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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
98/183

97、相性。地に降りてれば俺が勝!

「話が逸れたニャ、わーの魔石を返す時期が悪かったニャ、ごめんニャ。」


「それを言ったら、私も会議後に確認するようにすればよかったんです、すいません(´・ω・`)」


という2人の謝罪を皮切りに某が、いや俺が、わしが…と謝罪合戦になったので花音はナンに尋ねる。


「危険な場所があるって話でしたけど、ナンのんが石を拾いに行ってくれた場所はどうなんですか?」


「あの時は川の…これで言うとこの辺りになるかな?」


「割と安全な場所だニャ。」


「うん、それでもマァトゥンキングと遭遇しちゃったんだけどね(´・ω・`)」


「そうかニャ…川が近いからニャ、そんなこともあるニャよ。」


「そうなんだけどね、カノンちゃんが来てくれなかったら、ちょっと危なかったんだよね…。」


「ナンが石拾いに行った場所は割と安全な場所ニャ、だた川は魔物も飲み水や水浴びをすることもあるからニャ、 マァトゥンキングのように魔物と遭遇することもあるニャ。」


「そうなんですね、魔物か~…私はガルドラさんとタイラントボア、ワイバーン、それとマァトゥンキングしか見たことないんですけど、この中で強さってどうなってるんですか?」


「………カノちゃんが今言った魔物はこの辺りでは強さが他の魔物と頭2つほど違うニャよ。」


「そうだな…ガルドラさんてぇのが分かんねぇが、タイラントボア、ワイバーン、マァトゥンキング全部1人でも倒せるかどうかってところだな…。」


「ゴルク爺、ガルドラさんはこの前自分たちが戦ったダークネスウルフのことっすよ。」


「ダークネスウルフのことか…それなら個人的な順位を付けるとなると、ワイバーン、ダークネスウルフ、マァトゥンキング、タイラントボアの順だな。」


「うちはダークネスウルフ、タイラントボア、ワイバーン、マァトゥンキングの順どすなぁ。」


「わーはシグレと同じだニャ。」


「某はどれも同じ順位ですね。順位を付けれるほど強くないですから(´・ω・`)」


「わしはシグレと同じかのぅ…1人では勝てぬがの(´・ω・`)」


「そらうちもおんなじや、マァトゥンキングは倒せるかもしれまへんけど…。」


「この中で1人で倒せるのはシナ婆さんとゴルクぐらいでしょう。」


「私達も1人じゃ無理だよね…それでも順番を付けるならワイバーン、ダークネスウルフ、タイラントボア、マァトゥンキングの順かな?」


「自分もナンと同じっすかね?」


「私は師匠と同じ順番になるのじゃ、1人じゃ絶対に無理じゃがな(´・ω・`)」


「皆さん所々順番が違いますけど何でですか?」


「そりゃあ娘っ子、相性の問題だ。」


「相性ですか?」


「マァトゥンキングにはニャ物理攻撃が効き難いニャ、その代わりに火魔法が使えれば楽に倒せる相手ニャよ。」


「ワイバーンは空中どすから、ゴルクやギランは攻撃が届かいないから順位が上になるんどす。」


「タイラントボアは速いですし、頑丈ですがそれだけですから、他のと比べると順位は低くなります。」


「それでものぅ…わしやシグレからすれば速い上に頑丈というのはワイバーン、マァトゥンキングと比べると脅威になるから上位になるの。」


「あまり順位に変化がないのがガルドラさんっすね、ダークネスウルフは相性以前に強いっすからね。」


「だよね~、私達3人で無理だったもんね(´・ω・`)」


「そうなのじゃ、出来れば2度戦いたくないのじゃ(´・ω・`)」


「そうっすね、次は負けないっすよ。」


「2度と戦いたくないと言っておるのじゃ!」


「スダレたん、そんなことじゃダメっすよ。」


「スダレたん!?何なのじゃその呼び方は!」


「カノンちゃんがスダレに付けた、渾名っす。」


「渾名じゃと…。」


「ごめんなさい、タマにゃんとヨギリんの呼び方を考えたら、キンたんが自分もってことになってですね、キンたんとナンのんにも付けたらスダレさんは?ってことになりまして…。」


「キンとナンにも付けたのか…そ、それなら仕方ないのじゃ…今後そ、その渾名で呼んでも良いのじゃ。」


「スダレたん嬉しい時は、素直に喜ぶっすよ♪」


「ち、違うのじゃ!」


「娘っ子が会議始めにヨギリのことヨギリさんって呼んでたのに、ヨギリんに変わってたのはそんな理由があったのか…。」


「そうですよ、ゴルクさんの所為ですね♪」


「お、ぉぅ、巣穴を突っついたらカウウスサーペントが出やがったか(´・ω・`)」


「カウウスサーペント?何ですかそれ?」


「カウウスサーペントはニャひょろ長くてウネウネ動く魔物のことニャ。」


「ウネウネ動くんですか…。」


「カウウスサーペントはロープみたいな感じっすよ、こんな感じで動くっす。」

キンは収納袋からロープを取り出し、端を持って左右に動かしてウネウネさせる。


「ああ…蛇のことですか、それならゴルクさんの意味…は藪蛇のことかな?」


「ゴルクの所為なのは確かだとしてニャ、カノちゃんには簡単にこの森の魔物のことと、生息分布を教えておくニャ。」


「あ、お願いします。」


「この森には、ウルフ系が2種類、さっき言ったサーペント系が2種類、後はボアにマァトゥンと昆虫系は多いけど特に危険ニャのは5種類だニャ、次にダンジョンがある山付近は昆虫系とゴートにリンクス、森とは別のウルフといったところだニャ。」


