放課後デート
放課後、俺たちは、イ〇ンモールに来ていた。
「何をするかとか決めているのか?」
「ナニだなんて、せんぱいのえっち(ニヤニヤ)」
「よし帰るか」
「わー!待ってくださいよっ。カフェに行きましょうせんぱい!」
俺たちは学生が多くいるカフェに来た。
「いらっしゃいませー、2名様でよろしいですか?」
「はい」
店員に案内され俺たちは席に着いた。
「ご注文お決まりになりましたらお呼びください」
そう言って店員はカウンターへ戻っていった。
「せんぱい、何しますか?」
「俺はコーヒーでいいよ」
「それだけでいいんですか?ショートケーキとか美味しそうですよ?」
「申し訳ありません、お客様。」
俺たちが何を頼むか悩んでいると、さっきの店員がやってきた。
「カップル限定メニューがある事を言い忘れていました。ケーキと飲み物のセットにお写真を取らせてもらうのですが、普通に頼むより安く済みますので」
「あーいや俺たち別にカップルじゃな「それでおねがいします」」
「って、おい」
「(ノ≧ڡ≦)☆てへっ」
「俺たちカップルじゃねぇーだろが」
「えー良いじゃないですかー安く済むんですよー?」
「ったく、注文してしまったし仕方ないか」
「そうですよー仕方がないんですよ」
「お前のせいで困ってるんだがな。はぁ....今日はなんでデートに誘ってきたんだ?」
俺は純粋に気になっていた事を聞いた
「えー?俺の事誘うなんてもしかして気があるんじゃないかって思ってます?ねぇねぇ思ってます?」
「ウゼェ」
「別に大した理由はないですよー。ケーキが食べたいなーと思っただけですしー?」
「そうかよ。」
「お待たせしましたーカップルセットです」
話している内に注文していたのが届いたようだ
「それでは写真を撮らせて頂きます。2人とも近くによってください、キスしちゃうくらい♡」
なんか、店員楽しんでないか?
「ほら、せんぱい寄ってくださいよー」
「はぁ、分かったよ」
「それでは、はいチーズ。ありがとうございます。後でお写真はお渡ししますね」
「ありがとうございますぅ」
写真を撮り終えたが、まだ問題が残っていた。
「飲み物が1つだと?」
そう、飲み物が1つなのだ。しかもストローがハート型だったのだ。バカップルしか使わないようなストローだった。
「さー、センパイ飲みましょ?」
「うっ、1人で飲めばいいじゃねぇか」
「もしかして飲めないんですかー?センパイ童貞そうですからねぇ」
「童貞関係ねぇだろ。飲めばいいんだろ飲めば」
俺たちは、バカップルストロー(俺命名)で飲み物を.......飲んだ。
「はー美味しかったですねー」
「そうだなー」
会計を済ませ、写真を貰って今は鈴木を家まで送っている。
「せんぱい奢ってくれてありがとうごさいました」
「別にいいよ、あのくらい」
「やーせんぱいやっさしーい」
「それがなきゃただの可愛い後輩なんだけどな」
「ウザ絡みするのはせんぱいだけですよー」
にひひと後輩は笑った
「ったく、俺にだけウザ絡みするのはやめろ」
「それは無理な相談ですねぇ」
「ほら、家着いたぞ」
「せんぱい今日はありがとうございましたー。また明日ですー」
そう言って後輩は俺に背を向けて家に入っていった
一方鈴木家に帰った美菜は
「今日は楽しかったなー。せんぱいの前じゃ素直になれなくてウザ絡みしちゃったなー。ウザいって思ってるよね」
私はせんぱいに会えば、会うほど、話せば、話すほど好きになって行く。
いつか素直な私でせんぱいに好きになってもらえたら.......なんて考えながら布団に潜り込んだ。
「おやすみなさい、せんぱい」
今日カフェで撮ったツーショット写真のせんぱいに言って眠りについた。
続きです。なんか書いちゃいました。読んでくれたら嬉しいです。