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プロローグ
ー僕は『彼女』に恋をした‥‥
いや、もしかしたら出会ったときから『彼女』に恋をしていたのかもしれない。
とても可愛くて愛らしい『彼女』
笑った顔
泣いた顔
怒った顔
すねた顔
ーそんな『彼女』の全てが大好きだった。
でも『彼女』は『あべこべな世界』でしか存在できない存在。
『現実』には存在してはいけないはず。
そのはずだった‥‥
ー『現実』では絶対に会えない。
でも僕はこの目で見たんだ。
いつものように楽しそうに遊ぶ姿を‥‥
でも、そこにいたのは『彼女』ではなかった。
同じ顔をした別人、と言ったほうがいいだろう。
それでも僕はどうしても『アリス』が気になっていた。
そして僕は知った。
『アリス』には『彼女』似た輝きがあった。
他の誰にもない特別な輝き‥‥
『アリス』はもしかして、もしかしたら‥‥‥
ーはたして、ここにいる『アリス』は『彼女』なのだろうか?
はじめまして。
初投稿です。
初めてなのでいろいろと読みにくいところもあると思いますが、これからよろしくお願いします。