70、おねむ。ここで寝たらダメっすよ?
70話ですよ?でも話は進んでないですね(´・ω・`)
あれ?5日目ぐらい?6日目だったかな(。´・ω・)?
ヨギリが扉を少し開け周囲の様子を窺う。
「変わったところは…いっぱいありますね。」
「いっぱいあるの!?」
「はい、、昨日までここは森だったのに…。」
「あぁ~それは変わったところがいっぱいだね♪」
「ヨギリさん大丈夫だと思いますけど、一応気を付けてくださいね。」
「了解です。」
ヨギリは慎重に扉を開け外へ1歩、2歩…2歩目でグニャと何かを踏む。
「ピッ!」
ヨギリの全身を悪寒が走る。
「ピギャー!!」
ヨギリは扉を閉めて脱衣所に逃げ込む。
「な、何があったの!?」
「な、な、な、何か踏みました、グニャって何か((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
「キンどう思う?」
「ん~特に問題はないと思うんっすけど…(。´・ω・)?」
「キンがそう言うニャら、問題はニャいと思うんだがニャ…。」
「そうどすなぁ…。」
「カノちゃん…何かやったかニャ?」
「何で私に聞くんですか!?」
「カノちゃんのことニャ、電撃とか電撃とかありそうニャ。」
「電撃…あっ!」
「あっ!って何どす!?」「あっ!って何なのじゃ!」
「ニャ、ニャにをしたのかニャ?」
「あ~このお風呂は女性専用って言ったじゃないですか…。」
「そう言ってたっすね。」「言ってたね。」「言ってたのじゃ。」
「それで…男性が扉を開けようとしたら…で、でん、電撃が…。」
「キルみたいにおねむっすか?」
「いえ、家は寝込みを襲われたら危険なんで強めにしてましたけど、ここは弱目ですよ?」
「カノンちゃんの基準ですからにゃ…。」
「そうっすね。」「だね~。」
「トウガにはなんも起きてへんどすやけど?」
「トウガちゃんは自分で扉を開けた訳じゃないですから。」
「扉を開けるちゅうんが発動条件どすか…。」
「そうですね。」
「トウガ、ここん扉を開けたらあかんや。」
「は、はいでしゅ………です。」
「誰がビリビリになったか確認しないとっすね。」
「そうニャね…村長かキルト、クルトぐらいかニャ?」
「そうどすなぁ、普通ん村人はここにはまや近づかいないでっしゃろし…あとはゴルクとギルルドぐらおすか?」
「その辺りかニャ?」
「それじゃぁ、確認するっす、危険はないと思うっすけど…みんな注意するっすよ。」
「りょうか~い。」「分かりましたにゃ。」「分かったのじゃ。」
トウガと依然とガクブルしているヨギリを守る形で全員が配置に着く。
「開けるっす。」
キンが扉を開け確認する。
「「「「………」」」」
「ゴルク爺、こんなとこでおねむっすか?寝たらダメっすよ?」
「ゴ、ゴルクだったかニャ。」
「ゴルクどしたか…そんならヨギリがこないな状態なんも納得どすなぁ。」
「そうなんですか?」
「ゴルクは猿人ん代表でヨギリは猿人、親?頭?とっぷどしたか?そんとっぷを踏んやんどすから本能が危険を発どしたんでっしゃろ。」
「あ~そうなんですか…他の種族もそうなんですか?」
「犬人は…どうなんだろうね(。´・ω・)?師匠としては頭が上がらないけど…代表としては…分かんないや♪キンは師匠にヨギリと同じことをしても「ごめんっす」とかで済ましそうだしね…他の犬人も…どうなんだろうね?」
「猫人はそんニャことはニャいニャよ?」
「本能かは分かりませんがにゃ…似た状況にはなるかもしれませんにゃ…。」
「どういうことかニャ?」
「そ、それはですにゃ…。」
「シナ婆さん、タマちゃんを脅したらダメですよ。」
「ニャ!?脅してニャいニャよ!」
「はぁ~怒らニャいから言っていいニャよ。」
「そ、それは…この村の猫人は皆、シナお婆様の強さと怖さをしってますからにゃ…本能は兎も角、ヨギリお姉さまと同じことをしたらガクブル状態になりますにゃ。」
「そうなの?シナ婆さん優しいですよ?」
「そうニャよね?」
「最初は怖かったですけど(´・ω・`)」
