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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第二章
22/183

22、戦隊現れる。いや、小隊です、かわいかったですよ(n*´ω`*n)

21話が無事投稿出来たようです。


今回の話は卵と雛の話があります、私は実際に経験したことがありますので苦手な方は読み飛ばしてください。私はうずらの卵でしたけど….



花音はビックスパァロウを両手で抱えて歩いている。


「卵はどうしましょうか?」


「卵っすか?食べるっすか?」


「そんなことしませんよ!」


「空間収納に収納したらどうっすか?」


「空間収納ですか?でも生きてる生物は収納できないんじゃないですか?」


「卵って生物っすか?収納袋に収納できたっすから、大丈夫と思うっすけど…。」



花音はなんとなくそう思ってただけで、空間収納に生きた生物を収納できるか確認も検討もしていない。




ナビちゃん、空間収納に卵って収納できるの?


(分かりません。)


あれ?分からないの?


(はい、空間収納は花音様が言われた通り、生きた生物は収納できません。

ですが、卵はよく分かりません。

卵を100個収納しようとして、その内70個が収納出来、30が収納出来ない。

または、1個収納出来、99個収納出来ない。

逆に99個収納出来、1個収納出来ないなど同じ卵なのに出来る物と出来ない物があります。)


有精卵か無精卵の違いかな?


(有精卵か無精卵ですか?)


うん。、有精卵からは雛が産まれるんだよピヨピヨって可愛いの♡無精卵は食用ね。


(有精卵か無精卵ですか…知りませんでした、ありがとうございます。)


あれ?ナビちゃんが知らないってことは…この世界では知られていない?…か有精卵と無精卵が存在しない…のかな?




「キンさん、卵ってどうやって収穫するんですか?」


「卵っすか…卵から産まれる魔物や動物がいるっす、それを狩るっす、近くに卵があるっす、持って帰るっす、って感じっすね。」


「ニャーさんの所も似たような感じですか?小屋がありましたけど。」


「ニャーさんっすか?…似たようなもんっすね。

ビックスパァロウを捕獲するっす、小屋で育てるっす、そしたら小屋に卵があるっす、それが欲しい人と交換するっす、逆にニャーさんが欲しい物があればそれで交換するっす。」


「あの…雛が産まれる卵と食用の卵はどう判別してるんですか?」


「判別できるんっすか⁉卵から雛が出てきたら当たりだと思ってたっす。」


「なるほど……分かりました、ありがとうございます。」



有精卵と無精卵があるのか不明、この卵が有精卵なのか無精卵なのか不明っと、

あ、でも空間収納を使ったら判別できるかも…あ~でもそれも確実かどうかまだ分かんないか…うん、卵は食べないようにしよう、決めた。




「この卵は鳥さんが持ってる?」


「はい、カノン様。」



ビックスパァロウは器用に両手?の羽で卵を2つ抱える。

卵を抱えたビックスパァロウを抱えた花音という傍から見たら不思議な光景になった。





「あそこが師匠の家っす、師匠が居るか確認して来るっす、悪いっすけど家の前でちょっと待ってて欲しいっす。」

と言ってキンは先に師匠の家へ向かう。



花音はキンの師匠の家の前で待っていると、5・6歳ぐらいの子供の猫人が5人、花音のそばに寄ってくる。



「見かけない顔ニャ。」

と5人の内で唯一の男の子が言う。


「新入りですかにゃ?」

と青色の服を着た女の子が尋ねる。


「シナ婆ちゃんの家で見たようにゃ?ないようにゃ?」

と黄色のリボンを着た女の子が言う。


「美味しそうですにゃ。」

と桃色の服を着た女の子がビックスパァロウを見ながら言う。


「Zzzz…早くお昼寝にいくにゃ、Zzzz…」

と緑のリボンを付けている女の子が立ったまま寝ている?



花音は背を屈め、最初に話しかけてきた男の子に目線を合わせて



「私は花音って言うのよろしくね♪君たちは?」


「俺はソーニャ。」

と男の子は言う。


「わたしはサーにゃ。」

青色の服を着た女の子が言う。


「シーですにゃ。」

黄色のリボンを着た女の子が言う。


「スーにゃ、お姉さんそれ食べるですかにゃ?」

と桃色の服を着た女の子が言う。


「いや、食べないよ。」


「Zzzz…セーにゃ~Zzzz」

緑のリボンを付けている女の子が言う。




「ソーニャくんにサーニャちゃんにシーちゃんに」


「違うニャ、ソーニャ。」


「え?だからソーニャ…くんなんだよね?もしかして女の子だったの⁉」


「違うニャ!ソーニャ!」


「だから…。」




「どうしたっすか?」


「この子たちが名前を教えてくれたんですけど、ソーニャくんって言ったら違うって…。」


「あぁ~違うっすよ、この子の名前はソーっす。」


「ソース?」


「ん?なんか違うっすね、ソー、君っす、ソーニャからニャを取ったらいいっす、この年の猫人はシナ婆さんみたいにニャを付けてしまうっすから。」


「あっ、ごめんね、ソーくんにサーちゃん、シーちゃんにスーちゃん、セーちゃんだね。」


「そうニャ。」


何故また自分の名前を?



