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掌編小説集3 (101話~150話)

作者: 蹴沢缶九郎

最近ではとんと見かけなくなったお笑い芸人の死亡説が小学生達の間で流れる。その噂は大人達に伝わり、世間にあっという間に広まって、やがて本人の知る所となった。


しばらくテレビに出ていなかっただけで、世の中では自分が勝手に殺されているのだから本人にとってはまったくもって迷惑な話だが、そこは流石はお笑い芸人、ただでは転ばず、「僕は生きてますよ~ん」と死亡説を逆手に取り、ネタにして人々を笑わそうとした。


しかし、そのネタで人々が笑う事がなかったのは、本人が本当に亡くなっていたからである。


今日もどこかの学校では小学生達が、


「そういえば、最近あの芸能人が亡くなったらしいよ。」


と噂をしている。

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