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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第二章
34/183

34、代表会議。いや、まだ会議になってないですよ。雑談?



「ここが会議をする建物っすよ。」



キンが会議をする建物と言ったのは石で作られた家でニグルの家より小さかった。

キンを先頭に花音、スダレの順で建物へと入って行く。


中に入ると狐人の老人が上座に座り、ハの字にその左側に狐人の女性、猿人の老人、右側に犬人の老人、猫人のシナ婆さんが座っていた。



「遅れったっすか?」


「いや、大丈夫じゃ、キルトから遅れるとの連絡も来ておったしの。」


「カノンちゃ…カノン殿は中央にお主らはナンの横に座ってくれ。」



あのおじいちゃん見たことがあるような…あっ、この村に来た時に入り口に居たおじいちゃんだ。

このおじいちゃんが長老さんなのかな?


言われた通りに花音は中央に座る。



「先ずは、ようこそプリズモスへ、そして感謝を。そこの3人だけでなくこの村の窮地を救ってくれたことに…助けて頂き感謝する。」



長老は花音に頭を下げて感謝の意を表す。



「お礼は…有り難く頂戴します。それにプ、プリズモフ?プーリズモフ?ってなんですか?」


「「「「・・・・・・」」」」


「お主ら、村の名前も教えておらんかったのか?」


「ごめんっす、村の名前なんて憶えてなかったっす。」

「すまぬのじゃ…村の名前なんて教えることがあるとは思いもしなかったのじゃ。」


「そうだよね、私たちの村としか言ってないや、ごめん。」


「…そうじゃな、わしも村の名前を口にする日が来るとは思うておらんかったのぅ。」



村長の言葉に代表4人が頷く。



そんなにですか…プリーズモフ?モフモフは喜びである♪かな?




「ゴホン…まあ、村の名前がプリズモスなのじゃが…まぁよい、今回のお礼がしたいのじゃが…何か望みはあるかの?」


「望み…ですか?出来るならこの村にしばらく滞在させて欲しいのと、シナ婆さんの家にいつまでもご厄介になるのは悪いので家を建てられる場所が欲しいです。」


「ふむ…、という希望だが皆はどうじゃの?」


「わーは問題ニャいニャ。」

「うちも問題あらしません、、弟子の恩人どすし。」

「某もシグレと同じだ、問題ない。」


「3人が問題ねぇって言うなら俺が反対しても意味がねぇな、問題なしてぇやつだ。」


「ふむふむ、問題なしじゃの。次は場所かの?」


「ハイ!っす。」


「なんじゃ?キン。」


「場所は自分の家の近くの林にするっす。」


「理由はなんじゃの?」


「カノンちゃんは師匠に弟子入りしたっす、なら師匠の家に近い方が良いっす。」


「ギルルドがおめぇ以外に弟子を?この娘っ子を弟子にしたてぇのか?」


「そうっすよ。」


「ガハハハッ、ギルルドの奴が弟子を…そいつは笑えない冗談だなぁ。」



ゴルクから殺気に近い気配がした瞬間、

長老とシナ婆さん以外の代表とキンたちは身構える。



「あの~何か問題がありましたか?」



殺気を受けても平然と花音は言葉を発する。



「娘っ子…おめぇナニモンだ?」


「え?なにもんと言われても…。」


これは…ポ〇モンって返すとこなの?ポ〇モンならピッピかプリンかな?…プリンが食べたくなちゃった…

牛乳に卵黄に砂糖はあるのかな?ゼラチンは?…探そう、うん。



「何処にでもいる…のかな?まぁ人族ですよ?どんなお答えがご希望ですか?」


「ん?…ガハハハ、面白い娘っ子だ。俺の殺気になんの反応もしねぇとはな。」


「反応って言われても、私は戦闘の素人ですよ?」


「素人がダークネスウルフを倒したてぇのか?ガハハハ。

村長に他のモンも悪かったな、ギルルド奴が弟子にしたてぇ聞いてつい…な。」



ゴルクは頭を下げる。



「ゴルクも試すのは止めるニャ!わー以外臨戦態勢だったニャ、こんな狭い場所でやられたら迷惑ニャ。」


「悪かったって、シナロナはこの娘っ子が本当にダークネスウルフを倒したと思うのか?」


「思わないニャ、普通の…大泣きの嬢ちゃんニャ。」


「ちょ、ちょっとシナ婆さん、大泣きは勘弁してくださいよ~。」



一触即発の雰囲気がここで霧散する。



「して…カノン殿の家の建設場所はキンの言った場所で問題ないかのぅ?」


「「「「問題なし(ニャ)」」」」


「それでは、明日にでも建設をするということで…」


「あの…家は自分で建てます。ただ結構広くなると思うんですけど許可もらえますか?」


「ふむ…あの近くはキンとギルルドぐらいかの…キンとギルルドが許可すればこちらからは特に問題ない。」


「それなら師匠から許可貰って来るっす。」


「ダメなのじゃ。」

「ダメだよキン。」

「ダメじゃキン、まだ会議の途中じゃからのぅ。」



みんな慣れた感じでキンの言葉の後にすぐ静止の言葉をかける。



「ダメっすか…。」


「娘っ子、明日にでも俺と手合わせしようや。」


「え~っと、こる…ゴルクさんでしたっけ?私さっきも言いましたけど素人ですよ?」


「ん?」

「「「・・・・・・」」」

「あっ…。」


「すまん、すまんのぅ。この村に他の者が来ることがないから忘れておったわい、自己紹介なんてわし初めてじゃのぅ。」


「そうどすなぁ。」

「そうだな。」


「では、わしからかの、わしはこの村の村長でカンダチという。」


「某は犬人の代表をしておるギランと申す。」


「わーは…必要かニャ?」



全員が頷いたのでシナ婆さんは仕方なく、



「わーは猫人の代表のシナロナニャ。」


「うちは狐人の代表でシグレどす。」


「俺がゴルクだ。猿人の代表てぇことになってる。」


「花音です、よろしくお願いします。」




「自己紹介も終わったし…なんじゃったかの?」


「俺と手合わせしようやって話だな。」


「ということじゃが、カノン殿はどうかの?」


「断りたいんですけど、断れるんですか?これ…。」


「難しいのぅ。」

「無理やね。」

「無理ニャ。」

「無理だろうな…。」



「はぁ~、分かりました、分かりましたけど条件があります。」


「条件かの?」


「はい、人目に付かない場所で、観戦する人はなしでお願いします。」


「ここに居る者たちだけでもダメかのぅ?」


「そうどすなぁ、うちも気になります。」

「某もナンから聞いただけではな、実際に見てみたい。」



「ガハハハ。人気だな娘っ子。」



「自分もカノンちゃんの戦うところ見たいっすよ。」

「私も見たいのじゃ、ダークネスウルフのときは一瞬だったのじゃ。」

「あっ、私も気を失ってたから、見たい。」



「あーーっもう!分かりました、分かりましたよ。ここに居る人たちだけですからね!」



「カノン殿の許可もでたし、場所は何処にするかのぅ?」


「それなら娘っ子が家を建てる場所でいいじゃねぇか?」


「そうじゃな、建てる前なら多少荒れてもどうにかなるかの。」


「おう、それで決定だな。」


「話は終わったっすね、解散するっす。」


あれ?これで会議は終了ですか?他になにかあった気がするんだけど…。




ちょっと短いです、350文字ほど…。

シグレさんの言葉を京都風にしました…しちゃいました。

今後が大変になりそうな感じのキャラになってしまいました。私が(´・ω・`)


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