65、約束。花音お姉さんとの約束だぞ♪…ごめんなさい、ほとんど私より年上でした(´・ω・`)
浴槽に水を張りました。
シナ婆さんとスダレは浴槽に張られた水に炎術・火魔法を叩きこむ。
「はぁ~、シナ婆さんはファイヤーボールで、スダレさんのは…火炎放射?」
「私のは放炎なのじゃ。」
「放炎ですか?」
「見た目のままの名前なのじゃ、放つ炎で放炎なのじゃ。」
「放つ炎…放火みたいですね、犯罪っぽいです(´・ω・`)」
「ん?何故犯罪っぽいのじゃ?」
「放つ火で放火って言う犯罪があるんですよ。」
「そんなのがあるのかニャ。それニャらわーたちは犯罪者ニャよ(´・ω・`)今も放火してるニャ。」
「そうなのじゃ、この術を習得するのに結構放火したのじゃ。」
「あ~ちょっと違うんですけど…まぁいいです、シナ婆さんとスダレさんは犯罪者ですね♪」
「ニャ!?」「な!?」
「冗談ですよ♪」
「それにしても暑いですね…窓を開けましょうか。」
「マドとは何なのじゃ?」
「これですよ。」
花音は風呂場に作った木で出来た両開きの窓を開ける。
「大きな街の家にはそんニャのがあったニャ。」
「そうなのですか?…カノンが来てから色々なことを知らないという事実に驚きなのじゃ(´・ω・`)」
「それは仕方ニャいニャ、スダレもこの村の村人も村から出ニャいからニャ。」
「それでも、カノンが来るまではこの村が全てで、他の村や街のことを知る必要も知ろうとも思わなかったのじゃ。」
「外に興味が出たのは良いことニャ、あとは…安全面が問題ニャ。」
「安全面ですか?」
「そうニャ、ダークネスウルフが強さ的に中の上位ぐらいニャ。それに勝てニャいようでは旅はちょっと危険ニャ、あとは逃げ足の速さも大事ニャよ?」
「強さ以外に逃げ足も必要なんですか?」
「そうニャ、カノちゃんに話した温泉の時のように戦って勝てニャいのニャら逃げるのが一番ニャよ。」
「レッサードラゴンでしたっけ?」
「ドラゴンじゃと!?」
「そんニャのが森の外には居るからニャ、逃げ足の速さも大事ニャよ。」
「くっ…足には自信がないのじゃ(´・ω・`)」
「旅に出たいニャら、体力も逃げ足も鍛えるしかニャいニャ…カノちゃんそろそろいいかニャ?」
「そうですね…。」
花音は浴槽のお湯に手を入れる。
「ちょっと温めですけど、シナ婆ちゃんとスダレさん的にはどうですか?」
シナ婆さんとスダレもお湯に手を入れてみる。
「わーもちょっと温いと感じるニャ。」
「私はこれぐらいが丁度いいのじゃ。」
「ん~初めてですから、今回はこれぐらいで後は他の人の意見も聞いてみましょうか。」
「それがいいかニャ?」
「そうじゃな。」
「戻ったっすよ~!」
「はぁ…昨日はこんな建物なかったはずですにゃ、やっぱりカノンちゃんを拝んどきますかにゃ?」
「タマ!」
「え!?ご、ごめんなさいですにゃ、シナお婆様(´・ω・`)」
「いや、謝ることはニャにもしてニャいニャ、逆にいいことを言ったニャ!カノちゃんを拝むニャ。」
「いや、いや、それは止めてください!!」
「そうかニャ(´・ω・`)」「そうですかにゃ(´・ω・`)」
「あ~もう!2人してそんなことで落ち込まないでください!」
「シグレさん連れて来たよ~。」
「はぁ~よおこないなモンを短時間で造ったもんどすなぁ。トウガも連れた来やはったやけど一緒にいおすか?」
「トウガ?」
「こん子ん事どす、トウガ挨拶しなはれ。」
トウガと呼ばれた狐人の子供、見た目4、5歳の子供がスダレの後ろから出て来る。
「ト、トウガと申しましゅ、す。お風呂というのにお誘い頂きありがとうございましゅ、す。」
「わぁ~♡可愛い娘ですね♪」
「そないでしょ♪うちん弟子で、スダレと違って魔道具研究ん方ん弟子になってます。」
「魔道具の方…ですか。」
「そうなのじゃ、私は術の方を中心で教えてもらってる弟子で、トウガは弟子と言うよりも…師匠の助手みたいなものなのじゃ。」
「そない感じで研究ばっかりで家から滅多にでへんさかい、連れて来たんや。」
