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私、魔王になりました(;´・ω・)  作者: 華丸chan
第三章
103/183

102、会議終了。え⁉終わったんじゃなかったの?

投稿してなかったらからペースが狂ってます、すいませんm(__)m

「最後に?他に何かあったかのぅ?」


「議題じゃないですけど、会議終了まで見つかってないじゃないですか最後の方はここに居ましたけど…。」


「キルトたちのことかニャ。」


「はい、最後まで見つからなかったら褒美に装備品をって言ちゃいましたから、何が良いですか?」


「何が良いかと言われましても…。」


「わ、私もよろしいのですか?」


「勿論ですよ。」


「それなら…何が良いんでしょうか…あれもこれも良いですし…。」


「しかし、最後はこの場に隠れもせずに会議が終了してしまいましたが、本当に良いのでしょうか?」


「良いですよ、終わりがどうあれ回数は残ってますからね。」


「キルトは真面目過ぎだ、カノンさんが良いと言ってるんだから作ってもらった方が安全も増すってことだろ?」


「それは…そうなんだが…。」


「キルトさん、ヨギリんにも言いましたけど、納得できないならこれから上達していけば良いだけのことですよ。」


「そうですね…お言葉に甘えさせて頂きます。」


「それでカノンさんはどのような物が作れるんですか?」


「改めて聞かれると、回答に困りますね…おそらくある程度のものは作れると思いますよ、素材と見本さえあれば。」


「素材と見本ですか?」


「はい、例えばこの小太刀ですけど…。」


花音は収納から秋桜を取り出しクルトに見せる。


「それが例の小太刀ですか?」


「はい、タマにゃんにあげたのと同じ物です、これは鉄鉱石から作ってます、でもミスリルがあればミスリルでも同じ物が作れます。

次に、こんな形が欲しいと思う物があれば、見本があれば似た形状には出来ると思います。」


「それなら私は武器をお願いします、出来ればその小太刀と同じ能力でこの剣と同じ長さの物を。」


「小太刀より少し長いですね、それでギルルドさんの刀よりも短い感じですね…。」


「はい、タマよりは背はありますが、犬人族と比べれば低いですからね。」


「素材はどうしますか?」


「それは鉄鉱石で良いです。」


「分かりました、ただ明日ダンジョンに行ったときに鉄鉱石を確保した後に作ります。」


「お願いします。」


「私はカノンさま…ん…カノンさんが指に着けてるのと同じ物をお願いしますわ♪」


「指輪ですか?別に良いですけど、能力はどうしますか?」


「それはカノンさ…んに任せますわ♪」


「それなら、明日ダンジョンで戦い方とかを見てから決めましょうか…。」


「はい♪私だけを見ててください♡」


「いやそれは…まぁ良いです、明日はヨギリんとタマにゃんのことお願いします。」


「はい、全力で!」


「空回りだけはしないでくださいね。」


「俺は…ごめんなさい。」

クルトが割って入って来た為に花音との会話が中断されたカルトはクルトを睨む。


「そんなに睨まなくても…。」


「私とカノンさんの甘い一時を邪魔されたんですから、睨まれるぐらいは当然です!」


「いやいや、甘くないですから…それでクルトさんは決まりましたか?」


「あははははぁ~ぁ…カルトがこんなになるなんて予想外ですよ。」


「私も最初に聞いてた感じと違って対処に困ってますよ。」


「ははは…すいません、幼いころから一緒でしたが、分かってたつもりで全然カルトのことを分かってなかったんだなぁと、改めて実感してます。」


「カルトは幼いころからこんな感じだったぞ?」


「え⁉何?俺だけ気付いてなかったってこと⁉」


「そうなんだろうな…。」


「何でしょうね…今まで見ていたものが全部嘘だった気がしてきた…。」


「何でキルトさんは気付いてて、クルトさんは気付かなかったんでしょうね?」


「クルトはカルトのことが好きだったからですかね?客観的に見てなかったのかと…。」


「「それはない!(ですわ。)」」


「そ、そうなのか?」


「それなら…逆ですか?キルトさんがカルトさんのことが好きで良く見ていたって可能性は…。」


「「それはないです!(わ。)」」


「それなら単にクルトさんが見ようとしてなかっただけのような…(三角関係、四角関係が崩壊しちゃったよ。)…。」


「その可能性はありますね。」


「俺はカルトのことが恐かったのかもしれません、それで微妙に視点をずらして今までカルトを見てたのかも知れませんね…。」


「そうですか…恐怖が愛には…。」


「なりません!」


「残念ですにゃ。それで装備品は決まりましたか?」


「そうでした、それでこのレザーアーマー一式とかはダメですか?」


「一式ですか?」


「ええ、そろそろ新調しようかと思ってたので。」


「いいですけど、素材は何にしますか?」


「それは出来れば…ティムバーサーペントの皮で作ってもらえればと…。」


「ティムバーサーペントって言い淀むほどの魔物なんですか?」


「お師さん、ティムバーサーペントは某ぐらいの大きさで皮が硬く動きも速いですから、某たちからすればかなりの強敵です。」


「そうなんですか…ティムバーサーペントを捕まえる所からになりますから少し時間が掛かるかもしれませんけど、いいですか?」


「はい、そりゃぁもうお願いします。」


「分かりました、クルトさんはそれで良いとして…ヨギリんは何にしますか?」


「某はお師さんに武器を頼んでますから、その…いいんですか?」


「いいですよ、武器とは別の褒美ですから。」


「それなら、カルトさんと同じ物でお願いします。」


「能力はどうしますか?」


「それはお師さんの判断でいいです。」


「………ちょっと無理かも?」


「お師さんでも無理なんですか⁉」


「だって、人の好さを修正する能力なんてやって良いものなのかどうか、迷いますよ…。」


「そこを修正しなきゃいけないんですか⁉」


「そこをというか…聞かれたことを素直に話しちゃうところ…ですかね?」


「酷いですお師さん!」


「あははは、冗談です♪ヨギリんの能力もダンジョンで考えるとして…皆さんに1つ伝えておきます。」


「何でしょうか?」


「私の作る装備品はタマにゃんにあげたのも、私からすれば大したことはない物ですけど、他の人からすれば凄い物らしいので専用にしたいと思ってるんですけど、いいですか?」


