第9話:君成す出逢いに、御用心!?(5)
異議あり!?
なんて、ビシッ!!
と、突き出した人差し指。
しかし、カレンにとって異議も何も真実は嘘っぱち。
だから、最初の言葉を取り繕う、二の言葉が浮かばない。
「…で、どういう事かしら?」
自身に突き出された人差し指にムッとした顔を見せながらフローアが、いつまでも口を開かないカレンに問い掛ける。
「えっと…そうねぇ…たとえば。そう、例えば、万里の道も、瞬く間に越えてしまう…」
そこまで口先から言葉が出た所でカレンは、衣服がボロボロのヒイロを確認する。
「訳じゃ、ないけど…」
言葉を区切り、カレンは右の親指の先を口にくわえ、辺りをキョロキョロと見渡す。
そして、薄暗い道先に何かを見付けると再び口を開いた。
「そう、例えば、どんな強固な岩盤をも砕く力がっ!」
だが、そこまで言って再びカレンはヒイロの方を見る。
岩盤を砕く力を持つ男(?)にしては何だか頼り無い感じだ。
というか、この男。
目の前で自分の事を話題に出されているというのに、何故か何も言わず、ただただそこでボケッと突っ立ているというのは、どういう訳か?
なので、カレンはやはり今の言葉にも少し無理があると思った。
(あぁ、もう!? 駄目だわ、この男。何かもっと別の、このボケ男でもあり得そうな取り柄を考えなければ…)
別の取り柄。
と、言ってもそうそう上手い事には思い浮かばない。
「ふぅーん…岩盤を、砕くねぇ…」
すると、カレンがヒイロに付いて何かまた別の取り柄を考えようとしている内にフローアが怪訝な表情ながら呟いた。
「えっ? いや、まっ…」
フローアのそんな呟きにカレンが否定の言葉を持って撤回しようとするのだが、しかし、それよりも早くフローアが呪文を詠唱し始める。
そして、呪文の詠唱を続けるフローアの傍らには光の渦が輝き始め、詠唱の終わりと共に、その輝きの中から1匹の魔物が姿を表す。
「ふふっ、わたくし、召喚呪文を略式出来る様にしましたの…」
フローアのその言葉と実際に彼女がやって退けた事実にカレンは愕然とした。
何故ならば、自分たちが使い魔との契約を結する授業を受けたのは、つい先日。
だから、同学年の誰もが技術的にはまだまだ素人の域の筈なのだ。
というか、自分はまだ使い魔との契約はおろか、召喚さえ出来ていないという、それ以下の状況。
だが、しかし、このフローアという娘は違った。
この魔術学院で何かと衝突し、カレンが一番イケすかないと思っているフローア=ミッドルナという魔術師は召喚呪文の略式なんて事まで行える様になっていたのだ。
「っ!?」
カレンは目頭が急に熱くなるのを感じた。
だから、彼女はグッと瞳から何かが流れ出ない様に我慢する。
「これが、わたくしの使い魔。名をリーグジュエヌ」
如何かしら?
