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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
63/183

63、続・お風呂。おっ風呂♪

お風呂を造りました。

当初の目標第一位の…あれ?お風呂が一位だったかな?トイレだったような?いや、下着だったかな?

まぁいいや、お風呂が完成しましたよ~♪


花音は嬉しさで小躍りしている。


「カノンちゃんが踊ってるっすね♪」


「そうニャね。」「…そうじゃな。」「そうだね♪」


「え!?」


「どうしたっすか?」


「い、いや…みなさん帰ったんじゃなかったんですか?何かありました?ナンさんも一緒で。」


「あ~それはニャ…。」


「私は途中で合流しただけだよ。カノンちゃんの家に行くって話だったから付いてきただけ。」


「そうなんですか。ん?スダレさんはどうしたんですか?なんか落ち込んでる感じですけど。」


「あれっすよ。」


「あれ?」


「リバーシでシグレに怒られたニャ。」


「え!?リバーシはダメでしたか?(´・ω・`)」


「いや、違うニャ、リバーシはシグレも楽しんでたニャ。」


「それなら何で…。」


「ニャんと説明すればいいのかニャ…。」


「単にスダレの負けず嫌いが原因でシグレさんの研究の邪魔をしただけっす。」


「うっ…。」


「あぁ~なんとなく分かりました…負けてもう一勝負が数回あったんじゃないですか?」


「よく分かったニャ、その通りニャ。」


「リバーシを回収って」


「いや待つのじゃ!それだけは勘弁して欲しいのじゃ!」


「訳…いや大丈夫ですよ、回収してもシナ婆さんに渡した分がありますし、そっちも回収する訳にも行きません…それに、あれ作ろうと思えば簡単に作れますから。」


「そうニャね、盤がニャくても出来るしニャ。駒はどっちがどっちニャのかが分かればいいだけニャ。」


「で、どうなったんですか?」


「師匠から今日はもうリバーシをするなって言われたのじゃ(´・ω・`)」


「それだけで済んだんなら良かったじゃないですか。」


「そう言ってるんっすけど、落ち込んだままなんっすよ。」


「あははは、スダレがこんなになるなんて子供のとき以来だよ♪」


「まぁ、それでシグレの家に居られニャくなったんで、布を持って行こうという話にニャって戻って来たニャ。」


「そんな話だったんだ。」


「ナンさんは聞いてなかったんですか?」


「気にはなるけど…あれこれ聞き出すのも良くないからね。大事な話なら聞かなくても話してくれるしね。」


「まぁ、そうですね。」


「それでこの建物は何なの?」


「そう、そうそれっすよ!ちょっと離れた間にこんなのを建てるなんてズルいっす。」


「ズルいは兎も角、この短時間でこんなものを建てるニャんて、凄いニャ。」


「ズルいって…それに短時間で造った訳じゃないですよ?結構時間は経ってると思うんですけど。」


「いや、いや、いや、カノンちゃん。こんな立派な建物を建てようと思ったら、普通はかなりの時間が必要だよ?」


「そうっすよ、村人全員でやっても5日はかかるっすよ。」


「5日はどうかと思うのじゃが…それ以上はかかるじゃろうな。」


「先ず、村人全員が無理ニャ、その手の仕事をしている全員で突貫しても7日ぐらいかニャ?」


「そんなに早いんですか!?」


「いや、そこをカノンちゃんが驚いてどうするの。」


「でも5日~7日ですよ!?普通は半年とか1年はかかるじゃないですか。」


「それを短時間で建てたカノちゃんは異常ニャ。」


「いや、異常じゃないですよ!ないですよ?」


「そうは言っても現実に目の前に証拠があるんですけど?」


「うっ…い、異常じゃないもん。」


「まぁ、今に始まったことじゃニャいニャ、それでこの建物は何ニャ?」


「うぅぅ~これはお風呂です。」


「この建物がお風呂っすか?鍋じゃないっすよ?」


「違いますよ、この建物の中にお風呂場があるんです、入り口から入ってすぐが脱衣所で。」


花音は4人をお風呂場へと案内する。


「この扉を開けたらお風呂場です。」


「カノンちゃんこの扉…開かないっすよ?自分は扉に嫌われてるっすか?