「結構沢山居るんですね、私森に居て会ったのはさっき言ったのだけなんですけど?」


「魔物は警戒心が強いニャよ、獲物に出来るのか、出来ニャいのかを見極めるまで、簡単には姿を現さニャいニャ。強さによってはそんニャこと関係ニャく襲って来るのもいるがニャ。」


「マァトゥンキングなんかはそんな感じだね。」


「そうニャね、先ず森のウルフ系はレッドウルフとシャドウウルフニャ、レッドウルフは川寄のこの辺りを縄張りにしてるニャ、シャドウウルフは森の出口付近が縄張りニャ。」


「次がサーペント系だがニャ、これはここと、ここと、ここ、それにここに多く見られるがニャ、これは絶対じゃニャいニャ、この辺りにカウウスサーペントの巣穴が多くあるニャ、もう1つがティムバーサーペントだニャ、この魔物はさっきのこの辺りで良く目撃されるがニャ、でも森のあちらこちらに居るから気を付けるニャ。」


「で、ボアがこの辺りで、マァトゥンはナンがマァトゥンキングに遭遇した場所から森の出口側に行ったところにニャるニャ。それ以外はこの辺りだニャ。」


「マァトゥンを捕まえたいんですけど…。」


「マァトゥンをかニャ?マァトゥンは大体10匹前後の群れを作って行動するがニャ、キングが居る群れは5倍ぐらいの規模にニャるニャよ。」


「それなら50匹前後ですね…ちょっと多いです(´・ω・`)」


「昆虫はワスプにアントにキャラピラー、スパイダー、バタフライが危険だニャ。ワスプは毒、キャタピラーとアントは数と凶暴性、スパイダーは毒と罠、バタフライは幻覚と麻痺といったところが危険だニャ。」


「ワスプ、アントキャタピラーにスパイダーとバタフライ…アントはギランさんのダイゴンを狙ってくるやつですよね?」


「そうです、アントも細かく言うと5種類ぐらいはいます、某の畑を狙って来るのはビックアントですね。」


「さっき言った5種類はギランも言ってたがニャ、正確にはそれぞれの種類で何種類か派生がいるニャ…ただ口で説明するにはちょっと分かり難いからニャ、今は大きく5種類と覚えたらいいニャよ。」


「分かりました、大体名前で想像は出来ますから、ただワスプだけがちょっと分からないです、ワスプって…航空母艦の昆虫?」


「ギランのじっちゃんのダイゴンを狙って来るウスアメもワスプも一種っすよ。」


「ウスアメって蜂のことなんじゃ…ちょっと想像できないですけど、それで覚えておきます。」


「その内戦うことになるっすよ。」


「出来れば避けたいんですけど…(´・ω・`)」


「カノンちゃんがダイゴンを育てるなら、避けられないと思うっすけど?」


「あ~そうでした(´・ω・`)、今は考えるのは止めましょう…次お願いします。」


「分かったニャ、次は山の方ニャ、昆虫系は同じだから省略するニャ、山はゴートとリンクス、ホワイトファングがいるニャ。

ホワイトファングは特に危険だからニャ、最後に説明するニャ。

ゴートは危険な魔物ではニャいが、突撃して来るから注意ニャよ。山の高い所に生息してるからニャ滅多に見かけることはニャいニャ。

リンクスは…猫人と似てるニャ、気配遮断が上手いから夜に遭遇すると絶望的ニャ。

最後がホワイトファングだニャ、これは見た目がウルフ系でウルフと同類と考えてるがニャ、強さがレッドウルフ、シャドウウルフよりも強いニャよ、ダークネスウルフまではいかないがニャ、わー達からしたらダークネスウルフより危険ニャ。」


「ガルドラさんより危険なんですか…。」


「そうニャ、大きさはレッドウルフ、シャドウウルフよりも小さいがニャ、動きが速く、魔法も使って来るニャ。」


「魔法ですか?」


「魔法は風系統と氷だニャ、その上気配遮断もリンクス程ではニャいが上手いからニャ、奇襲、不意打ちには要注意ニャよ。ということで、危険な場所はこんなところニャ。」


「………これ、地図でみるとこの村周辺と、熊人族の村周辺以外ほとんどですね。」


「そうニャるニャ。」


「まあ、こんなもんだろ、確実に安全な場所なんてある訳ねぇからな。」


「ゴルクさん達は何を狩ってるんですか?」


「俺たちは基本ボアだ、あれは突進して来るだけだから、狩り易いからな。」


「それならこの辺りですか…結構近い場所ですね。」


「ああ、これで見ると近いがな、実際は時間がかかるんだ。」


「どうしてですか?」


「安全に移動するなら、縄張りと縄張りの境が比較的気付かれ難いからな、ぐるっと迂回して行くからな。」


「参考になりました…ってスライムは何処に生息してるんですか?」


「スライムは魔物に襲われないから、あちらこちらに居るよ、でもカノンちゃんが希望するヴァフトンスライムは私は見たことがないんだよね。」


「ヴァフトンスライムは川の何処かに居るとは思うんだがニャ…。」


「そんな~(´・ω・`)」





今日テレビで裸の王様をらしきものをやってました。

莫迦に見えない、見えないだけなら、触れば分かるんじゃないの?と子供の頃に思わなかったことを思ったので、調べてみたら裸の王様って原作は1335年のフアン・マヌエルなんですね、1837年のハンス・クリスチャン・アンデルセンじゃなかったとは驚きです。

興味を持った方はWikiを見てくださいm(__)m

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