84、マスター。東方は…って無理です(´・ω・`)
トウガが帰路につきました。
「っということです。」
「どいうことだ?」
「え?だから技を教えることが出来ないって話ですよ。」
「あ…あぁ~ただ振り下ろすだけじゃぁな~。」
「そうです、技っていうのはあれでしょ?」
「あれてぇだけじゃ分からんが。」
「何て言ったらいいんですかね…修練?とか長い年月の中で培われたものを受け継いで、それを更により良いものに発展・改良とかしていくものですよね?」
「師匠。…師匠?………カノンさん!」
「え?師匠って私のことだったんですか?」
「そうですよ!さっき師匠として接しますって言ったじゃないですか
(´・ω・`)」
「あ~確かにそう言いました、でも師匠って呼ばれるのは慣れませんね
(´・ω・`)」
「どのように呼んだらいいですか?」
「あ~ん~え~っと、今まで通りカノンさんで呼んでもらった方が私はいいんですけど、状況では師匠って呼ばないと不味い時も…マスター花音…。」
「マスターカノンですか?」
「いや、それは忘れてください。東方は~って言ってみたいですけど、私には無理ですから(´・ω・`)」
「は?はぁ…(。´・ω・)?」
「花音先生、老師、師範代…どれもピンと来ません(´・ω・`)今まで通り花音さんで、もしくは総督か提督か花音師匠でお願いします。」
「分かりました総督。」
「ごめんなさい、やっぱりちょっと馴染めそうにありません(´・ω・`)」
「そ、そうですか…。」
「え~っと師匠だとギルルドさんやギランさんが一緒のときに区別できないかもだから…お師さんでいきましょう♪」
「分かりましたお師さん。」
「まだそっちの方が柔らかい感じで受け入れやすいですね、それでどうしました?」
「え~っと…何でしたっけ(。´・ω・)?」
「(。´・ω・)?何でしたっけって言われても、私にも分かりません(´・ω・`)」
「ですよね…思い出したらまた声を掛けます。」
「そうですね、それで何の話でしたか…(。´・ω・)?」
「ん?発展・改良って話だったな。」
「そうでした。」
「あっ、思い出しました、お師さん。」
「はい?」
「その技を教えるって話なんですけど。」
「だから私には教えられる技なんてないですって。」
「いや、そうじゃなくてですね、お師さんはただ振り下ろすだけと言いましたけど…。」
「はい、言いました。」
「ゴルク様はガッと来たらグッという説明ですから…ゴルク様に説明しても意味があるのかと…思いまして(´・ω・`)」
「え!?ゴルクさん何かただ振り下ろすだけじゃダメっぽい反応でしたけど?」
「身体強化の部分集中というのか、あれもブワッとなったのを拳にって説明でしたから(´・ω・`)それならお師さんが言った魔法みたいにって教えてもらった方がまだ分かり易いですよ。」
「あれでいいんですか?」
「ゴルク様の教え方より某は分かり易かったですよ?」
「分かりましたけど…ゴルクさんはその教え方でいいんですか?」
「良いも悪いも、俺にはそうとしか説明、教えることが出来ねぇんだよ!」
「ゴルクは感覚だけで教えるからニャ、教えられて出来る奴はゴルクの同類ニャ。」
「カノンちゃん、にゃーも弟子にして欲しいですにゃ。」
「タマちゃんごめんね。一緒に訓練とかは出来るけど、師匠とかはちゃんと猫人から選んだ方が良いと思うよ?」
「そうニャね、弟子云々は置いといて、最初は猫人からちゃんと教えてもらった方が良いニャね。」
「しょんぼりですにゃ。カノンちゃんとシナお婆様がそう言われるならしょうがないです…にゃ。」
「それに友達になったばかりなのに師弟になるのも、私は勿体ないと思うんだよね~。」
「それは逆に友達になったばかりだからこそ、師弟になっても直ぐに順応し易いと思いますにゃ。」
「あぁ、そう言われるとそうかもね…けど、今回は緊急措置みたいなもんだから、本当は弟子なんて取るつもりはなかったんだよ。」
