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第28話:Sky High



 おどろおどろしい火炎と爆発。

 その熱風がヒイロの髪の毛と目の前少女カレンの髪の毛を荒々しく揺さぶる。

 すると、カレンの髪の毛が燃え盛る熱風によってか徐々に色を変えていき、桃色の髪の毛から真っ白な白銀の色の髪の毛へと変貌する。



「あ、え?」



 目の前に起こったおどろおどろしい火炎と爆発の魔法に驚いて、言葉を無くすヒイロ。しかし、その目に見えて変わる少女の髪の毛の色に戸惑いの声が出た。



「あん、なに?」



「いや、髪の毛が…」


 一瞬、ヒイロはカレンが魔力の使い過ぎでその髪の毛を老婆の様な白髪へと変えてしまったのかと思った。

 しかし、その変貌はあまりにも美しく。

 全身の色が変わった白銀の髪の毛は、爆発の余波でもって煌めいて、一層、神々しいさがある様だった。



「あ、この髪の毛ね。はぁ、まぁ、魔素が枯渇した所じゃ、メイキングの魔法も解けるわね」


 そう言って、カレンは一つ大きく溜息を付いてヒイロを睨みつける。




「そうよ!! これが、本当の私の色よ!! 白族とか馬鹿にされてる様なね。何か文句ある!?」



 それは半ば諦めの入った投げやりな言葉だった。

 何故なら、この世界で全体が白色というのは忌み嫌われているのが現状だからだ。その為、カレンはその自分の本当の色をメイキングと呼ばれる魔法と術式で偽っていた。

 そうしなければ、シュフォンベルト領内ならともかく王都、それも王城の中ではその事を矢面に素気ない陰口や扱いを受ける事になるからだ。

 全く持ってカレンにとっては煩わしい事だが、しかし、姫と呼ばれて強制的に連れて来られたとしても、そこで過ごさなければならないとなると一応の自衛もしないとならないのだ。


