vs 女子ソフトボール部 ④
ちょっと長くなったので、③の後書きには載せませんでした。
【本日の発明品、大・解・説!】
北村「本日の発明品はこれ『ガンガン打とうぜバット君(三号)』!」
千葉「うわっ、まだ続くんだこのコーナー」
北村「今回は、金色に輝くこのボディに包まれた謎を、ズバッと解説しちゃおう!」
千葉「あのー、スルーですかー?」
北村「さあ千葉くん! 解説お願いします!」
千葉「丸投げかよ!」
北村「丸投げだよ!」
千葉「たくもう。じゃあパパッと説明するから、分からないことがあったら質問するよーに」
北村「はーい」
千葉「ではではこのスティック、簡単に説明すると【超強力磁場発生装置】だ」
北村「分かりにくいわ!!」
千葉「まあまあ。グリップのところに『S』って書いてあるだろ?」
北村「あ、ホントだ。気がつかなかった」
千葉「コレはこのバットに内蔵されたカガク部特性超絶磁場発生装置が、『今S極の磁場を発生させてますよー』って意味なんだ」
北村「S極……あ、分かった! 磁力の反発する力でボールを飛ばすんだね!」
千葉「ご名答」
北村「でも、ボールは磁場なんて発してないよ?」
千葉「そこで登場するのがこれ『白球は青空の彼方君』!」
北村「ただのボールだよね!?」
千葉「ところがどっこい。こいつにも小型化された磁場発生装置が内蔵されているんだ」
北村「コレにも!?」
千葉「S極の磁場を発生させながら飛んでくる彼方君を、同じS極の磁場を持つバット君で打ち返せば、たとえバットに当たってなくても、簡単に観客席まで飛ばすことが出来るのさ!」
北村「うわぁ。……でもどうやって相手に投げさせるの?」
千葉「そんなの簡単だ。北村にファールばっかり打ってもらっただろ? それで予備のボールが尽きたときに補充と偽ってすり替えたんだ」
北村「この悪党!」
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