【第11話】光陰矢の如し
この物語はフィクションです。登場する人物、地名、固有名詞などは実在するものと関係ありません。
11月1日昼休み、延期されていた卒アル用の学年写真とクラス写真の撮影が行われた。
翌日、二日間に亘って共テの模試を受けた。土日にそれぞれの生徒の自宅でするため監視が無いため不正はありそうだが、共テの対策と考えると自発的に抑制されるのかもしれない。時間通りにするよう先生は言っていたが場合によっては調整できるから一日で済ませた人はいるかもしれない。
共テが近づいてきたためかテストの頻度が高い気がする。昼頃に終わっても時間が中途半端でできることが限られて困る。
11月17日、先月一回もなかったから安心してたのにまさか出てくるなんて…。めっちゃ出てくる、ばれないようにしないと。鼻もそうだけどちゃんと吐いとかないと後で困る。貧血になりそうで怖い。また期末考査があるのに…。
特に変わりなく期末考査が終わった。テスト対策の時間が碌に取れなかったのに成績維持してることは誇っていいと思う。
土曜日にも学校に来てえらい。講義が放課後だけでなく休みの日にも来るなんて、予定なくてよかったけど。
今日で11月も終わりか。共テまですぐやな…。
いよいよこの時期が来たな!ついこの間までハロウィンって感じだったのに、周りの足が空を切っているのを感じる。教室でも9割9分9厘の受験の話と1厘の聖夜の話が聞こえてくる。
「付き合えるか分かんないし…」
「この時期に付き合い始めたカップルは必ず別れるって話あるやん。」
男子しかいない教室で唐突に恋愛相談が始まった時、気まずいから消せない気配を必死にごまかさないといけないの辛い。