「お風呂は広いですから問題ないですよ。」
「おおきにな。」
「ありがとうございましゅ、す。」
「もう〝しゅ〟でいいんじゃないかな?そっちの方が可愛いし(n*´ω`*n)」
「でもいいんっすか?トウガを入れても。」
「何か問題があるんですか?」
キンは少し考えて悪戯っぽい顔をした後に
「カノンちゃんが問題ないなら別にいいっすよ。」
「(。´・ω・)?…まぁいいです、これで全員集まったんで、ルールと言うかお風呂に入るときの約束をお伝えします。」
「お風呂に入るのに約束があるっすか?」
「そんなに大した約束じゃないですよ。約束は2つです、先ず服は脱いで入りましょう。」
「(。´・ω・)?当たり前の事じゃないの?」
「そうっすよね。」「そうですにゃ。」「そやね。」
「そうですか、同じで良かったです。もし違ってたらどうしようかと思ってました。といことで、これは約束ではありません。」
「そうかニャ。」「そうなんでしゅ、すか。」
花音はパンパンと手を叩いて注目を集める。
「それでは約束の1つ目、お風呂に入る前に最低でもかけ湯をしましょう。」
「かけ湯ってなんっすか?」
花音が見渡すと何人かがキンの疑問に頷いている。
「え~っと川の様にお風呂は水が流れてないから、汚れが溜まり、お湯が汚れるんでお風呂に入る前に体の汚れを洗い流すって言うことで、かけ湯をします。泥だらけだったりした場合は体を洗ってから入ります、そのまま入ると泥水に入る感じになります。」
「成程っす。」「なるほどニャ。」「成程ですにゃ。」
「では、2つ目は他の人に迷惑をかけないです。」
「だってよ♪キン。」
「なんっすか?自分は迷惑なんてかけないっすよ?」
「そう思ってるのはキンだけなのじゃ…。」
「どんニャことが迷惑にニャるのかニャ?」
「そうですね…結構広いですから、今回は私に…トウガちゃんも入れて、8人ですからちょっと無理だと思いますけど、お風呂の中で泳いだりとかですね。」
「泳げないんっすか(´・ω・`)」
「泳ぐ気だったんじゃな。」「泳ぐ気だったんだね。」
「1人の時は別にいいですけど、基本はダメです。」
「そうっすか、残念っす(´・ω・`)」
「以上です。ここは脱衣所になります、皆さんの後ろに棚を作ってますから自分の服や荷物はそこに入れたください。」
「それではお風呂に入りましょう♪」
「そないやった、カノンんお嬢ちゃんが言うとったしゃわーの試作品を持ってきたんよ。」
「わぁ~本当ですか♪」
「水属性ん魔石で作ったから、水しか出へんやけどな。」
「それはしょうがないです、でもお湯にすることは可能なんですか?」
「うちが思うには、水と火ん魔石を使えば可能やとは思おんせやかて、まや研究中なんよ。」
「そうですか、どういう形ですか?見せてもらっても?」
「ええよ、そん為に持って来やはったんやし。」
花音はシグレからシャワーを受け取る。
「見た感じはシャワーのノズル部分だけなんですね。」
「それ以外になんが必要なん?こんノズルちゅうんに魔石が嵌ってて、魔力を通せば水が出るようになってるん。」
「魔力を通してもいいですか?」
「ええよ。」
「ちょ、ちょっと待つニャ。」
シナ婆さんが慌てて止めに入るが手遅れであった。
花音が魔力を通した瞬間水は出た、出たのだが…まるで放水砲のような勢いで水が放たれ、そして壊れた。
「「「「………。」」」」
「ご、ごめんなさい(´・ω・`)」
「試作品やからいいんやけど…なんであないな勢いになるん?うちが試どした時はそこまほなならおへんどしたんに。」
「カノちゃんの魔力量は異じょ…尋常じゃニャいニャ、あのお風呂に水を溜めるのに魔力を殆ど使ってニャいそうニャ。」
「……そら本当んことなん?」
「本当ニャ。」「事実なのじゃ。」
「そら壊れても仕方があらへん。」
異常じゃないもん(´・ω・`)尋常だもんという花音の呟きは誰にも聞き取れなかった。
予告するとダメですね(´・ω・`)入浴まで届きませんでした。
土日で書ければいいのですが(。´・ω・)?




