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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
87/183

87、渾名その2.自分にも付けて欲しいっす!

キンとナンが戻って来ました。

「で、ダンジョンの何を聞きたいの?」


「明日ダンジョンに行く予定ですけど、準備とかあると思うんですよね、その打ち合わせみたいなものです。」


「あ~成程ね。」


「ここで立ち話もなんですから、私の家に行きましょうか、ヨギリんとキンさんに部屋を見せときたいですしね。」


キンの耳がピクッと動く。


「了解だよ♪」


「玄関は開いてますから、先に行っててもらえますか?」


「何かあるの?」


「スズたちの世話をヨギリんに頼もうかと思ってるんで、スズたちに紹介してから行きます。」


「あ~スズちゃんか~、私も付いて行ってもいいかな?」


「それは構いませんけど…ただ紹介するだけですよ?」


「うん、それでもいいよ♪」


「分かりました。」


「にゃーも一緒でもいいですかにゃ?」


「タマにゃんも?それは別にいいけど?」


「自分も一緒に行くっす。」


「あ~じゃぁ、みんなで行きましょうか。」


「その前にっす…さっきのヨギリんとかタマにゃんって何っすか!」


「え?あ~、渾名ですよ。ヨギリんが弟子にさん付けはおかしいから呼び捨てでって言ったんですけど、私が呼び捨てが嫌だったんで…聞かれても問題ない程度の渾名を付けたんです。」


「ヨギリさん…ヨギリ、ヨギリん…そうだね、聞いてもちょっと違和感があるぐらいで、さん付けよりは良いかもね♪」


「そうですか、それなら良かったです。」


「ヨギリはいいっす、タマは弟子じゃないっすよ?もしかしてタマも弟子になったっすか!?」


「にゃーも弟子にして欲しかったんですがにゃ、カノンちゃんとシナお婆様に最初はちゃんと猫人から教われって言われましたにゃ(´・ω・`)」


「それはそっちの方がいいっすよ、弟子にならなくても教えてくれる人は居るっすから。」


「それはそうですがにゃ、ならカノンちゃんの弟子になってても教えてもらえれば問題ないと思うんですけどにゃ…。」


「いや、そこは問題だよ?師匠が居るのに他の人に教わるのは師匠としての能力がないってことになるんだから。」


「え!?それは知らなかったですにゃ(´・ω・`)ただ種族の違いだけかと思ってましたにゃ、残念ですにゃ(´・ω・`)」


「自分みたいに師匠が居ると面倒っすから、師匠じゃなくても教えてくれる人に頼むっすよ、キル辺りが良いんっすけど…カルトが直属になったら少しは余裕が出るっすかね?」


「それはどういう意味ですか!」


「ヨギリが悪い訳じゃないっすよ?ましてお荷物って訳でもないっす。」


「なら、どういう意味なんですか!」


「あの3人は自分たちみたいに付き合いが長いっすからね、その分連携がヨギリよりも早いっすよ。」


「それはさすがに…時間までは某の努力ではどうにもなりません(´・ω・`)」


「あれ?カルトさんの話が出たとき、キンさんはギルルドさんの所に行ってませんでしたか?」


「それは帰りにクルトに会って聞いたんだよ、何か浮かれてて…キモかったんだよ(´・ω・`)」


「あ~成程。クーちゃんさん君からですか。」


「何っすかそれ!?クルトも渾名貰ったんっすか!?」


「え?これは違い…違うのかな?クルトさんにクルトさんって呼んで大丈夫か確認したときに、クーちゃんでも、さんでも、君でも好きに呼んでいいって言われたんで…。」


「それでまとめたっすか…さすがはカノンちゃんっす♪」


「何処がさすがなのか分かりません(´・ω・`)」


「あははは、私にも渾名を付けてよ♪」


「あっ、ズルいっす!自分も付けて欲しいっすよ。」


「ナンさんとキンさんは難しいんですよ、特にキンさんが…。」


「そうなの?」「そうなんっすか?」


「キンの字なんて付けたら怒られそうで((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」


「自分は別に怒らないっすよ?」


「キンさんじゃなくて、誰とも分からない人からです(´・ω・`)」


「そんなことがあるんっすか…(。´・ω・)?」


「そうなんですよ、ちょっと考えてみます…キン、キンキン、キンキ…巨乳キン、これ何かの菌みたい…でも巨乳ならオッケーか?」


「それはちょっと勘弁して欲しいっすよ(´・ω・`)」


「ですよね~…キンさん、金銭、金柑、金丹…キンたんってどうですか?タマにゃんと一緒で1文字変えただけですけど。」


「キンたんっすか…分かったす、ちょっと慣れないっすけど、キンたんで良いっす♪」


「良かったねキンたん♪」


「ナンに言われるとくすぐったいっすね…。」


「あはは、その内慣れるよ♪次は私だね。」


「ナンさんですか…南山はちょっとあれですね…南大門…ナンナ、ナンデス、南都、南丹…ナンたんが良い感じだけど、キンたんと被るからな~ナンのん…シンプルにいくか…ナンナンで!」


