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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
77/183

77、家なき子。某の家は?

手合わせが終わりました…ね?

「ところで、手合わせ中にカノンちゃんが飛び退いたけど、何かあったの?」


「そうっす、それが聞きたかったんっすよ。」


「あぁ~あれですか…。」


「ヨギリがニャにかしたかのかニャ?わーには特にニャにかしたようには見えニャかったがニャ。」


「あれは驚いて動きが止まりそうだったんで、取り敢えず距離を取るのに飛び退いただけです。」


「驚いた?」「驚いたっすか?」「驚いたことがあったのかニャ?」


「えぇ…ヨギリさんフェイントをよく入れるんです。」


「フェイントって何っすか?」


「フェイントは…牽制?…ん~例えば右で攻撃と見せかけて左でみたいな感じです。」


「騙しのことかニャ。」「偽攻のことっすか。」「偽攻だね。」


「シナ婆さんとナンさん、キンさんは言い方が違うんですね、まぁ、それでちょっと驚いて飛び退きました。」


「カノンちゃんが飛び退くような偽攻なら、自分も分かると思うんっすけど…?」


「だよね~見てて全然分からなかったよ?」


「そうニャね、ヨギリがわーたちの目を誤魔化せるような騙しが出来るようになったのかニャ?」


「あ~どうなんでしょう?私が驚いたのは…ヨギリさんが私の方を見ないで、こちらに突っ込んできたことです。」


「「「????」」」


「視線での…騙しということかニャ?」


「それなら、そこまで驚きませんよ。」


「そうっすね、それは普通の偽攻っすね。」


「じゃぁ、何があったの?」


「そんなに聞かれるとは思ってませんでした…ヨギリさん話してもいいですか?」


「え?何で某に確認するんですか?」


「いや、あれがヨギリさんの切り札だったら、簡単に話したら悪いじゃないですか。」


「切り札?…正直、必死で某が何をしたのか覚えてません(´・ω・`)」


「そうなんですか…必死であれやったんですか(´・ω・`)」


「で、何をしてきたの?」


「視線じゃなくて、完全にこっちを見ないで…顔ごと右を向いたまま突っ込んで来たんで…。」


「ヨギリ!いくらなんでもおめぇ…娘っ子が回避だけで攻撃して来ないからって、相手がから完全に視線を外してどうすんだ。」


「あははは、ゴルク爺それをやられたら、自分だったら笑ってやられるっすよ。」


「あははは、私もやられてるね♪」


「普通に驚く行為ニャ。」


「某はそんなことをしたんですか…(´・ω・`)」


「私はそういう、相手を見なくても大丈夫な能力があるんだと思ってました

(´・ω・`)」


「似たのはあるがなぁ…。」


「あるんですか?」


「あぁ、背後からの攻撃とか視界の外からの攻撃に対して感知できる『直感』てぇ能力はある…あるんだがなぁ…今回の場合は意味がねぇな。」


「それなら、顔を背けてても大丈夫じゃないんですか?」


「娘っ子のいう事はある意味正しいがなぁ、だが直感で感じ取ったとしても確実に避けれるてぇもんじゃねぇんだ。」


「あぁ~。」


「それとな、意味がねぇって言ったのはな、娘っ子は今回、回避のみで攻撃しねぇから直感もクソもねぇんだ。」


「あぁ…それなら、今回は意表を突くか笑いを誘うのどちらかしかありませんね(´・ω・`)」


「まぁな…今回はそれでも問題はねぇが、実際の戦闘で相手から目を離すのは死を意味するからなぁ(´・ω・`)」


「そうっすね…笑いしか誘えないっすね(´・ω・`)」


「すまねぇがヨギリを鍛えてやってくれねぇか?」


「弟子にするとか言ってたやつですね、あれ本気だったんですか?」


「冗談で弟子云々は言わねぇよ。」


「弟子って言っても何をしたらいいんですか?」


「基本は技を教える代わりに、師匠の身の回りの世話だな…この村では別の意味もあるちゃぁあるが。」


「別の…あぁ、シグレさんやギランさんの言ってた娘や息子ってことですか。」


「あぁ、そういう一面もある。」


「ヨギリさんが私の娘…断りします!」


「〝お〟が付いてなかったっすね。」


「付いてなかったね。」


「某どうなるんでしょう(´・ω・`)」


「理由を聞いてもいいか?」


「自分より胸の大きな娘なんて嫌です!断固断ります!」


「いや…娘っ子、別に弟子にしたからって、娘にする必要はねぇぞ?」


