ステータスとは?
「お、戻ってきたな」
広間に戻ると母様達はのんびりとお茶をしていた。
「では、私は失礼致します」
ここまで一緒に来た神父さんは私を広間に送り届けるとどこかへ行ってしまった。
「ルーク、ステータスを見せてちょうだいな」
「はーい!母様!」
少し疑問に思ったが、呼ばれたので先程の紙を持って母様元へ行く。
「初めてのステータス確認はどうだった?眩しかったか?」
「はい、父様!すごく眩しかったです!」
「ははっ!そりゃあいい!!」
父様に眩しかったか確認されたけど、みんな眩しいわけじゃないんですかね?眩しい方がいいんですか?
「ほら、あなた!まずはステータスについての説明をしないとルークがすごく首を傾げちゃってますよ!」
「あぁ悪いわるい。うっかり……な」
あ、首を傾げてるのは途中から遊んでました。すみません。転生してから何だか幼児退行してるきがします……。
「うーむ、俺の時はどう説明されたかな……」
「あなたに言った私が馬鹿でしたね。私が説明します」
やっぱり母様の方がしっかりしてて領主みたいですね。
「ルーク、ステータスって言うのはね─────」
───母様曰くステータスには次のような事が表記されているらしい。
1.名前・性別・年齢などの個人情報
名前など以外にも職業に就くとそれが表記される。さらに何か犯罪を犯した場合、それも表記される事になるそうだ。
2.能力値
能力値とは魔法を使うために必要なMPの値や、体力などを表す値で、どのように鍛練するかによって変動するらしい。
3.適性
何に適性があるのかが表記される。どういう事かイマイチ分からなかったが、この適性を見てどんな鍛練をするか決めるそうなので、今後の伸び代のようなものだと思う事にした。
そして、ここに魔法のどの属性に適性があるかも表記されるらしい。
4.称号
称号が表記される。称号に関してはどんな物があるかはハッキリ分かっていないそうだが、自らがとってきた行動によって変わるらしい。
また、身分等もここに表記される。
───とまあ、大まかに上の4つだそうで。説明になかったので、レベルやスキルというものは無さそうです。
父様が気にしていた“眩しかったかどうか”は、女神からの祝福が関係するそうです。光が強ければ強いほど祝福されている事になるらしい。
父様のあの反応は、強い祝福は加護になる事があるのでそれが関係していると思われます。
細かいことは実際に見てみれば分かるでしょう。
「さて、じゃあさっそくルークのステータスを見てみましょうか!」
「はーい!」