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星と夢と  作者: 作者不詳


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【第6話】夢ゆめ

この物語はフィクションです。登場する人物、地名、固有名詞などは実存するものと一切関係ありません。

 6月3日オンラインオープンキャンパスの日。普段の疲労から起きられないかもしれないと思ったがちゃんと起きられた。・・・開始時刻の1時間前くらいに。ご飯食べとこうかな。食べなくてもいっか。どうせ用意されてないし、今から準備して食べるのもめんどくさいし。終わってから食べよ。服着替えようかな…。外に出る訳じゃないしいいかな。別にこの寝間着(ねまき)のままでも問題はないか。いや着替えた方がいいか。いい組み合わせ思い浮かばん。上にあるやつ適当にとっとくか。どうせ下見えないし。・・・結局よさげな感じにしようって考えてしまう。

 オープンキャンパスの話の流れは、どうして参加しようとしたのかや入学に関して、業界の構図みたいな話をひたすら聞いていく感じだった。話聞いててめんどくさいなって思った。保護者の同意を得ないと難しいとかアニメに関わる仕事がしたいなら他の仕事で進出が可能とかそういう感じの話から始まった。大人に夢の話をすれば大体は否定から入られる。否定しない人間は途中で挫折したとか否定されて(あきら)めたとかそういう人が多いらしい。仕事の分野を自分のやりたいことにするとこんなことになるよ的な話をされた。自己責任、自分の行動における正解を何にするか、何を目指して仕事をするか、自分に何ができるか。こういうことを有意義にポジティブに考えることが大事みたいなことを言われた。福岡県に声優事務所が無いため、福岡県の人達はフリーランス・個人事業主として活動することが多いらしい。アニメ業界の構図はざっくり言うと、原作者→出版社→アニメ製作委員会→声優事務所→グッズ・ゲーム・IP関連→専門学校 こんな感じになっているらしい。仕事量に関与しない月給や日給などといった固定給と異なり、労働分だけ給金がもらえる歩合制(ぶあいせい)であり自分で仕事をとりに行く必要があるらしい。テレビとかマンガとかで得たことのある知識とほとんど一緒だと思った。仕事に関して所属が重要になってくるらしい。アニメ製作委員会が声優事務所に依頼という形で仕事を提供してもらえるが、事務所のコネが必要らしい。認知されていないと仕事がもらえないということだろう。(ちな)みに、グッズ・ゲーム・IP関連はアニメ(恐らく原作も)の流行がポイントとなるらしい。

 小説に関して、就職するのはありらしい。アニメライターやゲームシナリオ、動画のシナリオなどが就職先の例として挙げられた。インターンが就職において重要だという話や小説執筆の勉強環境が少ないことを話された。6月5日~6月6日頃にパンフが届くからそれを使いながら興味があることや学校の話を聞いてみたとか説明してみるように言われた。選択肢を広げるためにも決断を急ぐように言われた。


 パンフレットは6月5日に届いた。話はできないまま日々は進んだ。母親は届いたパンフを見てなんか分かった気になってるように見えた。どう話をしようかと考えていた。

 6月8日に数学の(じゅく)を辞めてることに関して問い詰められた。金切(かなき)(ごえ)ですごく責め立ててきて(わめ)いてきた。辞めたならお金はどうしたとか辞めてから塾のあった時間は何をしていたかとかそういう話ばかりだった。別にこちらの心配は一切してないようだ。分かり切ったことだ。因みにお金は交通費とカフェでの滞在費、と必要だと思った物の購入に使った。そのことを説明しても母親はろくに理解しようとしなかった。快楽目的で利用したと決めつけている。実際、他人から見たら甘い(みつ)(すす)って、蜜に浸っていたように見えるのだろう。こっちは息苦しさを(まぎ)らわせることに必死になってるていうのに。

