
とうちゃんにそうだんしてみるんだ!
わたしたちローマじんのようふくは、
なんとましかくのぬのでできてます。
だから、あらうのも
ほすのもたたむのも、
とってもらくちんなんです!
そういそいそとだいにのぼって、
じめんにつかないように
そぅっとせんたくものをひっぱって
ていねいにはちにんぶんの
せんたくものをとりこみました。
かぁさま!
わたしがちゃあんとかあさまのかわりに
かじがんばるから、
かあさまもちゃあんと
おほしさまになるたび
がんばってね!
と、おそらをみあげて
おかあさまにごあいさつ。
きょうもあのそらのどこかで、
まだおほしさまになれないかあさまが
みまもってくれている。
それだけでプリューラは
がんばれるのです。
だからかぁさま?
ちゃあんとやすんでげんきになったら
またかえってきてくださいね!
それまでいっしょうけんめい
がんばりますっ!
とえへへってわらいながら、
ずっしりおもくなったせんたくかごを
えっちらおっちら
へやまではこびました。
わたしのようふくは、
わたしふたりぶんだから
あっというまにたためます。
でも、からだのおおきな
とおちゃんとおにぃたちのは
わたしのなんにんぶんの
おおきさなんだろう!
かどとかどをあわせてー
こことそこをあわせてー
えいやっ!とひっぱってー
としちにんぶんはだいかくとうです!
そうこうしているうちに
ひがくれて、
とうちゃんたちがかえってきました!
「ただいまかえったぞー!」
「ただいまー!」
「今日も大漁だったぜー!」
「うまいもんつくろうぜー!」
しずかだったおへやが、
いっきににぎやかになりました!
わたしもまけていられません!
「おかえりー!」
と、ぴょーんとおとうちゃんに
とびつきます。
「わはは!ただいま愛娘!
寂しくなかったか?」
とうちゃんはやさしく
はぐしてくれました
「うん!さびしくなかったよ!
あたまがおおいそがしだったの!」
「そうかそうか
うちのちびはもう1人でちゃんと
お留守番できるんだな
偉いもんだ!」
と、ぐすっとはなをすするとうちゃん
あれれ、ないちゃうの?
「あのねあのね、おはなしがあるの!
おはなしとそうだんがあるの!」
と、とうちゃんにせがむわたし。
なかせたいんじゃないんだから
ひっしではなしをそらします。
「ん?なんだ?
話?」
あのね...
最後までお読み頂き
ありがとうございます。
小さい子の一生懸命って
スゴく健気で可愛いと思うのです。
私が5歳の頃なんて、
洗濯物手伝ったおぼえなんてないですよ...。
今は選択肢があっても選ぶことはできませんが、最後まで到着次第、選択肢を選べる形になる予定です。
タイトル通り、
「好きなように選ぶよね」
です。
とにかく自分自身も楽しみながら頑張ってまいりますので、お付き合い頂けたらありがたいです。
どうぞよろしくおねがい致します。