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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第二章
36/183

36、魔王のプレゼン。いや尻尾の、モフモフの為に頑張りますよ!

ごめんなさいm(__)m説明回まで4~5話ほど話が入りそうです。


「それで、嬢ちゃんの方はどうニャのかニャ?」


「私の方は皆さんほどこの村について知りませんから、ただちょっと気になったことがあっただけです。」


「気になったことかニャ?」


「はい、まず忌み子が獣人、他の種族から忌避されるって話ですけど…ガルドラさんは別に忌避してる感じはしませんでした。

次にギルルドさんから聞いた島国でも忌避された感じは受けませんでした。

…だから尻尾付が忌避されるっていう話が腑に落ちなかったんです。」


「ふむ…で?何か思い付いたのかのぅ?」



ごめんねナビちゃん。


(なんですか行き成り?)


ナビちゃんに教えてもらったことを自分が考えたみたいにこれから話すから、先に謝っとこうと思ってね。


(問題ありません、花音様にお伝えした内容は花音様のものです。)


それでもね、私が気になるから…ありがとうナビちゃん。



「私の考えは尻尾付…みなさんは隔世遺伝じゃないかな?と思ったんです。」


「隔世遺伝とはなにかのぅ?」


「隔世遺伝は先祖返りとも云われます。」


「先祖返りちゅうことは、元々は尻尾があるんが普通ちゅう事どすか?おもろい考えをしはる子やね。」


「尻尾があるのが普通ということかニャ?」

「そんな考えは初めてじゃのぅ。」

「娘っ子は変な考えをするなぁ。」


「某もギルルドの話を聞いて不思議に思ったが…先祖返り…か。」



「そうですね、獣人に関しては…分かりませんが、他の種族に関しては忌避される方が不思議だと思ったんですよね。」


「シナロナとゴルクはギルルドと同じく旅をしておったじゃろ、どうなんじゃ?」


「あ~俺のは参考になんねぇ、他の村や街には寄らねぇで1人旅で絡んで来た奴は片っ端からぶっ飛ばしてたからなぁ。」


「わーは力で認めさせてたからニャ、忌避感の有無までは分からんニャ。」


「……ギルルドさんも力を求めてたって話してましたね。」


「ああ、忌避されるのが気に入らねぇから旅に出たが、何処も似た感じだったからなぁ。片っ端からぶっ飛ばして、去らばって感じだなぁ。」



「し、シナ婆さんも同じですか?」


「わーも似たようニャもんニャ、何か言ってきた奴らを片っ端から魔法でドーンニャ。」



ドーンですか…なに?旅に出た人は脳筋さんばかりなの?



