69、入浴終了。ちょっと長湯しました(´・ω・`)
長湯です。
「ありがとうございます。」
「持って来たでしゅ。」
「おおきになトウガ。」
シグレはトウガの頭を撫でる。
「へっへへ~♪」
「あれ?シグレさん達のは葉っぱじゃないんですね…ヘチマ?」
「ヘチマやなくてヘヂマや。」
「ヘヂマ?」
「そうどす、そんヘヂマを切って、茹でて、皮を剥いで、干しいや種を取って乾かしいやたモンどす。」
「へぇ~茹でるんですか?」
「茹でた方が臭いがそないにへんんや。」
「へぇ~そうなんですね。」
「茹でずに作ると臭いで苦しむことになるのじゃ(´・ω・`)」
「あぁ~獣人は鼻が良かったんでしたね。」
「そうっすよ、それにヘヂマで作るのは面倒なんで自分はこっちっす。」
キンは葉っぱを渡していく。
「ありがとうございます。」
「ありがとね♪」
「助かるニャ。」
「タマちゃんが葉っぱでヨギリさんがヘヂマですか…。」
そして花音以外の全員がお風呂の中で体を洗いだす。
「え?ちょ、へ?」
「どうしたっすか?」
「皆さんがお風呂の中で体を洗いだしたんで…ビックリしてます。」
「もしかして…ダメだったのかニャ?」
「そうですね(´・ω・`)私はお風呂の中で体を洗ったことがなかったんで、そんなことがあるなんて考えてもいませんでした。」
「ご、ごめんなさいでしゅ(´・ω・`)」
「こめんですにゃ(´・ω・`)」
「いや、いいよ、いいよ。今回はいいから…次からは洗い場で体を洗ってください(´・ω・`)」
「洗い場って何どす?」
「洗い場はここ一面です。」
「広いな~っと思ってたけど…ここが洗い場って言うんだ。」
「洗い場でなんをしはるんどす?」
「何を?って…体を洗う場所ですよ?」
「あ~カノちゃん、カノちゃんの思ってる体を洗うとわーたちが川とかで体を洗うのにはかニャりの違いがあるみたいニャ。」
「そうみたいですね…先日体を洗ったときは、シャワーを使うときと変わりがなかったんで、思いもしませんでした(´・ω・`)」
「ごめんニャ、わーたちも確認するべきだったニャ(´・ω・`)」
「そうだね(´・ω・`)」
「いいですよ、折角のお風呂ですからこの話はここまでにしましょう。」
「ほして、どないやって洗い場で体を洗おんどすか?」
「あ~簡単に説明すると、かけ湯で使った風呂桶にお風呂のお湯を汲んで、そこにある椅子に座って、体を洗って、洗い終わったら桶に汲んだお湯をかけて洗い流すって感じですかね?」
「椅子が何であるんだろう?って思ったけど、それに使うんだね。」
「こん村に椅子ががあらしまへんからね。」
「あっ…そうでした、最初に会ったときにそんなことを言ってましたね。」
「カノちゃんはこの村に来て3日目には自分の家を建てたからニャ、しょうがニャいニャ。」
「そうどすなぁ、1日もかからんとかな家を建とったんですやろ…。」
「カノンさんもうっかりですね♪」
「ヨギリさんだけには言われたくありません!」
「だけって何でですか!だけって!せめてキンも入れてください!」
「何でそこで自分が出て来るんっすか!」
再度、花音とヨギリにキンを加えてギャーギャーと言い合う。
「へー、へー。そこまでにしなはれ、ほしてこんまま体を洗ってもいいん?」
「あっ、はい、いいですよ。」
「ありがとね、次は気を付けます。体を洗うからトウガおいない。」
「は、はいでしゅ。」
バシャバシャとトウガはシグレの方に向かう。
「はぁ~、体、洗いましょうか(´・ω・`)」
「そうっすね(´・ω・`)」「そうですね(´・ω・`)」
「ヨギリさん背中を洗ってあげますよ?」
「え?そ、それじゃぁ…お、お願いします。」
「ヨギリ、気を付けるっすよ。」
「え?気を付けろって?」
「カノンちゃんに胸を捥ぎり取られるっすよ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
「えっ!?」
「そんなことしませんよ!」
「自分の時はしようとしったっす。」
「え~っと…。」
「しません!ヨギリさん背中を洗いますよ。」
「はっ、はい、お願いします!」