「何なんで?って何が何なんでなの?」


「いえ、何なんでって言うことじゃなくて、ナンさんの名前を重ねて呼んだんです。」


「ナンナンっすか?」


「ん~これはちょっと聞き間違えると思うな…。」


「そうですよね(´・ω・`)、それなら第二候補のナンのんって呼びます。」


「ナンのんっすか…ナンのん…これも1文字変えただけっすね。」


「そうですね、なるべく今までの呼び方から変わらないように考えました、頑張りました♪」


「そうっすか…当のナンのんはどうっすか?」


「ん~ナンナンよりは良いけど…ナンのん…うん、キンたんと同じで慣れないけどそれで呼んで♪」


「はい、よろしくお願いしますキンたんとナンのん。」


「あはは、ちょっとくすぐったいね…。」


「そうっすね、スダレはどう呼ぶんっすか?」


「スダレさんはスダレさんですよ?渾名を付けたときには居ませんでしたから。」


「それなら、スダレに渾名を付けるとしたら何て付けるの?」


「スダレさんですか?スダレんかな?スダレたんでも…スダレ神でもいいですけど?」


「1文字抜いたのと、変えたやつっすね…スダレたんの方が良いっすかね?」


「だね~、その3つならスダレたんだね、今度呼んでみよ♪」


「それじゃぁ、スズの所に行きましょうか。」


「そうっすね、カノンちゃんの家の近くっすから。」




すぐにスズたちの小屋に到着する。


「スズたち、ちょっと集まって。」


「「「「はい、何でしょうか花音様。」」」」


花音の言葉にスズ、スズミ、スズネ、スズカが集まって来る。


「今度からスズたちのお世話をしてくれるヨギリんじゃなくて、ヨギリさんです。」


スズたちはヨギリに羽を上げて挨拶をする。


「え!?お師さん、このビックスパァロウは言葉が分かるんですか!?」


「そうっすよ、スズは賢いっす。」


「いや、キンには聞いてないです。」


「酷いっす(´・ω・`)、カノンちゃんはスズたちと会話出来るっすよ。」


「いや、キンには聞いてないです…って、え!?会話できるんですか!?」


「そうっす、カノンちゃんは凄いんっすよ。」


「だからキンには…って、何でドヤ顔なんですか!」


「まぁ、一応出来ます、まだ見分けが付かないんですけどね(´・ω・`)」


「それは仕方がないのでは?」


「名前を付けたからには誰が誰なのかちゃんと区別出来るようになりたいじゃないですか。」


「そうなんですか?」


「そんなんです。取り敢えず自己紹介しましょう、スズ前に出て。」


スズが前に出る。


「この子がスズ、ここに居るビックスパァロウの母親ね。」


スズが羽を上げる。


「次にスズミ、スズの横に並ぶ形でお願い。」


スズミがスズの横に並び、スズと同じく羽を上げる。


「次にスズネ、その次がスズカ、スズミと同じ感じでお願いね。」


スズネが前に出て羽を上げ、次にスズカが前に出て羽を上げる。


「で、こっちがさっき紹介したヨギリさん、それとタマちゃん、ナンさん、キンさんね、スズたちのお世話はこっちのヨギリさんとキンさんがすることになるから仲良くしてね♪」


「はい、分かりました花音様、よろしくお願いします、ヨギリさんにキンさん。」


「お師さん、スズさんは何と言ってるんですか?」


「ん?『よろしくお願いします。』だって。」


「あっ、はい。こちらこそよろしくお願いします。」


「よろしくっす♪って自分は別にいいっすけど、自分もスズのお世話をしていいんっすか?」


「お願いします、孫弟子になりましたから。」


「そうだったっす、孫弟子だったっす♪」


「基本お世話と言っても卵の回収と小屋の掃除、スズたちの食事です。」


「卵の回収、小屋の掃除は当然として、食事は何を?」


「基本キャベルです。キャベルだけだと飽きますから他のも混ぜますけど、基本はキャベルです。」


「キャベルですか…さすがはお師さんです。」


「そうですか?それと卵ですが、今のところ有精卵、雛が産まれる卵は7つみたいですけど、回収前にスズたちに確認してください、雛が産まれる卵があれば教えてくれます。」


「はぁ…やっぱり賢いですね。」


「そういうことっすよヨギリん♪」


「何でヨギリんって呼ぶんですか~その呼び方はお師さんだけです!」


「その内みんながそう呼ぶようになりますよ♪」


「嫌です~!」




キンたんとナンのん…ちょっと無理矢理付けた感じがします(´・ω・`)

久しぶりのスズ登場、他はスズカ以外名前を忘れてました(´・ω・`)

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