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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
52/183

52、奴が来る。え?奴って誰(。´・ω・)?

ナビちゃんから説明を受けました。


うにゃ…


(おはようございます。)


うん、おはようナビちゃん…私いつ寝たんだっけ?


(眠くなったと言われて直ぐに眠られましたよ。)


そっか~…え~っと…。


(昨日の話を覚えてますか?)


も、モチロンデスヨ。ええ、覚えてますよ…この村の建物のことと、お金のこと、魔王のことに…後何だっけ?


(創造錬金についてと生活圏についてです。)


あっ、そう、そう…うん、覚えてますよ。


コンコン、コン、コンコンコンコンとリズムを刻んでドアノッカーが叩かれる。


あれ?誰だろう。ナビちゃん今何時ぐらい?


(朝の9時ぐらいです。)


なら、キンさんが予想した通りに村長さんでも来たかな?


コン、コン、コンコン。


「はーい、はい、起きてますよ。いますよ。」


花音はそう言いながら寝室の扉を開けようとドアノブを捻ると電撃が発動する。


「んぎゃ…。」


あれ?侵入だけじゃなくて、外に出るときも発動するの(´・ω・`)、まあ、お蔭で完全に目が覚めたけどね…。


(扉が開くことで発動するのではないですか?)


あぁ~そうかも…扉が開かないと侵入も出来ないもんね(´・ω・`)