「で、どうしったすか?みんなそろって。」


「よくぞ聞いてくれたニャ、陽当たりの良い場所を探してたニャ。」


「「お昼寝する場所を探してたにゃ。」」


「あっ、あれをやるニャ!」

「あれをやるにゃ?」

「恥ずかしいにゃ。」

「お腹空いたにゃ。」

「Zzzz」



「ソーニャ。」

「サーにゃ。」

「シーにゃ。」

「スーにゃ。」

「Zzzzz」



「みんなそろって。」

「「「「お昼寝小隊寝るんニャ(にゃ)」」」」

「Zzzzz」


と子供たちがポーズを決める。




「おぉぉ~かわいい~♪パチパチパチ。」

「カコイイっすね。」


パチパチパチ。今日も…今日は平和だ…。




猫人の子供たちがポーズを決めているとき家から犬人の老人が出て来た。



「このバカ弟子!いつまで儂を待たせるんじゃ!」


「鬼ジジニャ、逃げるニャ!」



という言葉と共に子供たちは「わーー。」といいながら散って行った…。



「誰が鬼ジジだ!」


「師匠のことっすよ。」


「バカ弟子が、カノンちゃんと一緒に修行するっす、師匠に合わせるっす、家の前で待ってるっすからすぐに連れて来るっす、とか言って外に出てなかなか戻ってこん。」



そう犬人の老人はキンに怒鳴りながら、視線を花音の方へ向ける。



「で?どっちがカノンちゃんなのじゃ?」


「何言ってるっすか師匠、遂にボケたっすか?カノンちゃんは…あれ?セーは逃げなかったっすか?」


「キンさん、セーちゃん立ったまま寝てるみたい。」


「Zzzz…」


「器用っすね。」

「器用じゃな。」


「セーちゃんどうしましょうか?」


「このまま…という訳にもいかないっすね、師匠の家の縁側にでも寝かせるっす。」


といってキンはセーを抱えて家の方へ。




師匠とキンが呼んでいる犬人の老人の家はこの村では見ない、

時代劇などで見るようなボロ道場といった感じの木造の家だった。


え?村で見ないって言われても村の家についての説明なんて見てないですか?

では簡単に説明を、この村での家は外見が土でできいるかまくらを想像してください、大きさは人が2・3人寝れるぐらいの大きさが基本です。




「師匠さんの家はこの村では見ませんが、珍しいんですか?」


「儂はお前さんの師匠になった覚えはない!」


「え?あ、すいません、私は花音です、名前を伺っても?」


「ふん!お前さんがカノンちゃん…カノンか。キンがえらく気に入っておるようじゃな、儂はギルルドじゃ。」


「ギルルドさんの家は珍しいんですか?」


「む…珍しいな、儂が若い頃旅をしていて偶々、偶然立ち寄った島の建物を真似て建てたものじゃ。」


「その島は何処にあるんですか!」


「なんじゃ⁈…いきなり大声で。」



「セー寝かせてきたっす、それよりも師匠!カノンちゃんっす、弟子にするっすよ!自分と一緒に修行するっす。」


「このバカ弟子が!少し落ち着け!儂はどこぞのバカ弟子で手一杯で他に弟子を取るつもりはない!」


「いいんっすか?」

キンはニヤニヤしている。



「なんじゃその顔は?…な、何かあるのか?」


「フッ…師匠、カノンちゃんはっすね…なんと!お箸が使えるっす!」


「え?なんですか、そのドヤ顔は…。」


いきなり箸が使えると宣言したキンの言葉に困惑する花音であった。





ソーくんと花音ちゃんの意味のないやり取りは私の中で1話分ぐらい書けそうだったのでキンと鬼ジジ登場で強制終了しました。

昔々、爆睡戦隊寝るんジャーというバカバカしいことを考えたので今回使ってみました。黒歴史じゃない灰歴史ぐらいですね。(´・ω・`)

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