表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
112/183

閑話、夏休みの思い出。高梨 博人。

夏休み終了ー!

ということで再び閑話を1話書いてみました。

いつもの話より短いですm(__)m

夏休みが終わり、夏休みの宿題という恐ろしいものが残る…。

夏休みの宿題には作文があり、夏休み中の思い出を作文にして提出させられる。

今回のお話は、花音が小5の時のとある小学校の先生の一幕…。




夏休みの宿題も残すところは作文だけ…これが一番大変なのよ.

あの人数の作文を読むって拷問よ?

下手な小説より長いし、まだ読み易いなら楽なんだけど…読み難い!


現在小学3年生の担任である先生は心の中で愚痴を零す。


「次は…博人ひろと君の作文ね。」


そう呟き、先生は博人の作文に目を通す。




夏休みの思い出 3年1組 高梨 博人

今日は家族で海に行きました。

僕は楽しみで、前の日からそわそわしてました。


出だしは普通の作文だった…。


楽しみにしていた海であんなことがおこるとは思ってもいませんでした。


「え!?」


先生はその一文を読んで、つい言葉が漏れます。

先生は疑問を持ちつつも作文を読み進めます。


お父さんとお母さんとお姉ちゃんと僕の4人で海に行きました。


海に着いて水着にきがえて外に出ても、お母さんとお姉ちゃんはまだ来ません。

お父さんは女の人はじゅんびに時間がかかるからと言います。

少し待つとお母さんとお姉ちゃんが来ました。

お母さんはパラソルでのんびりすると言って荷物のみはりをするそうです。


僕はお父さんに泳ぎを教えてもらいます。

お姉ちゃんは知らないむねの大きなお姉さんのむねをつかんでいます。


「はぁ!?」


お母さんがあわててお姉ちゃんの方へ走って行きます。

なぜかお母さんは頭を下げてあやまっているみたいです。

そのあと、お姉ちゃんはお母さんにかかえられもどって来ました。


そして、お母さんは僕に言いました。

「ヒロ、お姉ちゃんを見てて。」

お母さんの顔が引きつってるように見えます。

「お母さんとお父さんはちょっと用が出来たから、すぐにもどって来れると思うけど、お姉ちゃんのめんどうを見ててね。」

と言われました、僕はお父さんに泳ぎの練習をしてもらうやくそくをしてたから不満でした。

けど、いつもお姉ちゃんにはめんどうをみてもらってるから僕はなんだか大人になったような気がして、お姉ちゃんのめんどうをみることがなんだかうれしく引き受けました。


お姉ちゃんはなぜかむねの大きな人の所へ行きます。

そのあとなぜかお姉ちゃんの近くの人が転んで、お姉ちゃんがそのむねをつかみます。

僕はあわてて、お姉ちゃんをはなそうとがんばるけど、むずかしかったです。

お姉ちゃんをお姉さんからはなす時、水着が取れた時は周囲からかんせいが起きました。

何でかんせいが起こるのかふしぎです。


そのあとも何人かの人が転びます、お姉ちゃんの近くの人はよく転びます。


ふしぎでした。


僕が一番びっくりしたのは、むねの大きな太った男の人でした。

この男の人も転びました、砂浜なのにどすんと大きな音がしました。

男の人、女の人関係なくよく転びます、去年はこんなことなかったと思います。


今年は転ぶ人が多い年だったんでしょうか?

お姉ちゃんのめんどうを見るのは大変なことだと思いました。

僕は疲れて帰りにはぐったりです。

お姉ちゃんのめんどうを見てるお母さんはすごいと思いました。


と子供らしい感想と共に締めくくられている。


「………。」


み、見なかったことに…無理ね。

再提出で…もっと詳しく書かれたら困るわね。


そして先生は、大変そうでしたが、楽しそうな夏休みの思い出ですね。と記入して、そっと博人の作文を読み終わった作文に加える…。




先生は作文を読み終わった数日後、博人に尋ねてみます。


「博人君ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」


「なんですか?」


「お姉さんって…博人君から見たらどんなお姉さんなのかしら?」


「ねぇちゃんですか?…優しいですよ。」


「優しい?」


「はい、滅多に怒ったりしないですし、僕が悪いことしたら何処が、何が悪かったのか僕が理解できるように教えてくれます、勉強も同じで理解し易く教えてくれます。」


「そ、そうなんだ…夏休みの宿題の作文はお姉さんに見せたの?」


「見せてません、お母さんに止められました。」


「お母さんに?お母さんには見せたの?」


「はい。」


「お母さんは何も言わなかったの?」


「お母さんは、あの時は大変だったわ~って、僕の後ろの方を見てました。」


「…そう。」


「どうかしましたか先生?」


「え?いえ、何でもないの、ありがとう。」




「鈴木先生少しよろしいですか?」


美人で胸も大きく男性陣に人気があり、それを鼻にかける苦手な先生だが好奇心には勝てずに花音の担任の鈴木に聞いてみようと話かけます。


「何ですか?」


「私のクラスの高梨 博人君のお姉さんの高梨 花音さんのことをお伺いしたいのですが。」


「か、花音さんのことですか?」


「ええ、博人君の作文を読んで、ちょっとどんな子なのか興味というか気になりまして…。」


「そうですか…何も聞かないでください!興味も持たないでください!」


「へ?」


「あの子のあの時の目を思い出すだけで…ガクガクブルブル」


「ちょ、ちょっと鈴木先生!」


「ハッ!すいません、お恥ずかしいところをお見せしました。」


「い、いえ、私の方こそすいませんでした。」


先生はまだ落ち着かない鈴木先生を残しその場を足早に離れます。


確か…運動会頃からちょっと変わったけど、博人君のお姉さんと何かあったのかしら?


結局、博人の担任の先生は花音のことを聞けずに終わります。


鈴木先生…最初は年配の女性でしたが、虐めの話になり長くなり過ぎたので、

次は男性に変更…口説き出したので更に変更

ということで、最終的に現在の鈴木先生になり、文が短くなりました(´・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