 だが、そんな中でも隠さなければならないとなるカレンの心情的には憂鬱で、また、人と違うという劣等感が勝手に湧いてくるものだった。

 だから、ヒイロという少年に見られた時にしまったと思ったが、しかし、だからといってそれでしおらしくするのも違うと思い、開き直りという行為に出てしまったのである。

 本当は彼に自分がどう思われてしまうのか不安があるというのに…。



「あ、いや…綺麗…だと思って」 


「は?」



 しかし、紡がれた言葉は予想外な言葉で、カレンの思考は一旦、止まってしまう。



「………」



「………」




 また、ヒイロ自身もこの状況で何を口走ったのか言ってから気がついて何とはなしに黙ってしまう。

 しばし、無言で見つめ合うヒイロとカレン。



「あ! マリル!! 大丈夫、マリル!?」



 しかして、それは長く続かず、意図してか意図せずか、カレンの方から視線を切って、倒れ伏すマリルの方へと向かう。



「マリル?!」



 そのまま地面に膝を付けてマリルを抱き起こすカレン。マリルは起き上がれずにいたが意識はあった様でカレンの言葉に答える。



「大丈夫です、カレンお嬢様。お嬢様の回復魔法のお陰で生体へのダメージは軽微です」


「そ、そう、良かったわ」


「申し訳ありません。私の命令を聞かない個体が居るなどと思わず、お嬢様に危険な事をさせてしまいました」


「別に…いいのよ。ていうか、さっきも言ったけどアイツだけが何か違ったの。たぶん、マリルの想定外な奴なのよ」



 だから、気にするなとカレンはマリルへを立たせる。それに抵抗することなくマリルは立ち上がり、それでもなお、カレンへと深々とお辞儀をした。



「だから、いいって。…それより、アイツ…ちょっと、気になることを言ってたのよね」



「気になることですか?」



 マリルの馬鹿丁寧な対応にそろそろ恥ずかしくなってきたカレンは話題を切り替える様にして倒した魔物が語っていた事柄を話し出す。



「そうよ、下僕…あんたも聞いてたわよね」



 そして、それを同じく聞いていたヒイロへと話を向ける。



「だから、下僕は止めろ!! ヒイロだ!! 俺の名前はヒイロ!!」



「煩いわね、じゃあ、ヒイロ。あんたも聞いてたわよね、アイツがアストリナムを滅ぼすとかなんとか言ってたのを」



「……あぁ、確かにそんな事を言ってたな」



「マリル、とりあえず、あんたの言うことを聞いてた他の連中はともかく。アイツと同じ個体がアストリナムを襲うってこと、あると思う?」



 カレンの言葉にマリルは考え込む。

 そして、自分の命令を聞く個体は既に去って行ったが、聞かなかった個体と同じ個体がアストリナムで暴れまわる可能は多分にあるとマリルは結論付ける。



「あり得ます。あの個体がどういった物かは分かりませんが、別動隊が居たとして、私の立ち去れという命令は伝達されていないでしょう」



 そも、そのアストリナム襲撃部隊は別動隊な訳であり、ここでマリルが下した命令を聞いている訳はなく。

 この襲撃の首謀者の目的がアストリナム王国転覆ならば、既にカレンを襲う作戦と共に決行されていると考えていいだろう。



「あ、そう。じゃあ、しょうがないわね」


「はい? しょうがないと言うと?」



 マリルが己の推論をカレンに述べると彼女は満面の笑みをして、白々しく頷いた。

 それを見て、何がしょうがないのだろうとマリルが思っていると、



「いま、アストリナムは危険な訳でしょ。しかも、たぶん、お姉様方はまだアストリナムに帰国されておられない」



 ならば、その国の危機に姫たる自分が対応ひなければどうするのだとカレンが言い始めたのだった。



「なりません!? いくら、国の危機といえど姫様が前線に出られるなど、言語道断です」



「煩いわね。しょうがないでしょ? だって、あの国であの化け物に対処出来るのって私くらいでしょう?」



 確かに、カレンの言う通り、昨今では軍は他国の侵略や開戦宣告に備えて国境に駐留しており、王都まで取って返すには時間が掛かる。

 また、騎士が戦うとなるとそれはもう国へ侵略された末期の状態であり、手が足りていないも同義となってしまう。

 この状況を覆すには、軍の多勢が間に合う様に移動させるか、騎士の奮闘に期待するか、そして、それ以上の力。

 まさしく、英雄の力を持った者が止めに入るしか解決策はない。

 そうして、カレンにはその英雄の力がある。



「そうね、さしあたっての移動は、ルヴァリス先生に魔法船を借りる事で事足りるわね」



 また、移動の問題も直ぐ様に解決策がでる。

 あの魔法船アルバトロス号が本気を出せば、この浮遊大陸からアストリナムまで半日も掛からず到着するであろう事は容易だからだ。



「さぁ、行くわよ!!」




 しかして、事は国の一大事となりて、カレンのやる気に満ちた行動を止められないマリルとヒイロはアストリナムへと向かう事となったのであった。












 国防大臣ベン=カリヤックは赤い顔をして大粒の唾を飛ばしながら部下へと指示を出していた。

 そして、自らも鎧を身に纏い、剣を鞘越しに腰にと挿して臨戦態勢へと身を整える。




「騎士を集めよ!! 王城へだ!! 王都!? そんな所までは手が回らん!! まずは、城だ!! 城を護り、国王陛下を守護する事だけを考えよ!!」



 近隣の国の自国への戦争行為が始まるかもしれないと諜報機関で集めた情報を元に国境に軍を派遣し、駐留させたまでは良かった。

 しかし、そのせいでまさか、空中よりの魔物の進撃によって王都が、ひいては王城が危険に晒されるなど笑い話にもならない。



「見誤ったか…いや、しかし、()の国が我が国に宣戦布告するのは時間の問題であった筈だ…」



 弱気な声で自省するカリヤック。

 しかし、アストリナム王国へと戦争を仕掛けようと付け狙っている国があるのは以前から分かっていた事だ。

 故に、消極的ではあるが、国境に軍を置いておくという手段は間違ってはいなかった筈だ。

