神々の光彩
記紀神話の代表的なお話、「天岩戸伝説」を歌に乗せるならというコンセプトで作りました。
天地暗き闇に包まれて
神々嘆きし世の憂ひ
天照の光は消えゆきて
我らの祈りは届かぬまま
巌に籠もりし御霊よ
再びこの地を照らせ給へ
あなうらやし 日の御子の
隠れ給ひし天の巌戸
神楽囃子に願ひ込め
光戻らん 闇晴れん
常世の風は冷やかに吹きて
人々は戸の影に震ふ
神が寄りては歌ひ舞ひ
日の再び昇らんことを祈りぬ
幾重もの声は天に響き
岩戸の彼方に届けと願ふ
あなうらやし 日の御子の
隠れ給ひし天の巌戸
神楽囃子に願ひ込め
光戻らん 闇晴れん
あまのうずめの舞は楽し
鈴の音に笑ひ 声も高らかに
闇に包まれし地に光を
いざ、巌戸を開け給へ
あなうらやし 日の御子の
隠れ給ひし天の巌戸
神楽囃子に願ひ込め
光戻らん 闇晴れん
天地に再び光が降りぬ
神々笑ひ、世は照らさる