60、将棋。将棋からチェスみたいになりました(´・ω・`)
料理が完成しました。
完成~♪
「料理が出来ましたよ~♪」
「お腹がペコペコっす。」
「タイラントボアの肉…楽しみなのじゃ。」
「調理も見たし、わーは帰るニャ。」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってくださいよ、シナ婆さんの分も作ってますから一緒に食べましょうよ。」
「にゃ!?わーの分もあるのかニャ!…でも…しかしニャ。」
「折角カノンちゃんが作ってくれたんっすから、シナ婆さんも一緒に食べるっすよ♪」
「そうなのじゃ、シナ婆さんも一緒に食事にしましょう。」
「そ、そうかニャ?ニャらご馳走にニャるニャ(じゅるり)」
「このまま外で食べるっすか?」
「そうですね…それもいいですね♪家から机と椅子を持ってきます。」
花音は家に戻ってリビングの机と椅子を収納して戻って来る。
「机と椅子を出しますよ♪」
机と椅子を取り出し、机の上に収納から焼いたボア肉を取り出し、お椀に鍋のボア汁?をよそって並べていく。
「これ、良かったら使ってみてください。」
花音はフォークとスプーンを全員に渡す。
「これは何なのじゃ?」「何ニャ?」
「す…すぷーとかいうやつっすね。」
「スプーンとフォークです、フォークはそのまま肉を刺して口に運ぶんです。こういう風に…はぐ、んぐ、もぐ…あっ、適当に作ったけど美味しい♡スプーンはこの…豚、じゃないやボア汁を掬うのに使うんです。んぐ…やっぱりちょっと何か足りない気がするけど、味は悪くない…かな?」
「美味しそうなのじゃ…。」
「食べてもいいっすか?」
「いいですよ。フォークとスプーンは使っても、使わなくてもどっちでもいいですよ。」
「カノちゃんはこの前の一言は言わなくてもいいのかニャ?」
「この前の一言?…ですか?」
「勝者の一言のときに言ってた…いた、いあ…いたます?…だったかニャ?」
「いたます?…あっ、いただきますですか?」
「そう、それニャ。」
「そうですね…言っときますか。『いただきます。』」
花音は手を合わせていただきますっというと、それぞれ花音の真似をする。
「「「いただきます(ニャ・っす・のじゃ)」」」
全員最初はフォークを使うが一口、二口食べた後は凄い勢いで普段通りの手掴みで食べていく。
「美味しいっすね♪タイラントボアの肉がこんなに美味しいとは思ってなかったっす♪」
「そうじゃな♪初めて食べるのじゃが、美味いのじゃ♪」
「美味しいニャ♪調理は見た限り普通ニャんだかニャ、前に食べたときより美味しいニャ♪何が違うのかニャ?」
「そんなの簡単なことっすよ、カノンちゃんが作ったから美味しいっす♪」
「キン…それは関係ないと思うのじゃ。」
「可能性がニャい訳ではニャいがニャ…臭いがそこまで臭くニャいニャ。」
臭くない…あれかな?さっき収納の一覧に微生物と一緒に液体って欄が増えてたけど、ボアの血ってあったから血抜きがちゃんと出来てるってことかな?
