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蛇とアリ

 買い物を終え、スーパーを出ると駐車場は一面、蛇で埋め尽くされていた。


「え、なにこれ」


それ以上言葉が出なかった。スーパーに入る時は、普通の変哲も無い駐車場だった。


それがほんの数十分でこんなに光景が変わるとは誰が予想できただろうか。


黒と灰色が混じったような細長い蛇がたくさんいて、蛇を踏みつけないように隙間を見つけて歩くのがとても大変だった。


うねうねと蛇が動いていて、噛みつかれないようにするのが精一杯。


体に冷や汗を感じた。


やっとの思いで、自分が乗ってきた車に到着。


荷物を入れるためにトランクを開ける。


すると……そのトランクには、たくさんのアリがうじゃうじゃいた。


「うわ」


なんなんだよ、今日は。


蛇もいるし、アリもいるし。しかも大量だし。


これは夢なのか!?


いや、しかし現実なのだ。辛すぎる。


とりあえず、家に帰ろう。


うじゃうじゃのアリを外に出して、車に乗り込む。


たぶん、数匹、いや数十匹は車の中にまだいるだろう。


でもそんなのかまっていられない。


この状況から早く抜け出さなきゃ。


駐車場を抜けて、道路に出た。


あれ、駐車場どうやって抜けたっけ?


蛇を踏みつけたっけ?


なぜか思い出せなかった。


しばらく、いつも通りの道路を走り、家に帰った。


家に帰って、スマホをすぐに開き、「〇〇スーパー 蛇」と検索した。


絶対話題になっているはず。


のはずが、なぜかなっていなかった。


噂どころか、何も情報がない。


ネット、Twitter、インスタ見てみたが、それらしき情報は何も載ってなかったのだった。


「何が起こってるんだ!?」


意味不明としか言いようがなかった。


私だけ、異世界に飛ばされた!?


そんな漫画みたいなことあるわけない。


わけわかめ。


スマホで検索しまくりながら、やはり何度言葉を少しずつ変えても情報は何もなかった。


頭が混乱する。











と、思った瞬間













目が覚めた。









夢だった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 幻想的で夢想的な掌編ですね。最後に夢だと明かしていますが、いろいろな感じ方を読者に与えてくれます。 私には、蛇や蟻は現実社会で訪れる突発的な災害が、まず思い浮かびました。人間社会では明日は…
[一言] 奇抜な展開希望!!
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