「何ですか?その覚悟をしたような返事は…まぁいいです。」
「それならカノンちゃんの背中は自分が洗うっす。」
「え?あっ…お願いします。」
「それなら私がキンの背中だね。」
ヨギリ、花音、キン、ナンと背中を洗い合う。
「スダレはうちん背中をたのんまっせ。」
「え?はい、分かったのじゃ。」
「楽しそうですにゃ、シナお婆様の背中はにゃーが洗いますにゃ。」
「わーじゃニャくて、カノちゃんたちに交じればいいニャよ?」
「今回はいいですにゃ、今後もありますからにゃ。」
「そうかニャ?ニャらお願いするニャ。」
「はいですにゃ♪」
それぞれが背中を洗い合い、体を洗って脱衣所へ向かう。
「体を拭く布って何処ですか?」
「そこにあるっすよ。」
「え~っと…何処ですか?」
「ここっすよ。」
「あぁ、これですか、それじゃぁ借りますね。」
「何を言っておるのじゃ?」
「え?」
「この布は対価でカノンの物なのじゃ。」
「あっ、あぁ~そうでしたね。」
「そうだよ、借りるのは私の方だよ。カノンちゃん借りるよ。」
「そうニャね、借りるニャ。」
「はいどうぞ。」
ん~吸水性が良くない(´・ω・`)例えるなら、新品のタオル?
「スダレさん。」
「なんじゃ?」
「すいませんが、後で風術お願いできませんか?」
「別に構わんが、何をするのじゃ?」
「髪を乾かしたいんです。」
「分かったのじゃ。」
「そんなら、うちも一緒にお願いね。」
「師匠も…分かったのじゃ。」
「シグレさんが一緒だと問題があるんですか?」
「べ、別に問題はないのじゃ、ただ、師匠に腕を試される感じがしただけなのじゃ。」
「それなら、威力を指定しましょうか?それなら、そんなに術も考えなくていいんじゃないですか?」
「いや、いいのじゃ。薫風では弱いし、暴風では強すぎるのじゃ…だから使う術は決まっているのじゃ。」
「そうですか…。」
「それなら私も一緒にお願いね。」
「自分もお願いするっす。」
「にゃーもお願いできますかにゃ?」「わーもお願いしようかニャ。」「トウガもお願いしゅるでしゅ。」
「…ヨギリはどうするのじゃ?」
「某は問題ありませんから結構です。」
「分かったのじゃ、で、ここでやるのか?」
「ここだと狭いですから、お風呂場でお願いします。桶と椅子を片付けますんで。」
「分かったのじゃ。」
花音は桶と椅子を収納していく。
「準備できましたよ。皆さんもういいですか?」
「いつでもいいっすよ。」
「だね。」「いいですにゃ。」「よろしおす。」
と同意がそれぞれから出たので、再度みんなでお風呂場へと向かう。
「並びはどうしたらいいですか?」
「適当にある程度、固まってくれたらいいのじゃ、トウガは…師匠、お願いするのじゃ。」
「分かったんや。」
「皆、準備はいいな?」
スダレの最終確認が終了し、
「風の精霊よ………『風術烈風』」
スダレの詠唱終了と共に強風が花音たちを襲う。
「ひゃ~暴風よりは弱いですけど、結構な強風ですね。」
「そないゆー術どすからね。」
「そろそろいいかの?」
とスダレは術を止める。
「スダレさん、ありがとうございました。」
「まぁ、いいでっしゃろ。室内ちゅう事をよう考慮しいや制御どしたらいちゃもんなしやったんどすやけどね。」
「はぁ…精進しますのじゃ。」
花音は髪を触りながら
「やっぱりシャンプー…石鹸が欲しいな~。」
「前もそんなことを言ってったっすよね?」
「そうですね、シャンプーにリンスに石鹸かボディーソープを…」
花音たちが会話しながら服を着ているとき
「ギャーー!!」
という叫び声が脱衣所の扉の外から聞こえた。
「な、なんっすか?」「何事ニャ!」「なん事どすか!」
「な、なんでしゅか今の((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
「にゃにが…。」
「某が扉を開けます、トウガは奥に避難してください。」
「トウガ。」
「わ、分かったでしゅ。」
トウガが奥の方に避難したのを確認してヨギリは扉を開ける。
長いお風呂でしたね(´・ω・`)…たぶん。
体を洗うところから駆け足になってしまいました(´・ω・`)