3人はあっという間に食事を平らげる。
「飲み物を用意したいのじゃ、入れ物はあるか?」
「ありますよ、どうぞ。」
花音はコップを4つ取り出す。
スダレは水術でコップに水を注いでいく。
「ありがとうございます。」「ありがとうっす。」「ありがとニャ。」
「カノちゃんは器用だニャ。」
「え?何がですか?」
「カノちゃんが使ってる2本の棒のことニャ、器用に使って食べてるからニャ。」
「あぁ、箸の事ですか、私の国では普通にみんな使ってましたからね…。」
「師匠はうがぁぁー!って言いながら、このフォークみたいに刺して使ってたっすけどね(´・ω・`)」
「はは…ギルルドさんに箸の使い方も教えなきゃいけなかったんだ。」
「そうニャのかニャ?」
「この場所に家を建てる許可の代わりに、箸の使い方を教えるって約束しましたからね。」
「そうか…ニャ…。」
「どうしました?」
「いやニャ…。」
「言うだけならタダですよ?」
「…そうだニャ、カノちゃんには忌避対策の件、お風呂、醤油、ギルルドの箸、川から水を引くとか色々することがあるのニャ。その上さらにお願いするのはどうかと…思ったニャ。」
「そうですね…やることが一杯ですね(´・ω・`)でも言ってみてくださいよ♪シナ婆さんにはお世話になってますし。」
「そうかニャ?ニャら…カノちゃんが作ったリバーシと言うのを子供たちにも遊ばせてやりたいニャ。それで同じ物をいくつか欲しいと思ったニャ。」
「いいですよ、素材が木でよければすぐに作れますから。ついでに将棋も作りましょうか?」
「将棋とは何ニャ?」
「ちょっと待ってくださいね。」
花音は創造錬金で将棋盤、駒と作り出す。
「これが将棋です。駒の動き方を覚えないといけないんで、簡単なルールのリバーシを作ったんですけど。」
「盤はリバーシに似ておるのじゃ。」
「この駒は何と彫ってあるのかニャ?」
「龍ですね…読めませんか?」
「読めニャいニャ。」「読めないっす。」「…同じく(´・ω・`)」
「ここにあるの全部ですか?」
3人は頷く。
「そうですか…なら…。」
花音は将棋の駒をチェスの駒の様に立体型に作り直す。
「これならどうですか?」
「槍を持った人族?」
「それは歩ですね。」
「「「歩?」」」
「はい、取り敢えず駒の説明をしますね、人族で槍を持ってるのが歩で、こっちの西洋竜が飛車、東洋竜が角、馬に乗ってるのが香、忍者が桂馬、剣を持ってるのが銀で盾を持ってるのが金、王冠を着けてるのが王です。交互に駒を動かして王を獲った方の勝ちっていう遊びです。獲った駒は自分の駒として使えるます。」
「…カノちゃん。せっかく作ってくれたのは有り難いニャ、有り難いがニャ…できれば猫人は猫人で、犬人は犬人、狐人は狐人で統一して欲しいニャ。人族はダメニャ。」
「統一ですか?猫人、犬人、狐人の混合じゃダメですか?」
「ダメではニャいがニャ…自分の種族の駒を他の種属の駒で獲られるのは気分的な問題があるニャ。それに相手に獲られた駒が相手に使われるということは裏切り者と感じてこれも問題ニャ。」
「な、なるほど…色々あるんですね(´・ω・`)」
「ごめんニャ。」
「いや、いや。いいんですよ。それなら…これはどうですか?」
花音は漫画やゲームでよく見るゴーレムに作り変える。
「ゴーレムかニャ。」
「はい…ゴーレムがいるんですね(´・ω・`)」
「この森にはいニャいがニャ、ダンジョンや岩場、山脈ニャんかにいるニャ。倒せれば大儲けニャ♪」
「大儲けですか?」
「そうニャ♪ゴーレムの土と木は置いといて、鉄、金、ミスリル、アダマンタイトとかは一種の塊ニャ、倒せれば鉱石ニャんて採らなくても大量に手に入るニャ…倒せれば…ニャ。」
「アダマンタイトなんて倒せるんですか?」
「無理ニャ(´・ω・`)」
「ですよね~。」
「カノンちゃんならいけそうっすけどね♪」
「ちょ、キンさん!?なんでそんなに楽しそうに言うんですか!」
「カノンちゃんなら倒せそうで楽しいっすから♪」
「いくらなんでもアダマンタイトは無理ですよ。」
「そうっすかね?いけると思うっすけど?」
「キンはそう感じるのじゃな?」
「そうっすね。」
「「…。」」
「は、話を戻すニャ。」
「そうですね、え~っとこのゴーレムに武器を持たせて見分けようかと。」
「さっきの人族の駒のようにかニャ?」
「はい、これならどうですか?」
「ゴーレムニャら問題ニャいニャ。それでやってみるニャ♪」
花音はゴーレムで駒を作り直す、ゴーレムが馬に乗ってるのはどうかと思ったので馬を止めてランスに変更し、忍者は鍵爪に変更、角は剣を2本持たせ、飛車には大砲を持たせる。
ここで将棋を作るなんて言い出すとは(´・ω・`)
リバーシを増やすことは考えてたのですが…将棋については全然考えてなかったんです(´・ω・`)
お陰で長くなったので、中途半端に終了です(´・ω・`)