と、フローアがその使い魔の姿をカレンへと差し向ける。
「…えっ、えぇ…そうね」
如何も何もカレンは今にも瞳に現れようとする涙を堪えるので精一杯である。
「貴女とは召喚の儀の時、別の組でしたわよね。だから、初めましてですわよね、この子?」
そんなカレンの事などお構い無しにフローアが見せ付ける様にして自分の使い魔を紹介し始める。
カレンは自分の心の奥底が少し騒めいたのを感じた。
カレンはいままで常に天才として魔術学院での地位を自他ともに確立してきた。
それが単に優越感を得る事が目的であったならば、彼女はこれほどまでに落胆を見せなかったであろう。
彼女には魔術学院で天才として存在していたい確固とした理由があった。
誰も知らない、誰にも知らされないカレンの想い。
そんな密かな想いが彼女の心に暗い闇を落とす。
天才でなければならないカレンには『出来ない』という事象が許されない。
それが、最下級の使い魔召喚の儀なら尚更。
そして、魔術学院で常に自分の天才という地位を脅かしてきた、このフローア=ミッドルナ。
このフローアに先を越されてしまうことも、あってはならない。
だから、なんとしても、なんとしてもカレンは、この目の前にいる男を自分の使い魔としてフローアに認めさせなければならなかった。
そうすれば、カレンはまだフローアに負けた訳では無くなるから。
さらには、最下級の召喚術にも成功したという証明にもなる訳で、天才という地位も保っていられる。
ただ、それにはいくつか問題があった。
1つは、いま現在、目の前にいるフローアにこの男が自分の使い魔であると思わせなければならない事。
幸運な事にどうやら、フローアはこの男をカレンの使い魔であると認識しつつあった。
なら、次の問題は、この男。
どうやって、この薄汚い男を自分の考える思惑に引きずり込むか、だ。
形式的で良いのだ。
自分が本当の使い魔を召喚出来る様になるまでの代役で良いのだ。
カレンは未だ、律儀に闇夜の道に立ち尽くすヒイロを見て、何とか良い案が無いかと考え始める。
「ちょっと、聞いているの、貴女!?」
「…えっ?」
不意にフローアの怒鳴り声が聞こえた。
そこでようやくカレンはフローアが魔術書を開き、何やら自分に対して臨戦態勢になっている事に気が付く。
「えっ? ちょっと、なんなの? なんで、貴女…魔術書を?」
「聞いて無かった…ということね」
少し様子が変だとは感じていたがとりあえず話を進めていたフローアは、カレンのこの案の定という状態に怒りを露にする。
人がどれだけの思いを込めて言葉を並べたか、なのにこの女は…と。
「…つまり、わたくし、決着をつけたいの。最小学年から天才と呼ばれている貴女。常にわたくしの目の前を行く貴女。わたくし、我慢するの…嫌いなの基本的に」
そこで、フローアがパチンと指を鳴らしたところで彼女の使い魔が身を屈めてカレンの方へと目元を絞り、睨みを利かせた。
「ちょっ…」
ちょっと、待って欲しい。
それが、カレンの言い分だった。
急な展開だ、予想外だ。
まだ、この使い魔だと言った間抜け面で佇む薄汚い男を巻き込む手立てが思い浮かんでいない。
いや、浮かんだとしてもある程度は時間が必要のはず。
だから――
(だから、急に決着をと言われても…)
困る話なのだ。
カレンは再び、親指の先を口にくわえ、キョロキョロと辺りを見渡す。
「あら、『神の子』さん? 貴女にしては珍しいわ…自信がお有りじゃなくって?」
フフフッ、と笑みを浮かべるフローア。
カレンにも今日の彼女は珍しくどこか妙に余裕を持っているように見えた。
「まぁ…初めての使い魔が…それじゃあ、ねぇ?」
また、フローアがフフフッと笑って見せる。
そんな彼女を見て、少しカレンの顔がムッとしかめたのをフローアは見逃さなかった。
なので俄然、フフンッと溢れる笑みが止められない。
「その点、わたくしのリーグジュエヌは、魔法学会から見ても稀有で珍しい種族の様でしてよ? なかなかどの記録にも載って無いみたい。主に水中を得意とする水棲生物らしいけど…ほら、この通り、陸上でも活動が可能なのよ?」
まったく、べらべらベラベラと口煩い。
フローアに対してカレンは先ほど感じた暗い感情よりも強く妙な苛つきを覚え始める。
「うふふ、まぁ、水属性に秀でた、わたくしですから? やっぱり、わたくしに合った使い魔が呼び出されたのね? これが飛ぶ事しか能の無い鳥や吠えるだけが取り柄の犬なんかでしたら、わたくし、どうしようかと…あぁ、そういえば、貴女の使い魔さん、妙に傷だらけね? まるで、犬か何かにやられた様な? まさか、吠えるだけが取り柄の犬に負けた…とか?」
まるで、いま初めて気が付いたかの様な様子でフローアがヒイロの姿を見て大袈裟に驚いてみせる。
たぶん、カレンがヒイロを使い魔だと公言した時から考えていたのであろう。
上手い事を言ってやった、みたいな顔でフローアはカレンに自分の使い魔とヒイロを見比べさせる。
(そ、そんなの知らないわよ!? ボロボロだったのよ、最初から。私の知らない所で、ボロボロだったのよコイツはっ!!)
