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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
71/183

71、プレゼント。ズルいっすよ!

ゴルクがお外でおねむです。

「ゴルク爺を退けて来たっす♪」


「退けるって…。」


「あはは、あの位置だとみんなゴルクさんを飛び越えないといけないからね、少し邪魔にならない位置に運んだだけだよ。」


「そうなんですね、2人共ありがとうございました。」


「ゴルクの状態はどうだったのかニャ?」


「おねむっす。」「寝てる感じだったよ?」


「キルトのときより弱目って言うのは本当だったかニャ?」


「そら分かりまへんよ?キルトとゴルクでは身体能力が違い過ぎまっしゃろから…。」


「それもそうニャね。」


「ゴルク爺がここに居るってことは会議は無事に開かれるってことっすよね?」


「そうニャるニャ、シグレも出席するしニャ。」


「そないなると…村長ん独断を戒めへんといけへんどすなぁ…。」


「それは別にいいですよ?」


「そう言う訳にもいかニャいニャ。」


「本当にいいんですよ、これで村長には今回の件とキルトさんの件で貸が2つです♪」


「そっちゃん方が後が怖おすね(´・ω・`)」


「まぁ、カンダチには良い薬ニャ。」


「カンダタって誰ですか?」


「村長の名前ニャよ?この前の会議で自己紹介したニャ。」


「あっ!あぁ~そうでしたね…村長の名前はカンダタさんでしたね。」


「ちゃいますよ、カンダチや。シナ婆はんも流さいでおくれやす。」


「村長で十分ニャ、カンダチニャんて覚えなくてもいいニャ(`ω´*)」


「え?はい…カンダチさんです。カンダチ…カンダチ…よし!覚えました♪」


「覚えなくてもいいニャよ。」


「え?はい、忘れました♪」


「いくら何でもそれは村長が可哀想ですよ。」


「ぉ?ヨギリさん落ち着きましたか?」


「はい…まさかゴルク様を踏んでしまうとは(´・ω・`)」


「別に良いっすよ、ゴルク爺はあそこでおねむしてただけっす、それ以上も以下もないっすよ♪」


「そうだね、その方が面倒がなさそうだね♪」


「そうなのじゃ。」


「そんならこん件はゴルクが寝とったやけで、特になんもおへんどしたちゅうことで。」


「そうするニャ、タマもいいニャ。」


「分かりましたにゃ♪これが共犯と言うやつですにゃ♪」


「トウガもよろしおすなぁ?」


「わ、分かりましたでしゅ、す。」


「でも…共犯ってそんなに嬉しいことなの?」


「にゃーはこの村に途中参加ですからにゃ…まだちょっと村人と距離がありますにゃ(´・ω・`)だから秘密の共有と言うのは何か嬉しいのですにゃ♪」




「そんなことはないと思うんっすけどね…タマがそう思ってるならしょうがないっす(´・ω・`)」


「だね~…こればかりは本人の問題だからね。」


「残念じゃが、ナンの言う通りなのじゃ…。」




「ん~それならタマちゃんにこれをプレゼントしましょう♪」


花音は収納からスクナ・ヒコナの代用で作った小太刀を1振り取り出し、タマに差し出す。


「にゃ!?いいのですかにゃ?」


「いいよ♪もう1振りあるからね。」


「あ、ありぎゃどうごじゃまじゅにゃ、うわぁぁ~ん。・゜(゜´Д`゜)゜・。」


「え?あれ?何か…ダメでしたか?」


「嬉しいから泣いてるだけニャ。」


「それならいい」


「ズルいっす!自分も欲しいっすよ!」


「ちょ、ちょっとキン、水を差したらダメだよ。」


「欲しいっす、ズルいっす。」


「キンが子供みたいなのじゃ。」


「はぁ~分かりました、素材がないですから今度ダンジョンに行って鉱石を採取した後でなら、作りますよ。」


「本当っすか?」


「はい、キンさんにはお世話になってますから。」


「本当っすね?やった~っす♪カノンちゃんの作った武器っす♪」


「本当は私が武器をポンポン作ったら、ニグルさんの仕事がなくなちゃうから嫌なんですけどね…。」


「そこはカノンんお嬢ちゃんが気にしはることあらしまへんよ。」


「そうニャ、良い武器は自分も仲間もその他村人の命を救うニャ…カノちゃん。」


「はぃ?」


「タマに渡した武器は、そ、その…大丈夫ニャのかニャ?」


「大丈夫って何がですか?」


「その指輪みたいに専用だったりとか…。」


「あぁ、大丈夫です。鉄鉱石を使った小太刀ですし、ちょっと斬撃強化と自動修復を付与してあるだけですから。」


「斬撃強化かニャ?それニャら問題ニャいニャ。」