「カノンちゃんダメだよ、旅に出る人たちは強くないと外に出ないから…参考にならないよ。」


「ナンさん…そうみたいですね。」


「ナンの言う通りっすよ、師匠もそうっすけど話す前に手が出る人たちっすから。」



シナ婆さんとゴルクに睨まれる。



「ナンの言う通りなのじゃ、で?カノンは何か考えついたのか?」

「考えついたってほどではないんですけど…。」



「これからお話することは空想、妄想の類です。

出来る可能性も出来ない可能性もありますから、ここだけの話でお願いします。」



花音は全員が頷くのを確認してから、



「私の能力で忌避感を抑えることが出来ないか試してみたいと思ってます。

正直何処まで抑えられるのかやってみないと分かりませんけど…。」


「やってみないと分からんということは、誰かが試さんといかんと言うことじゃな…。」


「そうなりますね、こればかりは私では試せませんから…。」


「そうじゃのぅ…。」


「それなら自分がやるっすよ。」


「「「ダメだ(ニャ)!」」」


「こればかりは何が起こるか分からん…年寄りの仕事じゃ、若いもんには任せられん。」


「いつ頃から取り掛かるつもりどすか?」


「そうですね~、早い方が良いんでしょうけど…。」



花音は指を折りながらない予定を考える…。



「家を建てたりを考えると…4・5日後ぐらいからですね。」


「そうどすか…。」


「なに、失敗しても今までと変わんねぇだけだ、それに何千年ってなげぇことこの状態だったんだ、今更4・5日なんて問題じゃねぇよ。な?」


「そうじゃのぅ、今更じゃな。」


「すんまへん、目ん前に光明があるかもと思ったら気がはやってしもて…。」


「その気持ちは分かるニャ。でも、嬢ちゃんの善意ニャ、押し付けはダメニャよ。」



シナ婆さん…これで脳筋だったんだ…。



「なんニャ?」


「ナンデモナイデス。」


「ここいら辺りで会議を終了するかのぅ。」


「そうだな、これ以上は無意味に時間を消費するだけだな。」


「そうやね。」



「明日はいつ頃手合わせするんだ?」


「忘れてなかったんですね。」


「俺がこんな面白そうなこと忘れるわきゃねえだろ。」


「そ、そうなんですね。」


「そうじゃのぅ…昼前ぐらいでどうじゃ?手合わせが終わったら皆で昼飯でも食べるかのぅ。」


「娘っ子はどうだ?その時間でいいか?」


「私は構いませんけど…お昼って何するんですか?ギルさんの所で食べるんですか?」


「ギルの所に行ったのか?」


「はい、キンさんに連れられて。」


「そうか…なら見物料として某が料理を作ろう。」


「見物料どすか…ならうちも作りまひょ。」


「それで決まりじゃの、それでは代表会議は終了じゃ。」




一応会議終了となったが…村長がキンたち3人に話しかけたので花音はそのまま入り口付近で待つことになった。



「3人にはすまんかったのぅ、状況次第ではダークネスウルフの件で話を聞くことになるかと思っておったんじゃが…。」


「自分は問題ないっすよ。」


「キンに同意。」

「キンに同意なのじゃ。」


「で…キンのビックスパァロウは食料かの?」


「スズちゃんはカノンちゃんのっす。」


「スズちゃんとはこのビックスパァロウの名前かのぅ?」


「そうっすよ、カノンちゃんはダークネスウルフだけじゃなくスズちゃんともお話できるっすよ。」



「「「「・・・・・・」」」」



「そ、それは凄いの…。」

「そうっす、カノンちゃんは凄いっす。ただ…ビックスパァロウを食べ難くなったっすよ…。」



「「「「・・・・・・」」」」



「「師匠」」



スダレとナンが同時にシグレとギランに声をかける。



「師匠、カノンちゃんを紹介します。」

「師匠、カノンを紹介するのじゃ。」



「確かに変わった考えする子やけど、スダレがわざわざ紹介したいんゆーなんてなぁ…。」


「…大勢で伺ってもカノンさんが困るだろ、某は後でもいい。」


「そんなら、お言葉に甘えておさきに、はよう帰って、魔道具の研究の続きをしたいどすしなぁ。」


「それでは師匠、こちらへ。」



スダレはシグレを花音の所へと案内する。



「ナンすまんな、無駄な時間を使わせる。」


「ん?別にいいですよ。」


「時間を無駄にするのは好まん、カノンさんについてナンが知っている範囲でもう少し詳しく教えてくれ。」


「あい、あい、了解。」





「カノン、話した通り師匠を紹介するのじゃ。」


「あ、シグレさん、魔道具についてお話したかったんですよ。」


「そやの?魔道具に興味があるん?いい子やね♪ほしてなんにが聞きたいん?」


「魔道具には魔石が必要なんですよね?」


「そやね。」


「ニグルさんの所にあったのは属性が低いのしかなかったんですけど、属性が高いのは何処で手に入りますか?」


「魔石の入手方法か…正直ええ魔石は滅多に手に入れらへんよ、今回のダークネスウルフはええ魔石を持ってはった可能性はありますなぁ、せやかて…。」


「ガルドラさんはダメですよ。」


「そないでっしゃろね、あとは気長にええ魔石が見つかるんを待つか、ダンジョンん奥に行くしかあらへんかな?8階層より深く潜るしかあらへんね。」


「そうなんですね、簡単には手に入らないですか…。」


「簡単に手に入るんなら、うちん研究はもっと進んではるよ。」


「そうですか…それとニグルさんの所には土属性しかなかったですけど、他の属性は何処で手に入れればいいですか?」


「ダンジョンやね、ダンジョンには土属性以外かて魔物はいてるから。

ニグルんとこに魔石が行く前にうちが買い占めてるから、他ん属性はニグルんとこでは滅多に手に入らへんよ。」


「……買占めですか。」



「カノン、取引の内容はカノンの知識を師匠に話してもらうことなのじゃ、カノンの質問の為に師匠を紹介した訳ではないのじゃぞ。」


「そうでした…。」


「知識…知識ってなんの話を聞かせてくれるん?」


「そうですね…。」



花音はクッキングヒーター 、コンロ、シャワーのノズル、携帯電話の話をシグレにする。



「くっきんぐ…ひーたーと、こんろは火属性ん魔石があれば出来そやし、しゃわーってのも水属性でいけそやな、せやかて…けいたいでんわ?こらややこしいね…。

魔術で念話ってんがあるんやけど、あら空間魔術に精神感応ん能力があらへんとでけへんし…。」


「それは違う魔石が2つ必要ってことですか?」


「そやね、ただ…精神感応は魔石やのうて宝珠になるやけど、ちゃうモンを2つ組み込むんはややこしいんよ。」


「そうなんですね、違う物同士が合成出来たら1つで済んだりするんですかね?」


「お嬢ちゃん……。

それや!そないなことも思いつかへんかった…せやかて、どないやってちゃう2つん魔石をくっつける…ぶつぶつぶつ…。」



「すまんカノン、今日はここまででお願いするのじゃ。今日は師匠を連れて帰るのじゃ報酬の件はカノンの都合がいいときに声をかけてくれれば教えるのじゃ。」


「その時はお願いしますね。」


「ああ、今日は感謝するのじゃ…ナンも師匠を紹介するみたいじゃから、待ててやって欲しいのじゃ。」


「分かりました。」



まだ帰れないの…。



「師匠帰るのじゃ。」



スダレはシグレの背中を押して入口へ向かう。



「ぶつぶつ……あっ!カノンのお嬢ちゃん!時間があるときはうちん家にいつでもおこしやす!お話聞かせてね!」


「はーい、そのうちお邪魔します。」



去っていくシグレの背に手を振ってると、ナンがギランを連れてやった来る…。





会議は終了、されど話は進まず(´・ω・`)

シグレさん退場です、少しは楽になるのかな?

京都風の喋りは色々と調べて書いてますが、ここの表現がおかしいと思われた方は教えてくださいm(__)m

書いててこれでいいのかな?と思うことが多々ありますので…(´・ω・`)

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