いちいち苛々(いらいら)させるとカレンは思う。
だが、事実、ヒイロの姿は何故かボロボロなので言い返す言葉も無い。
しかも、フローアの言う通り、彼女が従える使い魔は確かに魔術学院でも見たことの無いタイプだ。
自慢するに値する程の物なのだろう。
なるほど、余裕を見せている筈だ。
すべては、フローアに分のある話だ。
だから、カレンにはグゥの音も出せない。
「フフフ、ウフフフッ!」
そして、そこで、フローアの得意満面の笑顔。
まだ、負けた訳では無い。
まだ、天才という肩書きは保っていられている。
カレンは悔しさを噛み締めながらも平静を装おうと心の中でそう呟く。
「まったく、『神の子』とも言われるミス・カレンも、冴えない使い魔を呼び出してしまったものね? オホホ…」
うん、一度、四属性すべての攻撃呪文でその得意顔を潰してやろうか!?
決着もついて一石二鳥なんじゃない?
カレンは痛い程に力を込めて両手に握り拳を作る。
「…鳥だろ、そいつも」
「オーッホッホッホッホッホッ!!」
フローアは思った。
勝った、と。
まさしく、完勝。
あのイケ好かない女に、今日という日までここまで完璧に勝利したことがあっただろうか?
いや、無かった。
良くて辛勝。
次に引き分け。
そして、最もな割合で占められる敗北。しかし、今日は完勝完璧唯一無二。
だから、笑う。
高らかに笑う。
だって、フローアにとって今日はようやく訪れた記念の戦勝日なのだから。
「………はっ?」
だが、そんなフローアの気持ちなんて知らぬとばかりに、夜の街中である事さえも忘れた迷惑かもしれない高笑いを遮るように、ポツリと呟かれるヒイロの言葉。
「いま、なんと…何と、仰いましたの?」
不意に呟かれたヒイロの言葉にフローアは怪訝な表情を見せる。
「あっ、貴方…この、リーグジュエヌの事を…知っているとでも?」
「えっ、いや、だから…それって、【ペンギン】でしょ?」
フローアの問いにヒイロも同じ様にして怪訝な表情を彼女に向けながら首を捻る。
そして、彼女の足元で高音質に、クカカカカッと鳴き声を発している【ペンギン】に、己の人差し指を向けた。
「ゆっ、ゆゆゆ、指を差さないで下さるかしらっ!? ひ、人の使い魔にっ!?」
先ほどから自分達の話を聞いているのかいないのか、黙ったままだったから無視していたが、この男。 一体、この男は何を言い出したのだろう?
フローアは、不敵(彼女にはそう見えた)に佇むヒイロを見て、ますますもって怪訝な表情になっていく。
「貴方…、何者? あの、あの魔法学会でさえ、わたくしの、わたくしのリーグジュエヌの実態を掴みあぐねているというのに…貴方は何か…し、知っているとでも言うの?」
この魔法学会でも稀有と認められたリーグジュエヌを?
と、今度はフローアがヒイロに対して人差し指を突き出す。
「…君も人に指を差すなよ」
「そんな事、どうでも良ろしくってよ、貴方っ!? で、どう知っているというの、このわたくしのリーグジュエヌの事を…」
いや、どーでもって、アンタ。
フローアの言葉に一言二言、何か言いたかったがヒイロはそれを飲み込み、とりあえず、彼女の問いに答えてみせる。
「だからさ、ペンギンでしょ?」
「ぺ? ペンギン? …いえ、それよりも貴方、さっきとてつもなく気になる発言を…し………し、ししっ、しましたわよね?」
突然、言葉も身体もぶるぶると震えさせ始めたフローア。
なんだかその瞳には、ちょっぴり涙が見える様な、見えない様な。
「え、えぇ。そ、そうね、確かに私も聞いたわ。そう、確か…鳥? とか、なんとか?」
「う、うるさいですわ、貴女!? 少し、だっ、黙ってらして下さらないこと!?」
何か、良く分からないけど、これはチャンスなのか?