「娘云々は別にしても、教えることが、教えられるものがありません。」


「ねぇのか?」


「はい、これっぽっちも。」


「教えられないとかじゃなく?」


「はい。」


「いや、いや、あれだけの動きが出来て、教えられるものがねぇって?これぽっちも?っておかしいだろ!」


「そう言われてもですね…ゴルクさんも知ってると思うんですけど?」


「はぁ?何を俺が知ってるてぇんだ?」


「私、最初ギルルドさんに弟子入りするつもりだったんですよ?」


「あっ!」


「思い出してくれましたか?」


「そういやぁそうだったな、わりぃ完全に忘れてた、すまねぇ娘っ子。」


「そういう事です、ヨギリさんが弟子入りしても教えられることがないんです(´・ω・`)」


「こりゃぁ参ったな…。」


「どうしたんですか?」


「いやな…村長の所から引き上げるとなると、ヨギリの住む所がねぇんだ。」


「「え!?」」


「某の家はどうなったんですか!?」


「そうですよ、ヨギリさんの家はあったんでしょ?」


「あぁ…すまんヨギリ!」


「え!?ちょ、ちょっと何があったんですか!?某の家は…(´・ω・`)」


「村長の直属てぇのは家が用意されてんだ、ヨギリがそっちに移ったんでこれ幸いと…ヨギリが住んでた家は今、違う奴らが住んでる…。」


「そ、そんな~(´・ω・`)」


「すまん!」


「普通はこんなに早く出戻りするとは思わニャいニャ。」


「それでカノンちゃんに弟子入りさせようとしてったっすね(´・ω・`)」


「弟子入りさせても、住む所ん問題は残るでしょ?どないしはるつもりやったんどすか?」


「はぁ?普通は弟子入りしたら、最初は住み込みだろ?」


「そらうちらん場合どす、カノンんお嬢ちゃんはこん村の人間ではおまへんどすから、それが通用しはるか怪しおすよ?」


「あっ!」


「それも忘れてたのかニャ(´・ω・`)」


「すまねぇ(´・ω・`)娘っ子にヨギリを就かせるって聞いて、渡りに船で弟子入りさせちまおぅと…。」


「それは泥船ニャ(´・ω・`)」


「…すまねぇ(´・ω・`)」


「それじゃ、ちょっと整理しましょうか、先ず…ヨギリさんは村長さんの仕事は続けられないんですか?」


「続けられるか、続けられニャいかで言えば、続けられるがニャ…。」


「何か問題でも?」


「ヨギリの歳ニャら、普通はまだ訓練してる年齢ニャよ。」


「それならどうして…。」


「それは、おそらくアレが猿人のことを考えてヨギリが選ばれたんだと思うニャ。」


「猿人のことを?」


「そうどすなぁ~、先ず猿人がこん村に途中からの参加ちゅうんは知ってますね?」


「はい。」


「ほんで、村長は中立の立場どすけど、直属ちゅう仕事はそん性質から能力的に基本猫人から選ばれとったんどす。」


「それも聞いたような(。´・ω・)?」


「猫人と猿人は身体能力は殆どおんなじぐらいやと思うんやけど、猫人から選ばれとったんどす。」


「あぁ~猿人からしたら差別?敬遠?されてると思いますね。」


「そうどすなぁ…ほしてアレは猿人から選ぼうとどしたんどすやけど…年齢的にヨギリしか条件が合いそなのがおへんどしたんで、ヨギリに白羽ん矢が立ったんどす。」


「年齢的…ですか?…村長さんはロリコンだったんですか((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」


「ろり…こん?ってなんどす?」


「少女が好きな人のこと…だったかな?幼女趣味だったかな(。´・ω・)?」


「ちゃいます、そないゆー理由ではおまへんどす。戦闘が出来て、こん村にまや偏見がなく馴染んでくれているちゅう意味で、年齢的にちゅう意味どす。」


「そうだな、ヨギリより上の奴らは、ちと敬遠されてると思い込んでる奴らばかりだな、下の奴らはまだ戦闘訓練すらしてねぇから…。」


「それは、ヨギリさんしか選べませんね(´・ω・`)」


「某…貶されてません?虐めですか(´・ω・`)」


「そんな訳ありませんよ♪」


「そうだぞヨギリ、おめぇのお蔭で多少は偏見が無くなって来てるのは確かだ。」


「そ、それならいいんですけど…。」


「おぅ、本当に、多少だがな♪」


(´・ω・`)


「ゴルクさんは一言多いです!」


「そうニャ!」「そうどす!」


「ぉ、おう…すまねぇ(´・ω・`)」




ははは…武道場また出来ませんでした(´・ω・`)

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