「うぅぅ~ゴルク様の所為ですにゃ。」
「ゴルク様の所為です!」
「ゴルクの所為ニャよ。」
「お、おぅ…悪かったすまねぇ(´・ω・`)」
「なんか急に女共が強くなってねぇか(´・ω・`)」
「失礼ニャ!」
「いや、シナロナは元から強かったが、タマにヨギリまでがこんな反応を返してくるとは思ってなかったんだよ、キン辺りなら言ってきそうなんだが…。」
「そうニャね、カノちゃんの影響かニャ?」
「娘っ子の影響か…それはあるだろうな、なんたってシナロナが元気になってやがるからな!ガハハハッ。」
「失礼ニャ!わーはカノンちゃんが来る前から元気ニャよ!」
「いや、そういう元気じゃねぇんだ、なんつぅか…娘っ子が来る前のシナロナは罪人みてぇな感じつぅか、義務つぅか…そんな感じが出てて、ちと辛気臭いつぅ感じがしてたが、今は全然違って見えるからな…。」
「…ゴルクの目にはわーはそんな風に見えてたのかニャ…。」
「まぁな…娘っ子が来てから俺が知ってる大きな変化つったら例の件だけだが…。」
ゴルクは頭をガシガシと書きながら
「いや、これ以上は無粋ってやつだな、ガハハハッ。」
「…そうニャね、それ以上は無粋ニャ、でも…礼は言っておくニャ、ありがとニャ。」
「おう、気にすんな♪ガハハハッ。」
「ゴルクはもう少し気にした方が良いニャよ。」
「ガハハハッ、それは無理だろうな。」
「で、娘っ子の最後の対策てぇのは何の対策だ?」
「それは例の件ですよ。」
「あぁ~…ずいぶん優先度が低くないか?」
「低いと言っても川から水を引く、ダンジョンに行くの次ですから、優先度はかなり高いですよ?」
「そうなのか?」
「そうですよ、ダンジョンに行くのは対策の準備も兼ねてますから、前の会議で5日後って言ちゃいましたからね。」
「あ~それで余計なことが無ければ7日後っていうことか。」
「そうです、上手く行けば良いんですけど…こればかりはやってみないと分かりませんからね(´・ω・`)」
「そうだな、一応今日の会議のときにも言うつもりだったんだが…。」
「何ですか?」
「何もかも娘っ子1人でやる必要はねぇぞ、水を引くことも例の件も村の為なんだからな、必要な物とか手伝えることがあんなら遠慮せずに言えよ?」
「そうニャよ、わーたちも手伝えることは手伝いたいニャよ。」
「はい♪ありがとうございます。でも…。」
「でも?」
「ゴルクさんもよく分からない人ですよね?」
「何がだ?」
「大雑把なようでそうでない様で、でも大雑把で。」
「ガハハハッ、それは仕方がねぇな、それが俺なんだからな。」
「あはは、そうですね♪」
「さて、わーも帰るかニャ、ハルサメの所にも行かないといけニャいからニャ。」
「ん?何でぇ、ハルサメのとこに用があんのか?」
「カノちゃんの魔法の修行に引っ張り出すニャよ、カノちゃん、あの魔石を預かってもいいかニャ?」
「別に構いませんよ。」
そういって花音は収納から魔石を取り出し、シナ婆さんに渡す。
「ん、確かに預かったニャ、カノちゃんは忙しそうだがニャ…いつぐらいニャら時間が取れそうかニャ?」
「そうですね…ちょっと無理をしても明日にダンジョンに行ければ、明後日には大丈夫だと思いますよ?」
「そうかニャ、一応明後日で頼んでみるニャ、会議までには報告できると思うニャ。」
「はい、よろしくお願いします。」
「さてっと…お風呂ありがとニャ♪また入りに来るニャ。」
とシナ婆さんは手を振って去っていく。
「それが変わったって言うんだがな…。」
「ん?どうかしましたか?」
「いや、なんでもねぇよ、俺も戻るとっすかな会議までにやることを済ませちまいたいしな…娘っ子すまなかったな、ヨギリことを頼む。」
「はい♪立派なくノ一にしてみせます!」
「いや…あ~まぁ、それで頼むわ。」
「いや、そこで頼まないでくださいよ!」
予告はしない…しない。
予告したらきっと違う方向へ向かうんだ(´・ω・`)