 想定外だったのは、この魔物の群れの暴走。所謂、スタンビートという物だった。



「くっ、冒険者たちは何をしておったのだ!! こういう時の為のハンターズギルドではないのかっ!?!」



 肥えた二重の顎を揺らして、またもや大粒の唾を飛ばしながら魔物への対処をし損ねた冒険者協会、ハンターズギルドへとカリヤックは悪態を吐いた。

 何かと王国に対して自分たちの組織に配慮をしろ、しかし、過剰な介入はするなと煩い冒険者協会ハンターズギルドは、王都やその他の街や村で魔物を駆除する組織である。

 その組織力はかなりの物で、一国の大臣と討議する程の影響力を持っている。

 それも、魔物に対してはハンターと呼ばれる魔物退治屋たちが抑止力となって、多大な貢献をしているからである。

 しかし、この状況を見るにそのハンターズギルドは機能していない様子だった。




「カリヤック大臣!! 騎士たちが集まりました!! しかし、何人かの者は既に魔物と戦いを始めている様子です!!」



「なんだと!? もう既に王城まで魔物が入ってきているというのか、クソッ!! えぇい、何人かはここに残り敵を待ち構え防守せよ!! 他は付いてまいれ!!」



 部下の報告にカリヤックはハンターズギルド等に吐き足りない悪態をありったけ吐きながら、国王の元へと向かう。

 そうしながらも、冷静にその途中途中で戦力を割きながら、防戦の部隊を配置していく辺り、やはり、国防大臣としての力量が伺い知れる。



「陛下!!」



 そうして、たどり着くは王の間。

 カリヤックは、残った騎士たちを扉の前や窓の前に配置していくと、アストリナム王の前へとひざまずく。



「カリヤックか…王都はどのようになっている」


 そんなカリヤックに対し、王国は親衛隊に黄金の鎧の装着を手伝って貰いながら、今現在の王都の様子を彼に問うた。



「申し訳ございません。王都は魔物たちに飲み込まれているかと存じます。既に王城の中にまで魔物は侵入している様子。いま、騎士たちで対処をしておりますが…なにぶん…」


「そうか…」



 カリヤックの言葉にアストリナム王は、小さく答える。

 騎士と言えど戦えるのは半数あれば良い方だろう。

 何故なら、今ある騎士の人員の殆どが若く未熟な者たちだからである。


 戦争があった。

 20年前に世界を巻き込んだ戦争がだ。

 そして、その20年前に起きた世界を巻き込んだ大戦の傷跡は、アストリナム王国において歴戦の騎士たちの殉職という痛ましい結果に終わっていた。

 だというのに、その火種はまだ消えず燻ったままだ。

 そして、その空いた穴を急いで塞ぐ為にまだ年若い跡取りたちを引き上げたり、爵位の位をあげたりして埋め合わせてやっと動いているのが今の騎士団だった。

 これが、平民も混じる軍部であったならばまた違ったのであろうが、いまはそれを言っても仕方がない事であった。

 故に、アストリナム王は自らも剣を持ち、戦おうと鎧を装着したのである。 





「カレリーナが不在であったことがせめてもの救いか…」




 そうして呟くアストリナム王の言葉はどこぞと知れぬ虚空へと消えていった。






 



 何故、自分はここに居るのか。

 空を行く魔法船の上でヒイロは自問自答をする。

 それから、ここまで来るまでの事を思い出す。


 昆虫型の魔物を倒したカレンは、その昆虫型の魔物が喋っていた事を学院の長であるというルヴァリスという女性に話し、自らが魔法船でアストリナム王国へと向かう事を告げた。


「理由は分かりました。あの魔物たちが機械兵であり、マリル女史の命令に従うこと、また、従わない者がアストリナム王国を襲うという旨を語っていたこと。しかし、だからといってMs.カレンが王国へ出向く事には反対です」


 それに対して、ルヴァリスはカレンがアストリナム王国へ行くこと、その為に魔法船を貸し出すことに反対をした。

 それもそうだろう。

 教育者として生徒が危険な場所へと赴く事を良しとする筈がない。

 ルヴァリスは至極当然な理由でカレンの願いを退けた。



「何故ですか? 先生はいつも魔法を行使する場所を探しなさいと仰られていたではないですか。昆虫型の魔物相手ならば負ける要素がありません。現に一体を無傷で倒しています」


 しかし、それを気に入らないカレンはルヴァリスが常に言っていたであろう、使えよ学べよという校訓を例に出して、自分がアストリナム王国へと行く理由を強く進言した。

 それを聞いて、やや顔を顰めたルヴァリスだったが返答は同じく否。

 しかし、それでも引き下がらないカレンに思いもよらない方向から援護の言葉が投げかけられた。



「良いではないか、Ms.ルヴァリス。そなたがいつも言っている校訓を忠実に熟そうとする生徒。それを支持しない事はこれまでやってきたお前さんの活動を否定する事になるぞ。それに、魔剣を持つ使い魔も居る。何を心配する事がある」



 旅の商人フーガーだ。

 彼とルヴァリスの関係がどういった物なのかカレンを含めてここに居る誰もが知りはしないが、その態度からかなり気安い仲の様であった。

 しかし、それでも、そのフーガーの言葉に嫌悪感を隠さず、ルヴァリスは睨み付けて黙らせようとする。

 ただ、やはり、年季の違いか齢を取った姿をしたフーガーの方が一枚上手の様で、



「カレリーナ姫様。魔法船の使用の権限はワシにもある。ルヴァリスが否と断ってもワシが是として魔法船の貸出を許可しよう」



「え? 本当に!?」


 などと、魔法船の実権をフーガーも持っている事を盾に魔法船の使用をカレンへと許可してしまったのだ。


 カレンは苦い表情でフーガーを睨み付けるルヴァリスの顔を確認しながらも、移動の手段が思わぬ形で手に入った事に素直に喜んだ。


 そして、ここで、何故か連れて来られた、いや、従者という立場上、仕方なく着いてきたヒイロだったが、カレンがアストリナム王国へ行くという事に無関心を貫いていた彼にも思わぬ言葉が掛けられる。