「それは構いませんが…。」


「俺も構わないですよ?」


「某に否はありません。」


「カノンさんが私専用の…くひ♡…私も構いません、というより是非お願いします!」


「カノンお嬢ちゃん。」


「何ですか?」


「専用にってどないしはるつもりどすか?」


「そこは……私の能力でどうにか?」


「まあいいおす、今はほして納得しときます。」


「でもカノちゃんはニャんで専用にすると言い出したのかニャ?タマのは専用じゃニャいニャよね。」


「脱衣所でタマにゃんにあげた蒲公英の能力にみんな驚いてたじゃないですか。」


「蒲公英?」


「小太刀の名前です。」


「あ~あれ蒲公英って名前なんだ、あれは私も欲しくなちゃったからね。それであの小太刀の能力に驚いたから、専用に…?」


「そうですよ?だってあれ盗まれたり、タマにゃんが戦闘とかで奪われて相手に使われたら脅威になるでしょ?なりませんか?ならないなら専用にする必要はないですけど…。」


「いや、なるニャ。」


「おい、そこまでの武器なのか?」


「そこまでの武器ニャ、ゴルクニャんて真っ二つニャ、真っ二つ。」


「そこまでなら俺も娘っ子に頼むかな。」


「それはニグルさんに頼んでください。」


「ニグルの奴に作れるのか?」


「ニグルさんも作れるようにしたいんです、いや、作れるようにします!」


「それはカノちゃんがお風呂で言ってた、ニグルの仕事を奪うのを気にしてるからかニャ?」


「娘っ子はそこまで考えてくれてんのか……でもそれは考えなくても良いぞ、良い武器は…。」


「はい、それはシナ婆さんとシグレさんからも聞きました、それとは関係なく私のすることが増えるとやりたいことが出来なくなって面倒なだけです!」


「ぉう、それなら仕方ねぇな…。」


「カノちゃんのやりたいこと…あっ!大豆!大豆の量産を提案するニャ!」


「大豆の量産かの?」


「そうニャ、カノちゃんが大豆から新しい調味料が作れるって言ってたからニャ。」


「新しい…調味料…某は賛成です!」


「ギランは賛成してくれると思ってたニャ♪」


「うちも賛成で良いどす。」


「調味料ってこたぁ、飯が美味くなるってぇことだろ、それなら俺も賛成だ。」


「あ~それでは大豆の量産も決定でいいかの?」


「「「「異議なし(ニャ)」」」」


「それでは表で待っておる村人に水路の計画を発表して」


「ちょっと待ってください!」


「何か問題があるかの?」


「まだ水路に関してはヴァフトンスライムのことが残ってるんですから、それがちゃんと用意出来てからの方が良いです。」


「カノン殿が動くんだから出来ると思っておるのだがのぅ…。」


「信用してくれるのはいいですけど、それって出来なかったときは私に全部責任が来るじゃないですか!」


「む、確かに…水路の件はそれとなく報告して、直属の新設を主に発表してから宴にするかのぅ。」


「それでお願いします。」


「うむ、それでは今度こそ今日の会議は終了じゃ。」


「腹減ったから早く行こう。」


「それでは私達は警戒に向かいます。」




ナビちゃん。


(何でしょうか?)


村周辺の警戒ってマップでも出来たりするの?


(可能です。)


それならお願い出来るかな?


(分かりました、この森一帯を警戒範囲にしておきます。)


それ範囲広すぎない?


(そうですか?)


ちょっと待ってて。




「キルトさん達の警戒ってどれぐらいの範囲なんですか?」


「警戒範囲ですか?この地図で言うと…こんな感じです。」


「菱形ですね…。」




ナビちゃんこの範囲で出来るかな?


(出来ますけど、花音様…。)


何か問題があるの?


(範囲はそれでも、目視も入れればもっと広範囲になると思いますよ?)


あ~、それもそっか…それじゃあ、それも含めた範囲でお願いしてもいいかな?


(分かりました、それで対応します。)


うん、お願い♪




「ということで…。」


「「???」」


「宴の間はその範囲の警戒は私がしますから、キルトさん達も宴に参加して良いですよ。」


「しかし…。」


「この宴の主賓がおらんと困ってしまうのじゃが。」


「私も参加しますから、でも主賓って…。」


「………それはカノちゃんの能力かニャ?」


「隠しても不安でしょうから、ハッキリ言うと私の能力です。」


「…カノン殿のお言葉に甘えておこうかの、キルト、クルト、ヨギリも宴に参加して良いぞ。」


「やったー♪久しぶりに美味しい物が食べられる。」


「お師さんありがとうございます。」


「お言葉に甘えさせて頂きます。」





次で1日が終わる…はず…。

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