９８、会議？ですよね、あちらこちらに脱線し過ぎてます(´・ω・｀)
「でもこの魔物の分布ってどうやって調べてるんですか？」
「それはのぅ、直属が警戒と一緒に調査しておるからの。」
「それも直属の仕事じゃないですか！さっき聞いたときには入ってなかったですよ。」
「偵察関係だからのぅ、言い忘れておったわい。」
「村ができた初期は猫人族総出で調べたらしいニャよ。」
「猫人族総出でですか？」
「カノちゃんもクルトのあれを見てるから分かると思うがニャ、気配を分断して囮にして逃げるからニャ、他の種族よりは生還率はマシマシニャよ♪」
「マシマシって…でもあれって、気配を分断するだけなんじゃないんですか？」
「娘っ子…そりゃあ、クルトも自信を無くすな(´・ω・｀)」
「え？どういう意味ですか？」
「カノちゃん、クルトのやったのは気配を分断しただけじゃニャいニャよ、気配を分断してクルト本人は気配を遮断してたんだがニャ…。」
「そうなんですか！？」
あ～私マップ見てたから、気配のことなんて全然気にしてなかったからな～、クルトさんには悪いことしたかな？
「そうですか…ちょっと待ってくださいね。」
「どうかしたか？」
「え～、そのまま気配は隠していてくださいね、今回は指摘されてもノーカン、回数に含みませんから…。」
そう言って花音は周囲を見渡すが、会議参加者はそれぞれ視線を交わし首を横に振る、誰も動かないようなのでそのまま続きを話す。
「それでは…最後まで見つからなかったら褒美に私が装備品を作りますから、見つからないように頑張ってくださいね♪」
花音の一言で会議参加者でタマの小太刀の能力を知ってる者は動揺し、隠れてる者も３人程気配が揺らぐ。
「やっぱりダメでしたか(´・ω・｀)」
「そらしょうがいでしょう、カノンお嬢ちゃんがこしらえるもんどすねんから。」
「だよね、私も欲しいもん。」
「そうかもしれませんけど、カルトさんまでって言うのは…。」
「それも仕方ないっすよ、気に入った相手から貰える装備品なんっすから…。」
「そうなんですかね？今回はクルトさん以外が居場所がバレたみたいですから、仕切り直しましょうか？」
「すいませんお願いします。」
とキルトたちは姿を現し花音の言葉に同意する。
「分かりました。」
「クルトはお説教ニャね。」
「何でですか！？俺はバレてませんよ！」
「それもそうニャね、ところでクルト。」
「何でしょうか？」
「カノちゃんのご褒美についてどう思ったのかニャ？」
「カノンさんが作る装備でしょ？正直キルトまで動揺するとは思ってなかったです。」
「そうかニャ…クルトはカノちゃんがタマにあげた武器を知ってるかニャ？」
「ええ、タマがカノンさんから小太刀を貰ったことは知ってますけど…それが何か…？」
「知ってたのかニャ、その武器の能力は知ってるかニャ？」
あぁ…これは不味い状況みたいだな～(´・ω・｀)
「どうニャのかニャ？」
「………いいえ、そこまでは…。」
「クルトはお説教確定ニャ。」
「何故に！？」
「キルトはカノちゃんがタマにあげた武器の能力は知ってるのかニャ？」
「…はい。」
「誰から聞いたのかニャ？」
「トウガから少し聞きました。」
「タマからじゃニャいのかニャ！？」
「はい、タマは会議の時間近くまでカノン殿と一緒に行動してましたから、聞く時間はありませんでした。」
「そう…かニャ、キルトも説教ニャね。」
「………はい(´・ω・｀)」
「反論はニャいのかニャ？」
「ありません。」
「理由は理解できてるみたいだニャ…クルトは不満みたいだからニャ、少し説明しておくかニャ。」
「某が説明しましょうか？」
「ヨギリがあれから短時間で復帰してることには驚きだがニャ…。」
「ありがとうございます。」
「ヨギリよりも…キンは分かるかニャ？」
「何でそこで自分が選ばれるんっすか！」
「キンは勘で判断することが多いからニャ、そのキンの勘以外で指摘されたらクルトも反省できると思っただけニャよ。それにわー達代表では…ゴルク以外は理解してて当然ニャ。」
「何で俺以外なんだよ！」
「それならゴルクは分かってるのかニャ？」