(´・ω・`)」


「この扉はスライド式で横に…こうやって開けるんです。」


「はぁ~この手の扉は初めて見るニャ。」


「そうなんですか?このタイプ…この手の扉はないんですか?」


「わーが初めて見るだけニャ、何処かにはあるかもしれニャいニャ。でも、わーが行ったことがある範囲では見たことがニャいニャ。」


「そうなん」


「カノンちゃん、カノンちゃん。」


「…何ですか?」


「これ無理。」


「はい?」


「これを5日~7日で造るのは無理だよ。」


「え~っと…そうなんですか?」


「そうなんですよ。」


「ナン、落ち着くっすよ。」


「それは無理だよ、何この地面?石だったのか岩だったのか分からないけど、綺麗に磨かれて敷き詰めてあるんだよ?凄いね♪何これ♪」


「そうっすね、ここまでするのに更に5日~10日は必要っすね。」


「はぁ~凄いのじゃ♪これがお風呂か…。」


「カノンちゃん、鍋がないっすよ?」


「今回は鍋じゃなくて石と岩を使った浴槽にしました。そこの穴?窪み?が鍋の代わりになります。」


「昨日の窪みがこんな凄い物になるとは…凄いのじゃ。」


「ここっすか?それでお風呂にはもう入れるんっすか?」


「あ~、ん~…入ろうと思えば…可能ですね。スダレさんが居ますから。」


「私が関係あるのか?」


「スダレさんが居れば、水と火でお湯が作れるじゃないですか。ただ排水関係が途中なんで…。」


「そなんっすか…スダレお湯を頼むっす。」


「うむ。」


「え?何でそういう流れになるんですか?」


「キンがそう言うんだから、多分何とかなるんだよ♪」


「はぁ…そうなんですか。確認しますけど、お風呂に今から入るんですね?」


「そうじゃな。」「そうっすね。」


「分かりました、シナ婆さんは時間は大丈夫ですか?」


「わーは…問題ニャいニャ、ある程度ニャらルーでも対応できるからニャ。」


「そうですか…なら、キンさんとナンさん、すいませんがタマちゃんとシグレさんにも声をかけて来てもらえませんか?」


「し、師匠を呼ぶのか?」


「はい、一応スダレさんとの約束ですから。」


「ぐっ…そうだったのじゃ…師匠が研究で来ないことを祈るのじゃ(´・ω・`)」


「了解っす。」「分かったよ。」


「それでどっちがどっちに行く?」


「そうっすね…自分がタマの方に行くっす、ナンだと見付けられない気がするっす。」


「了解。じゃあ、私はシグレさんの方に行って来るよ。」


2人は外に駆け出していく。


「さて、あとは…お風呂から出たあとはこの前みたいに暴風ですか?」


「いや、今はキンに預けておるのじゃが、リバーシの対価の布の中に体とかを拭くときに使う布も入っておるのじゃ、それを使うのじゃ。」


「わぁ♪ありがとうございます。」


「そんなに喜ぶことか?」


「喜びますよ♪タオルについて聞こうと思ってましたから。」


「タオル?」


「ああ、体を拭くときに使う布のことです。」


「そ、そうか…良かったのじゃ。」


「スダレも少しは落ち着いてきたニャ。」


「くっ、シナ婆さん、思い出させないでください。」


「悪かったニャ。それでどうするのかニャ?」


「どうする?ですか?」


「お風呂とは温泉と似た物と言ってたニャ、どうやって温泉にみたいにするのかニャ?」


「スダレさんに水を張ってもらって、そこに火を入れてもらおうかと…。」


「この広さで水を張ってその上にお湯にする為に炎術か…ちょっとキツイのじゃ、カノンには術を教える約束をしておったのじゃ、良い機会だからここでやってみるのじゃ。」


「そんな約束をしてたのかニャ?それニャら…ちょ、ちょっと待つニャ。」


「どうしたのじゃ?」


「カノちゃん、このお風呂場?というのは頑丈ニャのかニャ?」


「そうですね…頑丈には造ってます。」


「そうかニャ、次に火の耐性はどうかニャ?」


「それも大丈夫です、一応火を使うことも考えましたから。」


「ニャら大丈夫かニャ?」


「どういうことですか?」


「カノちゃんがうっかり魔法で壊したり、火事にニャったりしニャいかの確認ニャ。」


「私はうっかりじゃないですよ!ないですよ?ない…ですもん(´・ω・`)」


「わ、悪かったニャ、ただ、初めて魔法を使うニャら、カノちゃんが考えるよりもその半分ぐらいの魔力に抑えてやってみるニャ。」


「半分ですか?」


「そうニャ、それを起点に魔力を調整していけばいいニャ、初めての時は自分が思ってるよりも威力が出るものニャよ。」


「そうなんですね、やってみます。」


「私が教えることがないのじゃ(´・ω・`)」


こうして花音は初めて魔法を使うことになる、お風呂の為に。





何ででしょう?真面な人たちが壊れていく…キルトとか(´・ω・`)

次か次の話になると思うのですけど…場合によってはちょっと投稿に間が空くかもしれません。

大人数でのお風呂何て…(´・ω・`)

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