【第2話】些細な出来事
この物語はフィクションであり、登場する団体・地名・人名などは存在するか分かりません。
ゴールデンウィーク来た!ニュースでは大型連休と呼ばれてるらしいね。理由は、何がゴールデンなんだって言われたからだとか何とか…。かく言う私は、課題と家事に忙殺されてた気がする。ゴールデンウィークの間に学校はあるし、木曜日には遠足だよ?皆周りでワイワイお話しながら、遠足してる中、1人だけ小さな声で歌いながら山登ったり、坂下ったりするという思い出になっちゃった。まぁ、クラスレクリエーションでドッジボールしたけど、私はほぼ何もしなかった気がする。でも、楽しかったと思う。
今日は休み明け。普通にヤバいです。ちょっと準備に手間取っちゃって、いつもより2分ほど遅れてしまいました。一応間に合うのですが、少し余裕を持ちたいと言いますか…。兄も同じバスに乗りそうだったけど、戻って行きました。何やったんやろ。
お昼休みになりました。今日は委員会の集まりがあるみたいです。場所はいつもの場所みたいだけど、食べる時間があまり無いから急がないといけないのが少々辛い。
「ねぇ、委員会の場所は大講義室で合ってるよね?一応前に書いたけど。」
「…あっ、うん。いつも大講でやってるから合ってると思うよ。」
びっくりした…。まさか宮瀬さんが確認の為に私に話しかけてくるなんて。この人の声を聞くと耳がソワソワする様な気がする。耳に残る様な感じ。因みに、宮瀬さんはクラスの係を掛け持ちしてて、そのうちの1つが委員会などの打ち合わせがいつどこであるかなどを連絡するといった内容の係である。その後、次の授業の教材を準備し、急いでご飯を食べ委員会へと行った。
授業が終わり、放課後となった。今日は、PTA総会があった為時制が変わっており、生徒は早めの放課を喜んでいた様に思う。まぁ、1学期の中間考査まで今日を入れて1週間程といったところの為、勉強をする人が多いだろう。この期間は、部活動が中止になる為部活に勤しむ人はいないはずなのだが、陸上部などの運動部は活動してるようだ。確か、大会が近いとかという理由があったと思う。私は、一応勉強する為に教室に残ろうと考えていたが、廊下でも十二分に聞こえる声量で話している人達が2組といっても自分以外の人なのだが、その人達がいたので教室では集中できそうにないなと思い教室を後にした。因みに、特進と呼ばれるクラスは文系と理系に1組ずつあり、文系は3組、理系は7組という感じである。そして、私の所属している3組が騒がしくしてしまっている一方、他のクラスでは黙々と自習をしている所があれば授業形式で学習を深めている所もあった。申し訳なさと自分も頑張りたいという気持ちが出てきた。
勉強が可能なカフェに行って、そこで勉強をした。けどあまり上手くいかず、授業の予習だけで終わってしまった。学校の方がもう少し出来たのではと思うぐらいだ。学校の敷地内にある公民館みたいな所が生徒の要望により解放されるようになったのだが、結構といっても4つ程だったはずだけど決まり事があるみたいで違う意味で集中が出来そうにないので1度も行っていない。今回に関して、集中できなかったかと言われれば、出来なかった訳ではなく私の語彙力の無さが原因だと思う。
家に帰り、いつものようにお風呂に入り夕食をとって寝る。明日は、単語テストがある為対策でもしようかと思ったが自分の身を案じ寝ようと思う。