表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

第3話 西条かんなの思惑

まったく……、俊也ってば本当に子供なんだから。

昔からそう、私が何か他の人に何でも相談して良いよって言うとこうやってあーだこーだ言ってくる。

相談とかって……いつも勉強とか、たまにしかいない親の代わりにいろいろやってあげてるのは誰だっつーの!

「もういいわ。アリスちゃん、話はまた今度ね」

「あっ、はい……」

「僕はよくない!」

……しつこい。

いつも、いつも自分勝手で、っていうかなんでこんなやつにあたしは惚れたんだろう?

「ほら、先生来たよ。あんた転校生でしょ。最初から怒られてどうするの?」

「ごめんなさい……」

「ん」

「……ありがとう」

照れた。こんな奴だけど、ここら辺が可愛いんだよね。

「うん、よろしい」





「ひどかったね」

「言うなよそれ」

今は昼休み。

どうせこいつ一緒にご飯食べる相手がいなかっただろうから誘ってやった。

そして今話しているのは今朝の自己紹介のこと。

「てかさ、あそこで噛む?そしてあんなことを言う?」

「だから、言うなって!」

このバカは自己紹介のときに自分は彼女が今まで出来なかったことを大真面目に言い、挙げ句の果てにそこで噛みやがった。

「でさ、話変わるけどアリスちゃんに何を聞こうとしてたの……?」

それは私が一番気になること。アリスちゃんはもしかしたら……

「かんなには関係ないよ。それよりさ僕、学校案内して欲しいんだけど」

また話をそらした。

こいつは肝心な所で大事なことを教えてはくれない。

それほどの関係ではないからなのだろうか。

もしこいつ……俊也に彼女とかできたらそんなことも話すんだろうな。

「っ、でも!かんなにはいつも感謝してるし、出来れば隠し事もしたくない。それでも!それでもこのことだけは絶対にダメなんだ。」

「……」

「だからゴメン!話せるようになったら、決意ができたら、絶対最初に話すから」

なんだ、そんなこと思ってたんだ。

そうだよね。

昔からそう、隠し事をしても最後にはきちんと自分から話してくれる。

私には関係のないことでも。

今日のところはま、諦めよう。

でも、

「よし、じゃあこれからどこ行く?」

「え?」

「このかんな様が案内してやるって言ってるの」

「う、うん」

でも、私のこの気持ちを伝えたら、絶対隠し事なんてものを無くしてやるんだから。

私は目の前にいるアホな幼なじみにむかって笑ってやった。

やっとネタが出たぁぁぁぁー。

今回はすごく点が多く見にくかったと思います。

こんなつまらないものに付き合って下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