「はい♪そこらの岩ぐらいまでしか斬れませんよ。」


「ニャ(にゃ)!?」「「「「な!?」」」」


「え?ぇ?何かダメでしたか?」


「いや、カノちゃん…岩が斬れる時点でそこらの武器をはるかに超えてるニャよ?」


「そうどすなぁ…。」「そうなのじゃ。」


「だね~、私は剣が主武器じゃないけど、それでも欲しくなるもんね。」


「そんなに凄い物を本当に貰ってもいいのですかにゃ?」


「ダメっすよタマ。折角カノンちゃんがくれたんっすから、貰っておかないと…自分が作ってもらえなくなるっす(´・ω・`)それだけは勘弁して欲しいっす。」


「キンさんの後半はどうかと思いますけど、良いですよ、それはタマちゃんにあげたんですから。」


「ありがとうございますにゃ、やっぱり拝んどきますにゃ。」


「それは止めてくだい!」


「残念ですにゃ(´・ω・`)」「残念ニャ(´・ω・`)」


「あっ、でもその小太刀で良かったの?タマちゃんの武器を私知らないんだけど…。」


「大丈夫ですにゃ、にゃーの武器は小剣ですからにゃ、そんなに変わりはありませんにゃ♪」


「それなら良かった。」


「シナ婆はん。」


「何ニャ?」


「カノンんお嬢ちゃんに武器と防具を作ってもらえへんでっしゃろね?ダークネスウルフん件もありますし…。」


「そうしたいのは分かるニャ、分かるニャが…こればかりはカノちゃん次第ニャ。」


「そうどすなぁ…。」


「良いですけど…ニグルさんに説明して欲しいのと付与に関してはそんなに期待しないでくださいね。」


「な(ニャ)!?」


「本当にいいのかニャ?」


「はい、タマちゃんにあげた小太刀より弱くてもいいのなら…あれは私の専用武器の代用で作った武器ですから。」


「さっきからちょっと気になったんですけど…。」


「?」


「カノンさんの武器ってタマに渡したのじゃないんですか?」


「違いますよ?鞘に収まらないから代用の武器として作ったんです。」


「「「「鞘に収まらない???」」」


「鞘の大きさを間違えたっすか?」


「いえ、鞘を壊すんですよ(´・ω・`)」


「鞘を壊すってどういうことなのじゃ?」


「あぁ~ギルルドさんみたいな刀の鞘を作ったんですけど、鞘を切り裂くんで危ないんですよ…同じ素材の鞘を作る為にもダンジョンには行かないといけないんですよね(´・ω・`)」


「な、なんを使こうて作ったんどすか?」


「ミスリルと隕鉄で作りましたよ?」


「ミスリルと隕鉄でそこまでんモンが出来はるんどすか!?」


「まぁ…ちょっと弄ってますけど…。」


(あれはちょっとの範疇ではありません。)


「え!?ナビ…。」


ここでナビちゃんがツッコミを入れるの!?


「「えなび?」」


「いえ、なんでもありません、ははは…。」


「まぁ、カノちゃんだからニャ…何が起こっても驚かニャいニャ。」


「そないなことあらしまへんよ!驚きますよ!」


「あぁ~まぁ、普通は驚くニャね…。」


「シナ婆さんは自分たちよりカノンちゃんのことを知ってるみたいっすからね…ズルいっす(´・ω・`)」


「墓までお持ち帰りニャ♪」


「そんならなんぼ聞いてもあかんどすなぁ…諦めます(´・ω・`)」


「それは兎も角ですね…某の武器もお願いできませんか?」


「いいですよ、キンさんと同じで鉱石採取の後になりますけど。」


「はい、それでいいです♪で、出来ればタマと同じのをお願いしたいのですが…。」


「それは小太刀でっていう事ですか?それとも能力の方で?」


「能力の方をお願いしたいんです。」


「シナ婆さん、シグレさん。」


「何ニャ?」「何どす?」


「え~っとヨギリさんにそれで作っても大丈夫ですかね?」


「なんを心配したはるんかは分かりまへんやけど、どもないや?」


「そうニャね…大丈夫ニャ。カノちゃんの心配はヨギリのうっかりニャんだろうがニャ。」


「あぁ、そっちゃどすか。」


「うっかりなのはくちだけニャよ、戦闘技術に関しては大丈夫ニャ。」


くちだけでしたか…なら大丈夫ですね。」


「な、何ですか!くちくちって!カノンさんみたいに某はうっかりじゃありませんよ!」


「な!?私だってうっかりじゃありませんよ!」


再びギャー、ギャーと言い合う2人。


「いや、いや。どっちもどっちだからね?」


「「え?(´・ω・`)」」





口にルビを付けました、読んでてカタカナのロと区別が出来なかったので(´・ω・`)


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