【第4話】凪げ
この物語はフィクションです。実在する団体・人名・地名等とは関係ありません。
久しぶりに部室来たな…。最近来るの避けてたから仕方ないんだけど。知らない後輩増えてる。なんか気まずい。
「久しぶりやね、部室で――――見るの。」
「ぁあ、はは。」
あなた達が俺が課題してないことをいじってくるのが原因だろ。やりたくないからしてないわけじゃないし、時間あったらやってるよ。
写真撮影が終わり、初めて会った後輩たちに自己紹介することになった。
「#$%&です。私とは生徒会であったことがある方もいると思います。見かけたら気軽に話しかけてください。これからよろしくお願いします。」
「じゃあ、次。」
「――――――です。よろしくお願いします。」
どうしてこんなにも自分の名前って言いづらいんだろう。やっぱり他人の名前って感じがする。しかもみんな興味ないよね、いつ会えるか分かんない上に見てて不快になるような先輩とか。
もうすぐ共通テストの模試の日だ。今回、土日を使って行われる。貴重な土日の睡眠時間を削られるのは、正直嫌だ。更に、来週には文化祭がある。文化祭は眺めている分には楽しいが、独り身には孤島の崖に建てられたレストランのような気持ちになる。この比喩の意味は自分でもよく分からないし、分かろうとすることに意味も無いので無視しておく。この感じだと文化祭が嫌みたいに聞こえるかもしれないが、嫌なのはその後である。実は、大学入試に一応使えると思って、英検二級を一学期に取ることにしていた。つい最近一次試験の日程を伝えられたのだけど、それが文化祭の翌日なのである。まぁ、仕方ないことなんだけどやっぱり気が進まないというか気が乗らないというか…。
共テ模試当日となり、試験を受けるために私は座席に座っていますが、内心焦っています。というのも、遅刻をしました。正確に言うと遅刻ではないのですが、学校に来るのが結構ギリギリになってしまいまして。理由と致しましては、バスの時間が曜日で変わるのは常識として覚えていましたし、余裕を持って早いバスで行こうと思っていましたが、寝坊してしまいましてまぁ次のバスでも間に合うから大丈夫かなと思って、そのバスに乗って学校に行ったのです。まぁ、案の定バスが少し遅れました。それでも、時間に余裕があるはずなので学校に徒歩で行くと自分たちの教室がある階層に荷物が置いてあったり、バタバタしていたりという状況で薄々よろしくないなと気付き、今の状況に至ります。席に着いて黒板を見ますと、私の覚えていた着席完了時間と違う時間が書かれていました。とどのつまり、私の過失です。しかも、只今希望する大学のコードなどを記入する時間なのですが、家に置いてきてしまって記入できませんし、借りようにも借りれるような人も周りに居らず、最終的に未記入のまま提出しました。・・・因みに、テストの方はそれなりにできたかなと思います。勉強のために残ってる人がいる。明日もテストがあるから地学と生物の勉強をすることにした。数学?どうせやっても意味ないから家に帰って少しやって、直前にも確認するぐらいで大丈夫だろ。今日、教室に残っている人は普段放課後に残っている人とたまに残ってる人ぐらいだった。
今日は昨日と同じ轍を踏まないように、前回乗る予定だったバスに乗りました。今日は、お昼に帰れるのですが、テスト後に来るバスには乗れそうもなく二時間程後のに乗る必要がありそうです。
テストが終わり、開放感を少し感じた束の間自己採点に移ります。今日のテストはいつも通り自信は無い上に2回あった数学の内の片方が解き終わらなかったのでとても心配です。まぁ、なるようにしかなりませんから、そんなに気にしてないのですよね。…結果、悪くないけど良くなさすぎます。特進にいるのにこの点数は、面汚しと言われても仕方ない点数です。なんだか申し訳ないですね。実際俺はそんなことを考えてないけど、私の心はざわついているという事実からは逃れられません。
自己採点が終わったがバスの時間になるまで待たなければならない。受験勉強のためか教室に残っている人もいる。よく放課後に残っている人や生徒会の仕事で普段教室に残れない人などがちらほらって感じだった。もちろん宮瀬さんもいる。そんなに時間が経たずして、生徒会の人の友達が教室に戻ってきて、
「おかえり。」
「ねぇ、何しよん。」
「せっかくだから、自習しようかなって思って。」
「ふぅん。他の場所でしない?」
後から来た少女は周りを一瞥してそう言った。
「そうやね、迷惑かけたら悪いし。こっちゃんとか誘って、公民館の近くにあるカフェで勉強しよ。」
「うん。ヨネダ珈琲ね。」
「うん!そうそう。」
そうして放課後が始まってすぐに帰っていった。教室には外にパイプ椅子を持ち出し単語帳を熟読する者、立って勉強する者など様々な人がいた。私は数学のことを引き摺り、数学の勉強をしていた。今まで時間が足りずできなかった分だけど。まぁ、俺がそんなに集中できなかったから、途中で学校で割り当てられているタブレット端末から小説投稿系サイトを開いて小説書くのを勉強の間に挟んでた。書いてる小説は私小説みたいなもので、何かでき事があった時に書き込んでいる。何があったかを忘れないようにして将来の自分に役立てるため、昔のことを何故か忘れていってる自分のために書いてる。記憶力が悪い訳ではないけど勉強はうまくできないし、過去のことを一切覚えていない訳ではないけど楽しかった思い出とか優しくされた思い出とか思い出せなくて辛かったことや自分の犯した罪は鮮明に思い出せる。赦されないことだろうがそれらのほとんどが「子供だから。」で許容されそうで胸が削られそうだ。そういえば、あいつ生きてるかな生きててほしいな。そして、永遠に俺を赦さないでほしい。そういえば友達だったあの子は高校に入ってから病んだってきいたような…。
土日学校あったのになんで今日も授業あるんだよ。まあ、授業水曜日までだし頑張るか。授業中寝ないように頑張るのがメインな気もするが…。
木曜日になって準備を進めることになったけど屋台だし、特にすることなかったな教室の片づけくらい?文化祭は金曜日から2日間あるけど土曜日の外部から人が来る日の方がメインだし、金曜日なんてほぼ準備だから実質一日なんだよね。
金曜日に家からガスコンロとガスボンベもちゃんと持って来た。バスで持ってくるの大変だったな。サブバックを足の上に置いてると立ち上がるのちょっと遅れちゃうから申し訳ないよね…。荷物は理科準備室に先生の指示の下置いておくことになった。朝は、体育館に集まって準備期間の動画を見せられる。そして、それぞれのクラスの出し物を紹介を寸劇的なものでされる。レクリエーションみたいなものだと思う。みんないきいきして楽しそうだという印象がして羨ましかった。




