【第10話】削られたミルクパズル
この物語はフィクションです。登場する人物、地名、固有名詞などは実在のものとは関係ありません。
土日学校だけど、30日休みだし予定立てとこ。お菓子食べたいし朝クッキー作って、昼に英語しよ。リスニングとか課題とか。で、夜はお茶会とかいいんじゃない?2人で夢とか進路とかの話し合いしたいし。
いつも通り、予定のようにはいかなかったな。起きるのは遅くなったし、洗濯物に洗い物に色々溜まっとるし。休む間もなく、夕飯の準備をする時間になった。
ご飯食べたし、お皿片づけたらお風呂入って課題しよ。
眠くなったら課題止めて寝よ。
中間考査が始まるけど、今回は特殊だなって感じる。先生に言われてたけど金曜日の1限に生物の考査が入ってその後は通常授業って感覚狂う…。
朝、欠席者が多いため卒アルの学年写真の撮影は延期になったことを先生から告げられた。
テストが終わって自習の時間になった。
「それじゃあ、順番に面談するから自分の番になったらレク2まで来て。」
そういえば、中間考査の期間中に先生が二者面談するって言ってたな。すぐに順番くるよな…。まぁ、テストの対策しよこ。
「失礼します。」
「どうぞ。座って座って。」
周りのざわめきのような静かな音が自分の耳に導かれてるそんな感じがした。
「――はさ進路、どう考えとる?書いとる志望校見たけど、厳しいと思うなー俺は。」
「ぁあ~、一応兄のいる大学は受けようとは考えてはいます。」
・・・その後も話は続いた。いくら考えてもどうしようもない話や自論のような話そういうものを聞かされた気がする。
「自分でも分かっとるんやろ。今の学力じゃ厳しいってこと。」
「みんなって夢ってある?僕は漫画家になりたいって思ってて、新人部門で描いた漫画を持ち寄ったらコミックスに掲載されたことがあって、」・・・
中間考査の終わった週の金曜日の6限目、倫理の授業の終わりに的場先生がそんな話をしていた。今まで夢なんて考える時間とかなかったよなぁ。幼稚園にいたころはパン屋…だったけ。今は生きるのに必死であれとかいいんじゃないって感じくらいで他の人みたいに決まってないんだよな。
予定調和とか徳とか言われてもよく分かんない。取り合えず今できることをしてみようかな。資格系は取れる場所も決まってるし、声優はネット配信から行けるかもしれない。小説は投稿していれば読んでもらえるし。できる限りがんばろ。
10月8日にあるはずだった卒アル用のクラス写真の撮影は学年写真と同じくインフルの影響で延期になった。