「あんたのやったことは、テレビに出とるあの人と同じことなんよ!!」

「前に聞いたよね!あそこで続けられそうかって!」

耳が痛くなるほど言われた。確かにやってることは横領(おうりょう)だし、間違ったことであることは事実だろう。でもこの状況作ったのもあんただろって言いたくなったが我慢(がまん)した。あと、聞いてきた時分からんって言ったよね。始めて一回目で継続可能かどうかなんて分かる訳ないだろ。それ以降知ったけど、鼻水をかんだ後のティシュを(にぎ)った手とか咳やくしゃみを抑えた手とかで自分の教材をそのまま触るの嫌だなんて相手に直接言いにくいし。それに、送り迎えとかしますよは良いけど、その間に何でこっちの個人情報とかプライバシー探ろうとするの。あとさ、教えてる立場なのに罵倒(ばとう)するのはおかしくない?こっちが眠そうにしてることとか復習しないことを相手が責めるのは仕方ないとしてもだよ。このことに関しても、学校の課題とか国語がメインの個人塾から出された予習・課題とか家の家事とかで時間が碌に取れてないっていう言い訳があるんだけど。まぁ、このことを誰かに言ったところであんたよりも忙しい人がいるとかゲームしてる暇があるならできるだろとか言われるだろう。暇だと感じているからゲームをしている訳じゃない、しないと生きるのが辛くなるんだよ。依存しないと生きてるのもやっとなんだよ。快楽を得るのに手っ取り早い手段だから。それに、中学生のころ親によく約束を破られていたからっていうのもあるんだろうと今思った。とりあえず、使ったお金4万5千円くらいを返すことが決まった。高校では特に理由がない限りバイトを禁止されているため、高校卒業後から返済するように言われた。この一悶着(ひともんちゃく)の時、心臓のあたりで絡まっていたハート状の(なに)かの一部が切り落とされたような感覚がした。

 その日は疲れて気付いたら眠ってしまっていた。


 6月10日また怒られた。怒っているのは国語の個人塾をオンラインでしている先生だ。始まる30分前から準備してたら気付いた時には寝てたみたいで、開始予定時刻の10時から5分ほど過ぎていた。そのため、遅れたことについて始めに怒られた。怒ってる本人が20分くらい遅れたことや忘れていたこともあったが、特に悪びれもせずごめんと言って言い訳を少しして始めたり他の日に変更したりしていた。他には、連絡しなかったことを責めてくることもあった。始まるまで勉強してることが多いから時間を気にしないで待つことが多かったし、本人も来るまで勉強しろと言っていた。そう思うと、お前が言うか?と思ってしまった。その後は、思い出したように数学の個人塾を辞めた話に変わった。この前聞いたことと同じようなことを言われた。ただ普段から聞きなれている口の悪さであるにも関わらず、結構心をえぐられた。オンラインである分対面で罵倒された時よりも心は楽だったが。その後は、進路相談が勝手に開かれた。

「他のやつが言いよったけど、歌手になるために毎日風呂で歌って練習してますとか馬鹿やん。歌い手とか歌手になりたいんなら、歌ったのとかネットに投稿すりゃいいやん。風呂で練習とかそんなんなんもならんやろ。」

的なこと言ってたが、そんなことが簡単にできるかっていう話だが。スマホで録音すればいいとか言ってたけど著作権とか音響とか色々考えないかんことあるやろ。そういうことは調べればある程度できるようになるかもしれんけど、すぐにその知識・技術を身につけたり活用したりできるかって話なんよ。別に風呂で歌の練習するのは悪くないだろ。そう思いながら話を聞いていた。

 因みに、今回は授業はせずに相手の独壇場(どくだんじょう)的な話し合いで終わった。

 話を聞き終えて思った。こんなのばっかだから大分県出身の人間が嫌いなんだと。いや別に全員が嫌いとかそういうことではないが、身近にいた大分出身の人が暴力、暴言、虐待当たり前って思考の奴ばっかだから(なん)となく抵抗感がある。

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