と、考えて発せられたカレンの言葉に更に激しく身体を震わせるフローア。
「ま、魔法学会でも解らなかった事が…ど、どうして…どーして、貴方に解るものですかっ!?」
フローアがビッとその白い人差し指をヒイロに差し向ける。
それを向けられたヒイロは、またかとため息を吐く。
「と、鳥にしては翼がごさいませんもの!? わたくしのリーグジュエヌ!?」
いきなり目の前でため息を吐いたヒイロの態度に反応してか少々苛つきながらフローアが反論を口にする。
「いや、あるじゃん。その両脇のやつ」
「えっと…そうね、翼みたいね、それ?」
「なな、なにをっ!?」
そんな馬鹿なと己の使い魔を改めて確かめるフローア。
「………」
確かに…。
認めたくは無いけれど、確かに、自分の使い魔の腕は、事もあろうに鳥のソレに酷似している。
いままで気が付かなかったと言えば、それまでだが、しかし、今のいままでフローアはこの己の使い魔の腕の形状は魚の鰭か何かとだと考えていたのだ。
それならば、魚は水系統に位置する所の代表格な訳で、その同系統を主とするミッドルナ家の名には恥じない。
現にこの使い魔・リーグジュエヌは、その腕を使って魚の様に水中を自由に泳ぎ廻るのだから、やはり、目の前の薄汚れた男の言葉は、的外れも良いとこなのだ。
「で、でも、飛びませんもの!? リーグジュエヌは、お空を飛びませんものっ!」
だからこそ、フローアはそう反論する。
空を飛ばなくて何が鳥か、と。
私の可愛い使い魔は、私の属する系統に相応しく、正しく水を操っている、と。
「うん、飛べない鳥」
「っ!? …と、飛べない鳥なんて…」
「えっ、いない訳無いじゃん? 他にはダチョウとかさ」
ダチョウ?
フローアもカレンもヒイロの言葉に首を捻る。
あれ、この世界にダチョウっていないのかな?
2人の反応を見て、ヒイロも首を捻る。
「じ、じゃあ、ニワトリは? 頭に赤いトサカってか…角?みたいな、飾り? を、付けた…あれも、飛ばないだろ? いや…ちょっとは羽ばたくだろうけど?」
そう言われて、カレンの頭にとある生き物が閃いて、ポンッと手を叩く。
「えぇ、えぇ! 確かに、飛ばないわ、確かに…」
と、カレンがそう答えた事にやっと自分の言っている言葉が通じたのでホッとヒイロは胸を撫で下ろす。
言ってしまって後悔した事なのだか、異世界というイレギュラーに対しての自分との文化の差異をヒイロはまだ知らない。故に自分の考え、または、言葉をこの異世界で立証するのは通常よりもまたひとつ難しい事になる。
もしまかり間違えば、それは異端として取られ、白い目で見られるのは必至。または、頭が可笑しいと哀れみを受けるかだ。
どちらにしても、ヒイロにとってそれは受けいられる事ではないし。今の現状で、その様な負のレッテルは、このまま異世界で過ごすにしても、元の世界に帰還するのにしても、邪魔にしかならないだろう。
だからこそ、その文化の違いを口にしたり、行動に移したりした時に指摘されたとしたらヒイロの心は焦り、穏やかではいられない。
なので、目の前の二人の女の子には気が付かれなかったと思うが、いまの話題が理解され、受け入れられた事にヒイロは大袈裟にも深く安堵してしまったのである。
「……………」
何だろう、この状況。
そんなヒイロの心中をやはり知らないカレンは、静かに心の中で呟いた。
ヒイロのたった一言で、先ほどまでの劣勢だった自分と優勢だったフローアの立場が逆転してしまった。
カレンに代わって、今度はフローアがグゥの音も出せないみたいで下を向いて押し黙ってしまっている。
まぁ、しかし、それもそうだろう。
