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ザ・グレート・ファンタジア  作者: 美作為朝
5/6

屈することから逃げた。

 次の日、僕は、きちんと、起きて、中学に通った。意地でも、通ってやった。遠藤に屈したと思われたくなかったからだ。ある意味、僕は、不登校になるぐらい、意思が強い。実は、ちょっとクラスに入るというか、遠藤と顔を合わすのが、一番度胸が要ったが、やるならやってみろと睨みつけてやったら、意外と、遠藤は、南條と不良グループと仲のいいちょい悪系の女子グループと与太話をしていた。

 遠藤にとっては、どってことはないなのだろう。

 しかし、遠藤の右手首の怪我は痛々しかった。

 辻斬りにでも、あった感じだ。包帯には、リンパ液?赤と黄色に滲んでいた。

 ざまぁ、みろだが、悪魔に誓い、もっとひどい復讐をしてやる。


 担任の溝上麗子みぞがみれいこが、教室に入ってきて、HR(ホームルーム)の出欠を確認しだした。

「えーそれでは、出欠をとります」

 溝上麗子は、僕と目を合わすが、意図的に、今日は森田くん、ちゃんと出席しているのねとか、刺激するようなことは言わない。要注意生徒への指導要領にかかれているのだろう。

赤間涼あかまりょう

「はい」

井上明実いのうえあけみ

「はい」、、、、、


 考えようによったら、中学ほど、楽なものはない、座っていればいいんだから。

 今日は、一日ゆっくり、策を練ろう、

 僕は、遠藤への復讐を考えていた。

 復讐するは、我にあり。復讐の味こそ蜜の味なり。


 が、そうでもなかった、技術家庭科の時間は地獄だった。ほとんど、技術の時間は出席していなかったので、知らなかったのだが班で座るため、遠藤の席が、僕の席の真後ろで授業中、ずーっと遠藤にちょっかいを出された。

 それを、わざと、南條が技術の教師にチクリ、僕はビンゴで技術の先生に怒られ、廊下に立たされた。

 まぁ、いい、技術教師の不興は買ったが立ったままだが、落ち着いて考えれる時間を貰った。 

 

 六限が終わると、逃げるように走って帰った。昨日のように腹に蹴りを二発も食らっては、たまらない。

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