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00. 愛の檻


 私は、莉々愛にとっての一番じゃなかった。

 吉良唯人の存在を知ったとき、それを思い知らされて。

 誰にも取られたくないって、強く思った。

 私の莉々愛を返してよって。

 ねえ、莉々愛。

 誰よりも、私が莉々愛を愛せるから。

 だから、私を莉々愛の一番にしてよ。

 なんて、願っただけじゃダメみたいだから。

 どうしたら莉々愛が見ている世界の一番になれるんだろうって、いっぱい考えた。

 そして、わかったんだ。

 私を一番にしてくれないなら、私が一番になるように、莉々愛が孤立すればいいんだって。

 まずは、織田鈴菜。

 織田鈴菜は、莉々愛のことなんて一切信用していないのに、莉々愛の傍にいて。

 莉々愛がそれに気付かないのが、私は気に入らなかったの。

 これでわかったでしょう?

 あの子はニセモノで、莉々愛をこんなにも愛しているのは私だけって。

 だからはやく、私の愛に気付いて?

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