なんせ、彼女は先ほど『鳥なんて飛ぶ事しか能が無い』なんて言ったばかりだ。
なのにその後で、いきなり『君の使い魔は鳥だ』なんて。
しかも、その鳥はそれしか能が無いなんて言っていた『飛ぶ能力すらも無い』とかなんとか言われてしまう始末。
挙げ句に、否定の言葉は誰もが知る代表的な家畜の存在により即座に覆されてしまうという屈辱。
先ほどまで、とても気分の悪かったカレンだが、いまは何だか急にその原因である筈のフローアがとても不憫に思えてきた。
「…ぅ…そう…なるほど、そういうこと…」
のだが、しかし、当のフローアは今にも爆発しそうな怒気の籠った声で何かを呟き始める。
そして――
「そうやってっ!? わたくしを馬鹿にしようって魂胆なのね!? えぇ、そう、なるほど? 分かったは、決着は然るべき所で相手がギッタンギッタンのっ、バッタンバッタンと立ち上がれない程にっ!? …が、お望みなのね、貴方方はっ!?」
どうやら、彼女は悲しみよりも怒りの感情の方を取ったらしく。
ヒイロの話など一切全く信用しないと凄まじいまでの怒りを露にし始めた。
「んんっ?! いや、えーと…いや、話が…見えないんだけども?」
それに対して、困惑するしかないのはヒイロだ。
彼にしてみれば、それは一応の親切心のつもりだった。
フローアが傍らにいる生き物が何なのか解らないなんて言っていたから、彼は親切に『それは鳥で、ペンギンと言う生き物なんだよ』と、教えて上げたつもりだった。
しかし、何故か親切にしてあげた彼女は、何やらメラメラと周りの空気を燃やしている様な雰囲気を醸し出しているではないか。そんな錯覚をお越しながらもヒイロはフローアの様子を伺う。
「ひぃっ!?」
そして、偶然か必然かバチッと重なるフローアとヒイロの瞳。
彼女の瞳に写る自分の姿。
彼女はじっと自分を見詰めて離さない。
「えぇ、えぇ、よろしくってよ? お望みとあらばっ!? 正式な決闘として魔術学院の闘技場の使用を特別に学院長に許可を頂くわ…そう、貴方様の為にっ!?」
あれ、何故だろう?
ヒイロは思った。
いま、なんだかちょっぴり、不幸を背負い込んだ様な気がすると――。
口を挟みさえしなければ彼は1人、蚊帳の外。あのまま何も言わず、事が終わるのを黙って待っていれば何も起こらなかったはず。
なのに、何故か今は話の中心人物。
カレンに向かっていた筈のフローアの敵意もヒイロへと向けられ、彼女の使い魔であるペンギンもヒイロに威嚇の雄叫びをあげている。
彼はいま、行かなくても良い地雷原にあえて踏み込み、そして見事!!
地雷を踏みつけてしまったのであった。
こんにちは。
行き当たりばったり小説の1つ、魔法陣に御用心の第9話目でございます。
さて、感想・評価でご指摘があった様に、この作品は、とある作品に多大な影響を受けております。(まぁ、うすうす気付いておられると思いますが(笑))
そんな訳で、この小説は、そのとある作品に似たり寄ったりの表現世界観キャラ像が出てくる事、多数。もちろん、パロディ路線では無いので、全てが似ている訳ではございません。
が、やはり、本家を愛する方々にとってはお見苦しい点などがございまして、大変、申し訳ないと思っております。
ですが、実は、この小説、他にも多数、参考としまして影響を受けている作品が御座いまして…。後々には、作者の独断と偏見と成行で、どの本家とも異なったオリジナルになると考えておりますので、本家を愛する方々には、何卒のご理解とご了承の程をよろしくお願い致したいと思っております。
今後とも、小説・魔法陣に御用心をよろしくお願い致します。では、今回はこの辺りで失礼致します。ありがとうございました。