 それが、何故かヒイロがアストリナム王国行きへの魔法船に乗っている理由だった。


 魔法船貸出の許可を出したフーガーであったが彼はカレンに一つの条件を付けたのだ。

 それは、



「姫様。アストリナム王国へ魔法船を貸し出す条件に、必ず、使い魔を同行させ、その側に仕えさせて下され」



 という、ヒイロを無条件でアストリナム王国へと向かわせよという物だった。

 一瞬、何を言われたのか分からなかったヒイロだが、脳が理解してからは何故に自分が同行しなければならないのかとフーガーへ詰め寄った。



「何を言っておる。使い魔が主人を護るのは当たり前。それでこのアストリナム王国へと向かう姫様の身を心配しているMs.ルヴァリスの気掛かりが取れるというもの。それとも、お前さんは、姫様の使い魔ではないとでも言うのか?」



 その言葉にヒイロは絶句した。

 それを否定すれば、ヒイロはならばお前は何なのかという問題を突き付けられ、否定しなければ、そのままフーガーの言う通りにアストリナム王国へと同行しなけらばならないからだ。

 また、フーガーの言葉にカレンが当たり前よと答えて、視線でヒイロの方を『あんた、わかってんでしょうね!?』と牽制してきていた。


 あの状況でヒイロがアストリナム王国へ同行しないという言葉を紡ぎ出すなんて出来る筈もなく。そのまま、また、いつもの様に流されるままに魔法船と乗ってしまったのである。


 そうして、数時間。

 魔法船は、アストリナム王国の領内へと入り、王都アースラルへと舵を切ったのであった。



 そんな魔法船の船首にてカレンは腕を組んで、地上を見ていた。

 ここまでは、自分の思い通りにいった。

 しかし、ここからは更に自分の思い通りにするならば、かなりの労力を行使しなければならないだろうと考えているのだ。



(使えよ、学べよ。良い言葉ね)



 ヴァースレイド魔術学院で習った数々の魔術とその教訓は、カレンの性格に合う物だった。そうでなければ、短気ですぐ投げやりになるカレンが我慢してまで魔術という学問を学ぶ事は無かったであろう。

 そして、そのカレンの有り様の全てを許容してくれるルヴァリスという先生が居たからこそカレンは天才を超えた『神の子』などという大層な二つ名を得るほどの魔術師になれたのだと深くルヴァリスに感謝した。

 そして、その魔術という強大な力を手に入れて、最高の場面で自分が活躍する場所を得られたこの度の騒動に不謹慎ながらカレンは興奮していた。



(やっと…やっと、証明出来るわ…私が、私がカレン=ギースライド・シュフォンベルトだと言うことを!!)  



 シュフォンベルト家の『神の子』であるという事を。

 カレンは、彼女はずっと待っていた。

 姫と呼ばれて離されたシュフォンベルト家にどうやって復帰するかを。

 名を剥奪された訳ではない。

 最初から無かった事にされたのだ。


 だが、そんな事は彼女は許しはしなかった。

 あの男が、あの国王が否定するならばすればいい。

 しかし、自分は名実を手にしてシュフォンベルト家の者だと証明してやるのだと常に思ってきた。

 そして、それが今なのだとカレンは思っていた。



(?、炎…火事…やっぱり、王都が、アストリナム王国が襲われているのね)



 魔法船がゆっくりと減速していく。

 王都アースラルが目前と迫り、昆虫型の魔物に襲われているその凄惨な姿に船員たちも困惑して、近づく事が出来ないでいるのだ。



(これ以上は、前に進めなそうね)



 地上を見ると、まだ王都より離れているこの場所にも関わらず、昆虫型の魔物達がうじゃうじゃと蠢いているのが分かる。

 それらが、空を走る魔法船に気が付いて、羽を広げて、こちらへと向かってくる。



(さて、マリルに命令させれば、殆どの奴らが無力化出来る訳だけど…)



 この空の上、風切り音の中でその命令が届くか、また、届いたとして、言うことを聞かない個体が紛れていた場合、どうなるか。

 色々と思考を巡らせてカレンは、魔法杖を構えて、自分の方へと向かってくる魔物たちを見据えた。



「はぁあ!!」



 それから、大きく掛け声を放ち、船首から空へと飛び出した。



「ウィンドカッター!! ウィンドドーム!!

はぁああっ!! ファイヤーストーーーーム!!」 



 魔法で無数の風の刃を出して、群がっている魔物たちへとひと当てすると、風の足場を作り、地面へとたどり着くと、空へと向けて魔法の巨大な火柱を立てて、空にいる魔物たちを燃やしていくカレン。



「まだまだ!! ファイヤーストーーーーム!!」




 彼女の戦いはいま始まったのだった。




















うーん、場面の切り替えが難しい(._.)

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