↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/39

33.星継ぎのファンタシア掲示板3

「すごい! すごいよ彼らは!」


 手を叩いて喜ぶ、長瀬流一郎。


「なにがすごいんですか?」


 たずねる主任に、流一郎は勢いよく振り返る。


「自爆だよ! 【彼女】が自爆したんだ!」

「それがどうすごいと?」

「ロボット三原則は知っているね?」

「聞いたことくらいは」

「それはロボットが従うべき三つのプログラム。その一つに『自己防衛』というものがあり、もちろん彼女にも『自己防衛』は搭載されている。だが自爆はそれに真っ向から反する行為になるんだ! 見ただろう? 彼女は自己防衛のプログラムに背いて我が身を犠牲にしたんだ! 彼を守るために!」

「…………」

「どうしたんだい? もしかして、世界を変えるこの実験が怖くなってしまったのかい?」


 流一郎はニヤリと笑みを浮かべる。


「いえ、私には完全に『楽しいから』やってたように見えたので。10年前に見た【彼】の自爆に相当憧れていたようですし。見ました? 自爆する時の『やったった』顔」

「…………」

「……あの」

「なんだい?」

「貴方の言うAIって、アホの子インターフェースの略とかじゃないですよね?」

「なんてことを言うんだキミは」

「いえ、このままだと多くのことを学んだ上で、世界を左右する選択肢を『面白そうだから』という理由で決める子になりそうじゃないですか? 彼ら自体にそういう雰囲気がありますし、彼女もそれを最高に楽しいと感じてますよね」

「そんなことは……ないはずだ」


 思い当たり過ぎて、流一郎は急に歯切れが悪くなる。


「……消しときましょうか? 生まれるのは愛か、それとも人類を滅ぼす悪魔か。これは世界を変える実験だ……みたいなインタビュー」

「だ、大丈夫だから。あとで黒歴史になったりしないから……」


 流一郎は若干顔を引きつらせながら、コーヒーを口にする。


「それでも、【彼女】が彼らとどんな旅をするかで人類の未来が変わっていくことに変りはない。そして【彼女】は今、たくさんのことを学んでいる最中なんだ」


 そして再び、モニターに視線を戻す。


「HMXX-18・ルリエッタ。彼女の物語はまだ、始まったばかりだ」



   ◆



星継ぎのファンタシア総合Part842


418:名無しの冒険者

イベント終わた


419:名無しの冒険者

参加しただけでも報酬が出るってのはうれしいな


420:名無しの冒険者

ステータスの一時上昇アイテムは意外と有効だからな

最多キルの報酬は魔剣、MVPにはユニーク装備だって


421:名無しの冒険者

遺跡はどうなったんだ?


422:名無しの冒険者

電池が出てこなくて遺跡は開かなかったみたい

でも単三が必要ってことが判明したから近いうちに誰か開けるだろ


423:名無しの冒険者

得られたのは月の民に関する情報と、他の遺跡へのヒントくらいだな

あとはその辺りを調べてる博士とか探検家がいるって話か

あのロボットもなんか情報くれそうなんだけど、イベントが起こらないんだよなー


424:名無しの冒険者

それは追々出てくるんじゃね?


425:名無しの冒険者

みんなお疲れ

俺は行くかどうか悩んでたらもう遅い時間だったから諦めた


426:名無しの冒険者

お前は休日の俺か


427:名無しの冒険者

分かる

結局買い出しだけして終わりとかになるよな


428:名無しの冒険者

それで「まあ、何もしなかったわけではないから・・・」みたいな言い訳をするんだよ


429:名無しの冒険者

俺はなんか透明な液体に足を取られてる間に魔法くらって死んだわ

あの平原にまかれてた謎の液体はなんだったんだ・・・

ていうか、帝王が敗けたってマジ?


430:名無しの冒険者

マジマジ

なんか四人パーティの冒険者が倒したらしい


431:名無しの冒険者

冒険者!?

帝王って聖騎士だろ?

どうやったら勝てんだよ・・・


432:名無しの冒険者

ていうか四大クランの一角を倒すって、そいつらどういう位置付けになるんだ?


433:名無しの冒険者

5つ目の四大クラン


434:名無しの冒険者

何そのいきなり矛盾する感じ


435:名無しの冒険者

でも、あの極悪スライムを謎の光線で消し飛ばしたヤツ

黒騎士を魔法で吹き飛ばしたヤツ

帝王と互角に戦ったヤツ

その上で帝王を一撃で倒したヤツ

合計四人のパーティなんだろ?

七英傑の方はどうすんだ?


436:名無しの冒険者

帝王たちを倒したんだから、放置とはいかないよな


437:名無しの冒険者

11人の七英傑


438:名無しの冒険者

ガバガバで草

四大クランの5つ目は許せるけど、七英傑の11人目はさすがにひどい


439:名無しの冒険者

『七』英傑とは一体・・・うごごご!!


440:魔霧刹那

――――帝王が破れるとは


441:名無しの冒険者

お、せっちゃん

結局イベントには来なかったな


442:魔霧刹那

――――クエストが長引いた


443:名無しの冒険者

やっぱ同じ七英傑として、帝王を倒した冒険者たちに興味持った感じ?


444:魔霧刹那

――――それだけの強者なら、いずれぶつかることになる

――――今から楽しみだ


445:名無しの冒険者

ていうか、あの冒険者って例のナビ子連れの冒険者だったよな


446:名無しの冒険者

マジで!?

やっぱ冒険者ってただ弱いだけじゃなくて、特殊なイベントとかスキルが出るのか


447:名無しの冒険者

でもなぁ・・・さすがに基礎能力が低すぎんよー

あれじゃ何するにも死にまくりだろ


448:名無しの冒険者

だからナビ子がついてくるんじゃね?


449:名無しの冒険者

それだ!

もしかして冒険者プレイをチュートリアルで宣言することが条件なのでは・・・っ


450:名無しの冒険者

ちょっとチュートリアル行ってくる!


451:名無しの冒険者

俺も!


452:名無しの冒険者

わたしも!


453:名無しの冒険者

そして誰もいなくなった

こんなにもピタッと書き込みが止まるもんかね


454:名無しの冒険者

まあ、あのナビゲーションAIが付いてくるかもしれないってなれば検証したくなるわなぁ


455:名無しの冒険者

俺はなんとか流とか言ってた忍者の子がいいな

あの揺れる太ももがいい


456:名無しの冒険者

急な性癖語りやめろ


457:名無しの冒険者

カッコよく戦ってるのに悲鳴が可愛いのもいい


458:名無しの冒険者

やめろって


459:名無しの冒険者

あと、クナイでぐりぐりされたい


460:名無しの冒険者

それはちょっと分かる


461:名無しの冒険者

分かるなよ


462:名無しの冒険者

うるせえなあ

そういうお前はどうなんだよ


463:名無しの冒険者

俺にそういうのはねえよ

まずゲーム内に持ち込むなって話

むしろ害悪だとすら思ってる


464:名無しの冒険者

意外とあの冒険者が好みだったりしてな


465:名無しの冒険者

それだったらウケる


466:名無しの冒険者

なにいってんdなよ、そんなわけなおdkさろお


467:名無しの冒険者

お、お前・・・っ


468:名無しの冒険者

まあなんにせよ・・・みんなお疲れ様!

お読みいただきありがとうございました!

少しでも「いいね」と思っていただけましたら。


【ブックマーク】・【ポイント】にて、応援よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。