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散歩

作者: 市宵 千春

短く髪を切ってわたしは 底なしの自信を身につけた


そうして何処までも何処までも 果てしない住宅街を歩く


新しい長靴を履いてわたしは 気恥ずかしく晴れがま

しさに笑った


そうして生まれて初めて 久しい厚塗りの青天を憂う


これといって用も得もないけど 急いでばかりのわたしは


こういう時でしか 立ち止まったり、ゆっくり歩いたり出来ないのだ


ああ、苦しまぎれ。足裏が平らになるまで行こうか


(もしかしたら) 透明の駅員さんがわたしを探しているかもしれない

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