「ニャ!?」
「狐人と言うか私は師匠に頭が上がらないのじゃ(´・ω・`)」
「トウガもでしゅ(´・ω・`)」
「そらスダレもトウガも弟子であり、うちんお子たちんみたいなモンどすからね。」
「それだけの理由なのじゃろうか?」
「そうなんでしゅか…。」
「うちも師匠には頭が上がりまへんどしたしね…あれ?うちが代表になってからはそないやてないわな(。´・ω・)?そない考えると…可能性はあるんどすかね?」
「シグレの師匠…あっ!シグレに頼みがあったことを思い出したニャ。」
「シナ婆はんがうちに頼みどすか?」
「シグレというかニャ、スダレとハルサメをカノちゃんの魔力制御の訓練に貸して欲しいニャ。」
「!?師匠を…どすか?魔力制御といっても、カノンんお嬢ちゃんには制御ん必要はへんと思おんどすやけど?」
「普通ニャらそうニャんだがニャ…魔力が多過ぎて制御を覚えニャいといけニャいニャんて考えもしなかったニャ(´・ω・`)」
「あぁ~納得どす…普通はあらへんことどすなぁ…。」
「ハルサメにはわーからも頼むがニャ、シグレからも頼んで欲しいニャ。」
「分かったんや、師匠にはうちからも頼んでみまっけど…対価はどないしはるんどす?」
「ハルサメの対価かニャ…。」
「ハルサメさんの対価に何か問題があるんですか?」
「ハルサメへの対価は簡単ニャ、簡単ニャんだがニャ…問題は質の方ニャ…。」
「質ですか?」
「師匠ん対価は魔石でいいんよ、問題はそこらん魔石ほな納得せんってことなんよ…。」
「それならカノンが師匠を誘い出すやつでいいのじゃ、あれならハルサメ様も文句はないと思うのじゃ。」
「うちを誘い出す?」
「スダレさん言い方が悪いですよ!」
「悪かったのじゃ…でも他に言い方が思いつかんかったのじゃ(´・ω・`)」
「誘い出す…誘き出す…唆す?適当な言い方がないですね(´・ω・`)」
「そうじゃろ?」
「ほして、うちを誘い出すってゆーんは?」
「え?あぁ、スダレさんからシグレさんが今日の会議に出席しないって聞いたんで、出席してもらうのにコレを使おうかな?って思ったんですよ。」
花音は収納から魔石を取り出す。
「な!?」「ニャ!?」
「見たことがない濃さの魔石だね。」
「土属性ですかにゃ?凄い濃さですにゃ。」
「カノちゃんは土龍でも倒したのかニャ?それにしては大きさが小さいニャ…。」
「土龍ってどれぐらいの大きさなんですか?」
「さぁ?土龍を見たことはニャいニャ。」
「見たことないのに土龍って言ったんですか?」
「(。´・ω・)?…あぁ~土龍は見たことがニャいニャ、でも土龍の魔石は見たことがあるニャ。」
「あっ、ごめんなさい(´・ω・`)聞き方が悪かったですね、土龍の魔石はどのぐらいの大きさなんですか?って聞けばよかったですね、すいません。」
「それニャら、その魔石の3倍ぐらいの大きさニャよ。」
このソフトボールぐらい大きさの魔石の3倍…ハンドボール?サッカーボールぐらい?
「3倍ですか…大きいですね。」
「それを使こうてうちを会議に出席させるつもりやったんどすか?…とうやって?」
「え?これをシグレさんにプレゼントしたら出席してく」
「出席します!おくれやす!」
「ま、待つニャ!それはハルサメの対価に使った方がいいニャ。」
「そら…そないどすねんやけど…(´・ω・`)」
「はぁ~ダンジョンに行ったときに良いのがあったらシグレさんにプレゼントします。」
「ほんまに?」
「はい。」
「出席します!出来れば火か水ん魔石でたのんます!」
「こんな師匠を見るのは初めてなのじゃ…。」
「そうでしゅね…。」
「ナン、ゴルク爺を動かすの手伝って欲しいっすよ。」
「あっ、忘れてた(´・ω・`)りょうか~い。」
「ゴルクさんのこと忘れてました(´・ω・`)」
「そうニャね…ゴルクだから問題ニャいと思って忘れてたニャ(´・ω・`)」
「そうどすなぁ(´・ω・`)」
「「………」」
おねむは平仮名の方が柔らかい感じかな?と思って平仮名にしました。