「わ、分かってる！分かってるが俺よりもキンに言われた方がクルトの為になるんだろ？」
「上手く誤魔化しましたね…。」
「なんか失礼っすよ？自分はやれば出来る子っすよ？」
「そこで疑問形なんだね(´・ω・｀)」
「いつものことなのじゃ(´・ω・｀)」
「それでどうニャのかニャ？」
「簡単っすよ♪クルトは情報収集不足でキルは伝達不足っす。」
「と、キンは言ってるが、クルトはどう思うかニャ？」
「いえ…キンの言う通りです(´・ω・｀)」
「理解出来たニャらいいニャ、ということでキルトとクルトは説教ニャよ。」
「「はい。」」
「それじゃあ、仕切り直しましょうか。」
「「「「はい。」」」」
「あっ、因みに会議の場に来てなくて会議が終了した場合は回数が残ってても褒美はなしですからね。」
「「「はい。」」」「………はい。」
4人は一端解散する。
「カルトはカノンちゃんの最後の指摘を考えてたみたいっすね。」
「そうみたいですね、まあ、私も同じこと考えますから別に悪いことじゃないですけど、他の人と同じ条件じゃないと不公平ですからね。」
「そうなのじゃが、どうしてシナ婆さんはヨギリを説教からはずしたのじゃ？」
「あれはニャ……。」
シナ婆さんの言葉にシグレが待ったをかける。
「どうしたのかニャ？」
「カノンお嬢ちゃんを見て、うちも師匠としてスダレに成長ん機会を与えてあげへんといけへんと思いったんどす。」
「そういうことニャら、シグレに譲るかニャ…ギランはいいのかニャ？」
「某は結構ですよ、ナンは分かってると思いますから。」
「ギランはそん辺りはちゃんと師匠してますね。」
「その辺りはと言われるのは心外なのですが？」
「すんまへん、言い方がまた悪かったどすなぁ、そん辺りちゅうんは戦い方以外やてちゃんと師匠してますねって意味や。」
「それは当然のことなのでは？」
「そない言える人がどれぐらいおるんか…うちは研究でそん辺りはちょい自信があらしまへん(´・ω・｀)」
「そうは言ってもスダレはちゃんと育ってると思いますよ？」
「そらうちん背を見てまっしゃろから。」
「そりゃあ、結構な自信だな。」
「ヨギリもゴルクん背を見て育ってまっしゃろから、ええ子に育ってますよ。」
「そんなことを言われるとむず痒いな♪ガハハハッ。」
「ええ、うちらん背を見て、反面教師としてちゃんと育ってくれてます。」
「反面教師かよ！照れた分恥ずかしくなってきたな(´・ω・｀)」
「ほんでも…偶には師匠らしいこともせんと…っとカノンお嬢ちゃんを見て思ったんや、ほしてスダレはなんでシナ婆はんの説教にヨギリが含まれてへんと思うてか？」
「師匠…正直分からんのじゃ、分からんから聞いたのじゃが…それではダメなんじゃろうな(´・ω・｀)」
「そうどすなぁ、今後もキンとナンと共に在りたいと思うなら、ちびっと成長せんとあきまへんよ。」
「分かったのじゃ、少し考える時間が欲しいのじゃが…。」
「私は構いませんよ。」
「某も。」「俺もいいぞ。」
「ゴルクも一緒に考えてみると良いニャよ。」
「今回は俺でも分かるぞ！」
「そうニャのかニャ、それニャらスダレの前に聞いてみるかニャ？」
「お、おう。答えてやる！」
「議題は水路とヴァフトンスライムだけじゃからのぅ、わしも問題ないが、丁度良い少し休憩にするかの？」
「それもいいかニャ？カノちゃん良いかニャ？」
「そうですね…会議が長引けばキルトさん達も大変でしょうけど、潜入・偵察なら予想外のことも当たり前でしょうから…10分ぐらい休憩しましょうか。」
「すまんのぅ、それでは10分程休憩じゃ。」
種族代表と村長は茶の準備を、ナン、キン、スダレは体を解している。
「ヨギリんはこういった場合での緊張感の緩みに気を付けてくださいよ。」
花音は何処ともなくヨギリに向かって忠告をする。
ヨギリは返事はしないが花音の言葉は理解したようである。
いつものごとく脱線してますね(´・ω・｀)
すいません、8月11日から8月18日まで投稿はお休みします。
読んでくれてる方には申し訳ありませんが、よろしくお願いしますm(__)m