「は~いお待たせしました。どなたですか?」


「おはようニャ…カノちゃんは起きてたかニャ(´・ω・`)」


「カノンちゃんおはようっす。賭けは自分の勝ちっすよ。」


「昨日までは昼頃までぐっすりだったから寝てると思ったニャ、残念ニャ

(´・ω・`)」


「シナ婆さんとキンさんですか、おはようございます。」


「もう直ぐしたら村長が来るっす。その前の…何だったっすかね?」


「先触れニャ。わーはついでにキルトの説教ニャ。」


「あぁ、予想通りですか。」


「そうっすね。」


「予想通り…かニャ?」


「昨日キンさんが、朝には村長さんがキルトさんを回収に来るだろうって言ってましたから。」


「エッヘンっす。」


「それでカノちゃんは起きてたのかニャ?」


「いや、自然と目が覚めましたよ。そして…電撃で完全に目が覚めました

(´・ω・`)」


「あれかニャ(´・ω・`)」


「何っすか?」


「キルトさんが引っ掛かった罠のことですよ。」


「あれっすか…キルは気を失ったっすけど、カノンちゃんは大丈夫なんっすか?」


「ダイジョウブデスヨ、私が設置した罠なんですから…は、ははは(´・ω・`)」


「…ということらしいニャ。」


「玄関で話すのもなんですから、家に入りますか?」


「お邪魔するニャ。」「お邪魔するっす。」


シナ婆さんとキンを家の中へ招く。


花音の家は日本の様に玄関で靴を脱ぐという形式にしていない…この村にそんな風習がなかったのでうっかりのそままにしている。


(´・ω・`)今度造り変えよう。うん。


「そこに座って待ててください。」


花音は昨日作った椅子を勧める。


「これは椅子かニャ、街でしか見たことがニャいニャ。」


と言ってシナ婆さんは椅子に座る。


「これなんっすか?」


「キンは…見たことニャいニャ、椅子と言ってこれに座るニャ。岩に座るのと同じニャ。」


「そうなんっすか…。」


と言いながらキンも椅子に座ってみる。


「ちょっとムズムズするっすね、落ち着かないっすよ(´・ω・`)」


「わーも最初はそんな感じだったニャ、慣れニャ、慣れ。」


「そんなもんっすかね?」


「椅子は地に座るより立ち易いから、わーは楽で助かるニャ。」


「シナ婆さんはも歳っすからね。」


「その年寄りに勝てニャいのは何処の若いもんかニャ?…。」


「うっ…それはそうなんっすけど…。」


「お待たせしました。これでも飲んで村長さんを待ちましょう。」


花音は木のコップにレモネを絞ったレモネ汁…レモネジュースを持ってくる。


「これはニャんニャ?」


「レモネを絞ったレモネジュースですよ。」


「レモネっすか、確かカノンちゃんはレモネを収納してたっすね。いただくっす。」


「レモネかニャ、頂くニャ。」


「美味いニャ。」「美味いっすね。」


「果汁100%ですからね♪」


「今日はカノンちゃんはどうするっすか?」


「そうですね…私専用の武器作成とお風呂、畑までは作ってしまいたいです。」


「武器かニャ…凄い物が出来そうだニャ…。」


「そうっすね、お風呂と畑っすか。お風呂は直ぐに入れるようになるんっすか?」


「そこなんですよね~浄化方法の良い案何かないですか?」


「浄化方法かニャ?」「浄化方法っすか…。」


「私の考えてたのは、ろ過装置なんですけど…手入れとかが大変そうで保留してるんですよ。」


「ろ過装置っすか?」


「ろ過装置ってニャんニャのかニャ?」


「ろ過装置は目の粗い小石から砂利へさらに細かい木炭から砂へと流れるうちに綺麗になっていくって感じなんですけど…綺麗になるってことは、通った所が汚れるってことなんだろうと思うんですよね~。だから手入れをしなきゃいけなくなるんだろうけど…なるべく手間は減らしたいじゃないですか、そこでちょっと迷ってるんですよ。」


「スライムしか思い付かニャいニャ。」


「そうっすね、手入れとかの手間を考えるとスライムが一番っすね。」


「スライムですか~。」


ナビちゃんはどう思う?


(そうですね、創造錬金かスライムですね。)


スライムって水中とか熱いお湯とかでも生きられるかな?


(水中で生活できるスライムも存在しますし、熱にも耐性はあります。ただ人を襲うスライムなので危険です。)


人を襲うのか…何かいい方法はあるかな?


(花音様の従魔にして言うことを聞かせれば問題ないと思います。)


従魔…ね。何匹も従魔にすることは出来るのかな?


(可能です。)


そっか、それじゃあ、スライムを探さないとだね♪創造錬金はなるべくこういうのには使いたくないんだよね。


(どうしてですか?)


ん~私がいつまでここに居るのか分からないことと、錬金で作った物に何かあった場合、私しか対応出来ないのは不味いと思うんだよね~。


(花音様も考えてるんですね…でもそれは従魔も同じではないですか?)


そうなんだけど、スライムなら私じゃなくても出来る人がいるかもしれないから、創造錬金よりはマシかな?って程度だけどね…って酷いよナビちゃん!私だって少しは考えてるよ!


(少しですか…花音様は召喚が使えますから、召喚してみたらどうですか?)


召喚…出来たね、私(´・ω・`)、村に危険がなさそうな所で試してみるかな?ありがとうねナビちゃん。


「スライムで試してみたいんで明日、付き合ってもらえますか?」


「自分はいいっすよ。」


「わーも気にニャるから付き合いたいけどニャ…その時にじゃニャいと分かんニャいニャ。」


「村に危険がなさそうな所でやりたいんで、行く前に声をかけますね。」


「危険ニャのかニャ!?それは参加しニャいといけニャいニャ!」


「危険なんっすか?でもスライムっっすよね。」


「はい、でも人を襲うスライムなんで…。」


「人を襲うスライムを使うっすか!?」


「はい、水中で生きられるスライムがいいんで。」


「あのスライムかニャ!危険だニャ!…でもカノちゃんなら問題ニャいかニャ?」


「カノンちゃんなら問題ないと思うっすけど…それを村に連れて来て大丈夫っすか?」


「それは試してみないと分かんないんですけど…従魔にして制御出来ないかな?っと…。」


「従魔っすか、上手く行けば問題ないっすね。」


「そうだニャ…カノちゃんニャらいけそうだニャ。」




一方、村長は花音の家に直接向かわず、先にキルトが放り込まれている簡易牢屋に来ていた。


「キルト…大丈夫かのぅ?」


「面目ありません村長…(´・ω・`)」


「仕方ないが…キルトもカノン殿の異常さはわしより見ておると思っておったんじゃがのぅ(´・ω・`)」


「面目ありません(´・ω・`)」


「シナ婆さんが怒っておったぞ、情けない説教ニャ!とのぅ」


「……面目ありません(´・ω・`)」


「はぁ~仕方ないのぅ。カノン殿に開放をお願いして来るかのぅ。」


「申し訳ありません。」


「ふぁふぁふぁ、キルトにはいい経験になったじゃろ。」


村長は花音の家へと向かう。




「そろそろ奴が来る頃ニャ。」


「え?奴って誰ですか?」


「村長ニャ、どうせキルトの所に寄ってからこちらに来るニャ。」


「そう考えるとそろそろ来る頃っすね。」


「なんか行動が読まれ過ぎてて嫌ですね(´・ω・`)」




「凄いのぅ。昨日まで何もなかったんじゃがのぅ…。これを使って扉を叩くとシナ婆さんが言っておったが。」


村長はドアノッカーを使って扉を叩く。




急ぎ過ぎて魔法詠唱について聞くのを忘れました(´・ω・`)

何処かで入れたいと思いますm(__)m

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