内向的直観タイプの一人称視点で家を出て学校に行くまで
ユング性格分類の一つ、内向的直観タイプの一人称視点での描写を書いてみました。難しかったです。
制服も着たし、カバンも持ったし「いってきまーす」
笠置唯の一日が始まる。
木漏れ日って地面に照らされると、碁石の城だけが規則的に並んでいるみたい。
平面の上のビーズのれんの様。
信号機の青が蛍光ペンの色のように光っている。注意を喚起するために、わざと目立つ色にしているのかも。
道路上のカメレオンが光沢を強めて、歩行者に注意を促している。赤になった。
「おはよう。美佳」
私は黙って話を聞く。声が文章になって流れる。まるでネットの動画のコメントみたい。世界の会話は画像で把握されてるのかしら。言葉は右から左へ流れるのが正常なのか。逆もあるのかな。
下駄箱は足専用の団地として、平等な入口が作られている。私の住居は最上階の部屋。古びた上履きが出迎えてくれる。文句も言わず体中につかれた汚れをまといながらもけなげに役目を果たす。そろそろ交換時期かもしれない。
玄関から教室に入る。
割と普通の小説っぽくなってしまったのが意外です。逆に外向的直観タイプの方が面白いかも。